1965年
数週間前にipodで聞いてから(おそらく1年ぶりくらい?)何度かシャッフルで流れて、それ以来時折ですが、気がつくとこの曲が頭に流れているのです。集中して聞いてみると、メロディーライン、歌詞、と、やはりディランは凄い、天才だな、と(この曲に限りませんが)改めて感心してしまいましたね。
このレコードを買った当初はジャケットの女性がサラ?と思ったのですが、実はマネージャー、グロスマンの奥様だったのですねえ。 このジャケットを解説した文を見ると
「デイランが開いている雑誌のページはジーン・ハーローのライフ・ストーリーの広告。
カフリンクスはジョーン・バエズからの贈り物。
写っているLPレコードは、
Impressions(Keep on pushing),Robert Johnson(King of the Delta Blues Singers),Ravi Shankar(India's Musician),Loretta Lenya(Sings Berlin Theatre ),Eric Von Schmidt(The Folk Blues of Schmidt)」
と、書いてあります。そしてディランはE.V.シュミットのアルバムカバーのポーズを「ナッシュビル・スカイライン」で真似しているそうですよ。
久しぶりに「ディラン全詩集」(1974年3月発行)を本棚から出して、埃をはたき中をチェック。特に傷みはなかったのですが、全ページ、紙の周囲が黄ばんでいたのには時間の経過をイヤでも実感させられました!
「この歌は後に結婚することになる、サラへ捧げる歌。
当初タイトルは、歌詞から取った「Dime Store」だった。
歌詞は「サラの禅のような静けさ(穏やかさ)を反映している」(以上Wikipediaより)。
She speaks silence, 彼女は沈黙のように話す
without ideas or violence 理想も暴力も無しに
She doesn't have to say faithful 貞節を誓う必要もない
yet she's true,like ice,like fire そう、彼女はまこと、氷のように、火のように
She knows there's no success like failure, 失敗みたいな成功はないし
and that failure's nosuccess at all 失敗は成功でないことを彼女は 知っている