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昨日、会期2日目の日曜に、母と東京都美術館(上野)へ第89回旺玄展を見に行ってきました。
上野へ行くのも東京都美術館へ行くのも久し振り。日曜とあって、公園口は大混雑。ですが、それも美術館が近づくに従って、人も少なくなってきます。
東京都美術館は企画展として「マティス展」をやってました。そこを通り過ぎて、第89回旺玄展へ。
展示点数が多かったのか、会場はいくつも小部屋に仕切られていました。なかなか見ない光景です。展示の仕方は公正でこれまた珍しい。
展示作品の大きさをできるだけ揃えてあるので、小品もその小ささを感じないように配慮がなされています。へえーっと感心しました。
また一般(入選者)と会員(会友以上の所属作家)を分け隔てないので、一般と会員が同じ部屋に普通に展示されてました。
これだと、気に入らない(会として評価の低い)作品は会場の後ろの方へまとめる、といった公募美術団体展の暗黙の了解みたいな手が利かず(もちろん、これは素晴らしいことなんですが)、自作の評価の裏読みができないという、少々困った事態となりました。
そういうわけで意外や意外、好印象な展示、展覧会です。
さて、自作はどこに展示してあったかというと、第3室の真ん中辺り、会場は第1室から第3室までなので、つまりは後ろの方なんだけど、出口付近ではない、という微妙な場所。
ですが、先ほど書いた通り、評価の低い作品ほど後ろに来るということになってないので、自作を旺玄会としてどう評価しているのかはちょっとわかりませんでした。
しかしながら、評価していれば、第1室に展示されるような気もして(いや、たぶんそうでしょう)、まあこんなもんかなというところで。
もともと私の試みていることは評判悪いんですが、それならそれでいいんです。問題はこういった作風を受け入れてくれるのかどうか、その一点にかかってます。
別にこちらとしては嫌がらせするつもりはないので、嫌だというなら出品しないわけで、その辺がこちらとしては知りたいところでして。
今回、初めて旺玄展を見たわけですが、バリバリの具象画の展覧会という印象です。
抽象画は1点しかなかったような気が(確か何か受賞してました)。また、どぎつい色使いの絵は皆無でした。これでは自作がどぎつい部類に入るくらいです。
個人的に好みだったり、気に入ったり、また1点だけ欲しい作品があったりで、個人的に見ていて楽しめました。
何だかんだいって大作が多かったですかね。それと2点出品者が割と多かった気がします。
今回は入選したのが何より。私としては何も言うことはありません。
技術的には、制作時間不足でやむなく旧来の描き方で仕上げてしまったため、悔いが残ってますが、一つの作品として言いたいことは言えているので、これはこれで良しとしてます。
相変わらず会場で見ると画面がやや暗く見えます。これは東京都美術館の照明のせいかもしれませんが、私としてはもう少し明るく見える画面にしたつもりなので、これは反省点ですね。
どうすればいいのかはわかってますので、来年の出品作へ生かしたいです。
そう、ということは来年も一般公募で応募します。来年こそは、自分で納得のいく、しっかりした作品を用意します。
注)さあ、これで今年の自分の作品の発表ができました。それでも秋の公募展に出すのかどうか、それについては今のところ、その可能性は低いですが、ゼロではありませんので、一応、頭の隅の検討課題にしておきたいと思っています。
付)前回の記事で、水彩画のみの公募展に出品してみたいと書きましたが、それは水彩連盟展か日本水彩展なんですが、前者はすでに今年は開催済み、後者は搬入日が6月上旬ということで、ちょっと日がないので見送ります。
何で水彩画のみの公募展に出したいのかというと、私は透明水彩画が好きで、そっちの方が油絵よりも得意に思っているのですが、なかなか発表する機会がなくて。
じゃあ何で油絵をやっているのかというと、思うように油絵がうまく行かないので、腹立ってやっているわけなんです。
だからつい公募展には油絵を出品してしまい、いつまで経っても透明水彩画を発表できずじまい。
だったら、水彩画専門の公募展へ出してしまえば、当然水彩画しか受けつけませんので、入選すれば水彩画を発表できるという、自分勝手な都合によるものなのです。
別に今回の旺玄展にだって透明水彩画を出せばいいんですが、まだ油絵の腕前が水彩の腕前に追いついていないので、つい油絵で臨んでしまいます。
ただそれも考えてみれば、今やっている「油絵補完テスト」(絵画制作記参照)で結果が出れば、自然と自分の心の中での比重が油絵から水彩へ移っていくでしょうから、急く必要もないのかもしれません。
蛇足)今回、入選し自作が掲載されているので、図録を買ったんですが、これを見て思うところがあるので、もう一回、第89回旺玄展の記事を近いうちに書きたいと思っています。
上野へ行くのも東京都美術館へ行くのも久し振り。日曜とあって、公園口は大混雑。ですが、それも美術館が近づくに従って、人も少なくなってきます。
東京都美術館は企画展として「マティス展」をやってました。そこを通り過ぎて、第89回旺玄展へ。
展示点数が多かったのか、会場はいくつも小部屋に仕切られていました。なかなか見ない光景です。展示の仕方は公正でこれまた珍しい。
展示作品の大きさをできるだけ揃えてあるので、小品もその小ささを感じないように配慮がなされています。へえーっと感心しました。
また一般(入選者)と会員(会友以上の所属作家)を分け隔てないので、一般と会員が同じ部屋に普通に展示されてました。
これだと、気に入らない(会として評価の低い)作品は会場の後ろの方へまとめる、といった公募美術団体展の暗黙の了解みたいな手が利かず(もちろん、これは素晴らしいことなんですが)、自作の評価の裏読みができないという、少々困った事態となりました。
そういうわけで意外や意外、好印象な展示、展覧会です。
さて、自作はどこに展示してあったかというと、第3室の真ん中辺り、会場は第1室から第3室までなので、つまりは後ろの方なんだけど、出口付近ではない、という微妙な場所。
ですが、先ほど書いた通り、評価の低い作品ほど後ろに来るということになってないので、自作を旺玄会としてどう評価しているのかはちょっとわかりませんでした。
しかしながら、評価していれば、第1室に展示されるような気もして(いや、たぶんそうでしょう)、まあこんなもんかなというところで。
もともと私の試みていることは評判悪いんですが、それならそれでいいんです。問題はこういった作風を受け入れてくれるのかどうか、その一点にかかってます。
別にこちらとしては嫌がらせするつもりはないので、嫌だというなら出品しないわけで、その辺がこちらとしては知りたいところでして。
今回、初めて旺玄展を見たわけですが、バリバリの具象画の展覧会という印象です。
抽象画は1点しかなかったような気が(確か何か受賞してました)。また、どぎつい色使いの絵は皆無でした。これでは自作がどぎつい部類に入るくらいです。
個人的に好みだったり、気に入ったり、また1点だけ欲しい作品があったりで、個人的に見ていて楽しめました。
何だかんだいって大作が多かったですかね。それと2点出品者が割と多かった気がします。
今回は入選したのが何より。私としては何も言うことはありません。
技術的には、制作時間不足でやむなく旧来の描き方で仕上げてしまったため、悔いが残ってますが、一つの作品として言いたいことは言えているので、これはこれで良しとしてます。
相変わらず会場で見ると画面がやや暗く見えます。これは東京都美術館の照明のせいかもしれませんが、私としてはもう少し明るく見える画面にしたつもりなので、これは反省点ですね。
どうすればいいのかはわかってますので、来年の出品作へ生かしたいです。
そう、ということは来年も一般公募で応募します。来年こそは、自分で納得のいく、しっかりした作品を用意します。
注)さあ、これで今年の自分の作品の発表ができました。それでも秋の公募展に出すのかどうか、それについては今のところ、その可能性は低いですが、ゼロではありませんので、一応、頭の隅の検討課題にしておきたいと思っています。
付)前回の記事で、水彩画のみの公募展に出品してみたいと書きましたが、それは水彩連盟展か日本水彩展なんですが、前者はすでに今年は開催済み、後者は搬入日が6月上旬ということで、ちょっと日がないので見送ります。
何で水彩画のみの公募展に出したいのかというと、私は透明水彩画が好きで、そっちの方が油絵よりも得意に思っているのですが、なかなか発表する機会がなくて。
じゃあ何で油絵をやっているのかというと、思うように油絵がうまく行かないので、腹立ってやっているわけなんです。
だからつい公募展には油絵を出品してしまい、いつまで経っても透明水彩画を発表できずじまい。
だったら、水彩画専門の公募展へ出してしまえば、当然水彩画しか受けつけませんので、入選すれば水彩画を発表できるという、自分勝手な都合によるものなのです。
別に今回の旺玄展にだって透明水彩画を出せばいいんですが、まだ油絵の腕前が水彩の腕前に追いついていないので、つい油絵で臨んでしまいます。
ただそれも考えてみれば、今やっている「油絵補完テスト」(絵画制作記参照)で結果が出れば、自然と自分の心の中での比重が油絵から水彩へ移っていくでしょうから、急く必要もないのかもしれません。
蛇足)今回、入選し自作が掲載されているので、図録を買ったんですが、これを見て思うところがあるので、もう一回、第89回旺玄展の記事を近いうちに書きたいと思っています。
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