もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

2019年G1第7戦・NHKマイルC予想&結果

2019年05月04日 | G1予想&結果
◆令和最初のG1は、出走18頭中重賞勝ち馬10頭、2着馬が4頭と、例年よりも充実したメンバー構成となった。この後に控えるオークス・ダービーの2400mではなく、より距離適性のあるマイル戦を選択した精鋭揃いのメンバーでなかなか見応えのあるレースが楽しめそうだ。1番人気のフィエールマンを軽視して押さえまでにしたことにより、あと数点馬券点数を増やしていれば3連複160倍、3連単490倍でウハウハになってたはずで、流れが良いんだか悪いんだかが不明だが、このNHKマイルは近年得意としているレース。一発ガツンと当てて、春後半のG1軍資金を貯える展開に持ち込もう。

◆前半レースを引っ張りそうな逃げ・先行馬は、1クリノガウディー、2プールヴィル、4イベリス、12ワイドファラオあたりか。しかし、この4頭ではいかにスローな展開に持ち込んだとしても能力的にそのままゴールまで先頭にいるのは困難。有力馬の3ダノンチェイサー、7グランアレグリアが先行タイプなのも不運だった。逃げ・先行4頭は直線坂下の時点で早々に馬群に飲み込まれて、あとは後退一方となる運命だろう。
 有力2頭が先行勢を掃除した後は、後続がどこまでこの2騎に迫っていけるかが焦点となる。◎は強い2頭、3ダノンチェイサーと7グランアレグリアとするが、2番手以下の候補としては、末脚のしっかりした馬達をマークしておきたい。
 5マイネルフラップは、前走毎日杯は5着だが前々走・3走前と違いスタートが良すぎて前目にポジションをとったことにより溜めが効かなかったらしい。今回は内目を脚を温存して追走して直線に賭ける作戦、鞍上の松岡も香港で思いがけない初G1勝利を挙げており、そのもっている天運に期待したい。
 続いては、6グルーヴィット。血統論者によれば、NHKマイルはクロフネ産駒が良く馬券に絡むレースで「米国的なパワー型の馬が好走するレース」とのこと。ダートを2連勝して前走ファルコンSが惜しい2着というのは、昨年僅差の4着となったミスターメロディを彷彿させる。まあ、皆そう思ってるんだろうな。重賞勝ちがないにも関わらず、前売りの金曜21時現在で単勝オッズ23倍の5番人気とは驚きだ。ファルコンS勝ち馬の14ハッピーアワーが単勝オッズ85倍の16番人気というのはどうにも可哀想だろ。
 8ヴァルディゼールは、新馬戦勝ち後の2戦目に重賞シンザン記念を制したいわば「お坊ちゃま系エリート」だ。前走アーリントンCは8着と凡走したが、直線で進路を探して2度ほど修正し、その際に横の馬をガツンと跳ね飛ばすなどロスが多く、また「エンジンのかかりが遅い」というこの馬にとって、阪神の坂に向けて勢いをつけるべきところで、多くのロスがあったのはかなり痛い。単純に着順のみでは買いにくい馬だが、今回巻き返してくる可能性は高い。少なくとも、不利さえなければ同レースで「正直足りないと思ってた。展開に恵まれた」と陣営が語る1着馬7イベリスよりも、スムーズに勢いをつけて差してきた2着・3着馬の10カテドラルや16トオヤリトセイトの3頭よりは上位にくるものと思う。競馬雑誌によれば、馬の距離適性は1800mがギリギリ。皐月賞出走は迷ったがこの春は結果的にNHKマイル1本に絞った、とのこと。脚質にとっても展開面でも数々の不利がありながら前走0.2秒差まできたのは能力の元値のなせる業。鞍上北村友も昨春時点では「G1ではまだ経験がたりない」と判断していたが、その後ノーザンFの3番手評価をもらったらしく、夏以降ノーザンFの有力馬の騎乗が増えてきて、それに伴い成績も急上昇してきた。現時点では「北村友が乗ってるなら買ってもいいか」という評価にアップしてやろう。
 13ファンタジストは、皐月賞で100%の仕上げをしたのがマイナス点だ。本来なら適性の高いNHKマイルを本線に仕上げるべきだと思うのだが、個人馬主ゆえ「1%でも可能性があればクラシックを獲りにいく」というのは馬主の夢としては仕方のないところ。「3戦連続での関東遠征+皐月賞で目一杯に仕上げての中2週」と、鞍上武豊以外は買いたくない要素満載。このレースの次は、距離がもたないとは分かりつつも賞金的には足りているダービーにも出すんだろうな。もちろん馬券的には1mmもいらないけど。
 15ヴィッテルスバッハの鞍上はG1戦ではとんと信頼のおけない戸崎ではあるが、天皇賞では伏兵グローリーヴェイズを良く2着にもってきた。褒めてつかわす。パチパチパチ。前走NZTで大外をブン回したにも関わらず0.2秒差3着はこの馬のポテンシャルを証明している。昨年はこのパターンだったケイアイノーテックが見事G1戴冠となったが、いかんせん今年のメンバーは去年よりもかなりレベルが高い。馬券対象にはしておくが、頭はないものと限定的で十分だろう。
 17アドマイヤマーズは、瞬発力が足りない分を踏まえ先行押し切りしたいところ。そのためには真ん中よりも内側が欲しかっただろうに、枠順が17番とは何たる大不運。それでも12ワイドファラオが内側に切れ込んでいくのに乗じて前目のポジション取りをしていくのだろう。ただ、そのためにはスタート直後で少し押していく必要があり、そこで脚を使った分が直線ゴール前でどれだけ影響が出るか?2歳チャンピオンでもあり、展開不向きな皐月賞でも0.4秒差4着にきたのは持てるポテンシャルを示した。レースラップが厳しくなり、持続力が要求される展開になれば、この馬の器用さと勝負根性がレースを制する結果につながるかもしれない。

◆評価
 評価として、1番-3番人気を本命視することになったのは仕方ないところ。ヒモ荒れでの高配当に期待するレースだな。14ハッピーアワーは、13ファンタジストを消す代わりに、妙な人気となっている6グルーヴィットとバランスをとるために追加。

◎ 3 ダノンチェイサー②
◎ 7 グランアレグリア①
◎ 17 アドマイヤマーズ③
▲ 8 ヴァルディゼール⑨
▲ 5 マイネルフラップ⑦
△ 6 グルーヴィット④
△ 15 ヴィッテルスバッハ⑥
△ 14 ハッピーアワー⑯

◆馬券<30400>

◇3連単<10800>
 3,7,17-3,7,17-3,7,17,5,6,8,14,15 (36点)21倍~2308倍 @200
 3,7,17-5,8-3,7,17,5,8,6,14,15 (36点)184倍~14500倍 @100

◇3連複<13600>
 3,7,17-3,7,17-3,7,17,5,8,6,14,15 (16点)8倍~358倍 @500
 3,7,17-3,7,17,8-3,7,17,5,8,6,14,15 (28点)8倍~1450倍 @200

◇馬単<6000>
 3,7,17-3,7,17,5,8 (12点)5.6倍~313倍 @500


◆結果
 2着馬は100回やっても100回とも買わない馬。完敗っす。

2019年5月5日(日曜) 2回東京6日第24回 NHKマイルカップGⅠ サラ系3歳オープン(国際)牡・牝(指定)定量 1,600メートル(芝・左)

1 枠8桃 17 アドマイヤマーズ 牡3 57.0 M.デムーロ 1:32.4
2 枠8桃 18 ケイデンスコール 牡3 57.0 石橋 脩 1:32.5 1/2
3 枠5黄 10 カテドラル 牡3 57.0 B.アヴドゥラ 1:32.5 ハナ
4 枠2黒 3 ダノンチェイサー 牡3 57.0 川田 将雅 1:32.7 1 1/4
5 枠4青 7 グランアレグリア 牝3 55.0 C.ルメール 1:32.7 (4位降着)


単勝17 430円 2番人気
複勝17 210円 2番人気 18 1,270円 12番人気 10 750円 7番人気
枠連8-8 6,440円 18番人気
ワイド17-18 3,480円 32番人気 10-17 1,840円 17番人気 10-18 12,620円 80番人気
馬連17-18 17,200円 31番人気
馬単17-18 22,440円 49番人気
3連複10-17-18 97,390円 180番人気
3連単17-18-10 410,680円 699番人気

投資=30400
回収=0

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