アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

令和5(2023)年 公募美術団体展 その2

2023-04-21 03:00:10 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 「令和5年M80号制作記その11」(2023-04-17 の記事参照) で書いた通り、出品作が用意できました。今回一般公募で出すので、選外になり、作品が展示されない可能性があります。

 私が出すその公募美術団体展は、来月下旬、東京都美術館開催なのですが、日展の前身である文展みたいな、穏健な写実主義とでもいうべき、自然主義的な作風を好むような団体なので、私のような風変わりな作品は好まれない傾向にあるのかもしれません。

 ですが一応、今回出品することにしたのは、数年前、どの公募展に一般公募で出すのか検討したときの候補のひとつが、今回出す公募展で、そのときは中美展へ出し、そのまま継続し、準会員にまでなりましたが、一度募集要項を取り寄せると、3年間はそのまま郵送されてきます。

 どの公募美術団体展も大体そうするので、気にする必要はないのですが、中美展へ出し、他団体へは出さないと決めていたので、こうしてわざわざ送ってくれるのは悪いなあと、申し訳なく思ってました。

 そう思うなら、出す気はないので、送ってくれなくていいと電話一本入れればよかったんですが、何となくそれも気が引けてしまい、そのままになってしまいました。

 要するに、今回そういう経緯ですので、何と言いましょうか、義理立てして出すわけです。

 もちろん、今回出すに当たり、この公募展のホームページを見て問い合わせをメールでしてみましたが、悪い感じはなくむしろ好印象でしたので、積極的に出したいと思いました。

 だから何とか作品を間に合わせたかったわけでして、ちょっとまあ強引でしたが、作品を出品できる状態にまでこぎつけました。

 今年諦めて来年という考えもありましたが、去年全く作品を発表してないので(どこの公募展にも出してない)、今年こそはという気持ちが強く、それなら春は諦めて秋の公募展でどうか、というところでもありましたが、良さそうな公募美術団体が見つかるかどうかもわからず、とにかく今回出したかったわけです。


 問題は入選するかどうかですね。入選した場合は来年も出品するということで何ら問題ないんですが、選外、つまり落選した場合にどうするのか。

 別に落選したらしたでいいんですが、急いで書いた作品なので技術的にダメということならいいんですが、画題的にダメとなると、来年以降はここへは出さない方がいいという判断になります。

 ですが落選の理由までは教えてくれませんので、そのときは難しい判断を迫られます。来年も出品するのかどうか。

 落選の場合、少なくともはっきりしているのは、秋開催の他団体の公募美術展に一般公募出品することです。入選して今年の作品発表をしたいからです。


 私自身、今回出す作品が入選するのかどうか、初めて出す公募美術団体ということもあり、さっぱりわかりません。

 ですが、できるだけ客観視して自作を見てみる限り(ってこんな判断は何の当てにもなりませんが)、技術的にはギリギリ問題ない感じですが。

 大作(50号以上)であること、色の重ね掛けを使っていること、印象に残る画面作り、といった点から入選には値すると思いますが、どうなんでしょう(自分で言ってりゃ、世話ないですが)。

 でも肝心の画題の独自性には目が向かない、気づかないという(これは概ねどの公募展も同じですが)。
 
 落選なら「こんな変な絵、ダメ。気に入らない」というのが、わかりやすい理由でしょうか。


 話を戻しまして、既に作品の搬入出は業者に委託していますので、出品できる態勢にあります(あとは業者からの作品引取日時の連絡待ちです)。

 一般公募作品の入選や選外、あるいは受賞の知らせは郵送でわかります。おそらく来月中旬にわかるはずです。結果がわかり次第、また記事にします。


 付)まだ出品作は制作中です。本日までの予定でしたが、明後日、日曜まで描いて終わりにします(油絵なので指触乾燥させないといけません)。
 
 注)日本の公募展では50号以上を大作と見なします(世間一般には30号以上)。

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