ぶらりドリブルの旅

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DAZN観戦 2024年J2リーグ第13節 徳島ヴォルティスvs愛媛FC

2024-05-05 15:30:32 | サッカー視聴記(J2)

※前回の徳島の記事はこちら(8節・清水戦、1-1)
※前回の愛媛の記事はこちら(10節・鹿児島戦、2-2)

<徳島スタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 前節(山形戦、2-1)から3バックへ布陣をシフト。1トップか2トップかは流動的で一見判らず、守備時は柿谷・ブラウンノアの2トップにも見える。
  • 11節(藤枝戦、1-0)で負傷した西野の詳細が発表され、4/24に手術実施して全治は未定との事。

<愛媛スタメン>

  • 前節(甲府戦、2-1)出場停止の松田がスタメン復帰。
  • 浜下は徳島からのレンタル選手なため出場不可。

両クラブとも紆余曲折の末に、久々に行われる事となった四国ダービー。
それも徳島がJ1に上がり、1年で降格したと同時に愛媛がJ3に降格するという間の悪さであり。
合計3シーズン空き、愛媛が昇格を果たした事で今季4年ぶりの開催となりました。

ダービーマッチ故に「成績は関係無い」というフレーズが盛んに放送席で叫ばれていたものの、それはあくまで開催された場合の話。
昇降格のある世界だから、伝統的な試合とはいえ開催されないシーズンが長く続く事もあり。
それを保つための成績維持という観点はある程度持った方が良い、なんて事を考えさせられました。
今季初の連勝を果たし、ようやく普通のチームになりかけつつある徳島は特に。

それでも、いざ試合が始まれば「プライドのぶつかり合い」となるのは避けられず。
その意気を内容に繋げたのはホームの徳島で、立ち上がりからハイテンションに攻め上がり。
3バックへシフトした事により、守備面のウィークポイントを突かれる事が多かった橋本が、活き活きとしているようであり。
その橋本の居る左サイドから、突破ありスルーパスありと押し込み、攻撃機会を増やしていきます。
それに釣られるように、左右のセンターバックも果敢に上がる事で分厚い攻撃に持ち込み。

その流れが止んだ前半10分以降は、サイドチェンジのフィード・対角線のロングパスを使い始める徳島。
12分、玄の左→右へのロングパスが田向に渡り、細かなカットインを経て低いクロス。
これをブラウンノアがスルーし、ファーでシュートにいった杉森が空振りと実らずも、逆サイドで橋本が拾い継続する攻撃。
クロスの跳ね返りを左ポケットで拾った杉森が今度こそシュートに持ち込み、GK徳重がセーブするも尚も拾い直し繋ぎ。
そして橋本がエリア内へ浮き球パス→柿谷ポストプレイを経て、またもシュートした杉森ですが愛媛もGK徳重が再びセーブ。
この後コーナーキックも2本続くなど、ひたすら押し込む流れは攻撃方法を変えても続く事となり。

一方出鼻を挫かれた愛媛。
降りてくる松田のポストワークを軸に前に運ばんとするも、守備面でも徳島の前向きな勢いが勝り果たせません。
何度か裏へのロングボールや、カウンターの姿勢は取るものの、それが身になる事は無く。

愛媛は専守を強いられながら、何とか失点は防いで流れを待つという状態に。
そして26分、松田がプレスバックで反則気味にボール奪取すると、谷本を経由して石浦が中央を前進してスルーパス。
走り込んだ窪田がエリア内でシュートと、電光石火の攻めを炸裂させるもオフサイドで無効となり。(シュート自体もGKスアレスがセーブ)
再びの好機は32分で、徳島のCK攻勢の果てに、2本目のCKから持ち込んだカウンター。
クリアボールを深澤が拾い、託された窪田がドリブルで中央を持ち込んだものの、左からの山口のクロスに終わりフィニッシュは撃てず。

それでも、鋭い槍で相手の背後を脅かした事で徳島の勢いは衰退していき。
徐々にボールを握るだけという状態に陥り、こうなるとボール保持での崩しが雲散霧消と化した今季の徳島では得点の匂いはしなくなり。

そこを見計らってか、立ち上がりは大人しかった愛媛のプレッシングが猛威を振るうようになります。
最終ラインでの保持がままならなくなる徳島は、39分にカイケがプレッシャーを受けた際のお決まりパターンである、「相手を無理に振り切ろうとして持ち運び、ロクに前を見ない状態での無理矢理な縦パス」を露呈してしまい。
これをカットした谷本が、茂木へ送ってからのパス&ゴーでミドルパスを左奥で受けたものの、奪われてしまい結局シュートには持ち込めず。

タジタジになる徳島ですが、以降(主にGKスアレスの)ロングフィードでのプレス回避に切り替えて何とか乗り切り。
そして44分、愛媛のゴールキックで、ショートパスから始めた所そのパスを柿谷がダイレクトでカット。
思わぬ形でショートカウンターが訪れましたが、エリア手前での細かな繋ぎを経て、柿谷がペナルティアークから浮き球でラストパスを送ったもののGK徳重がこれをキャッチしてモノに出来ません。

どちらもビルドアップの段階で危ないシーンが生まれた前半の終盤。
その通りにどちらに転ぶか判らないという展開で、アディショナルタイムの最後に好機を迎えたのは愛媛。
右から窪田のクロスが入り、石浦のスルーを経て収めた松田が反転しながらのシュートを放ち。
GKスアレスがセーブして右CKになると、キッカー茂木のファーへのクロスに森下が合わせヘディングシュート。
枠外に終わるも、立ち上がりの流れを変えたかのような愛媛のフィニッシュで前半は締められる事となりました。

スコアレス、つまりは睨み合いの状況に従うかのように、ハーフタイムでの交代は無し。
しかし配置を弄ってきたのは愛媛の方でした。

後半が始まると、茂木と窪田のサイドが入れ替わってプレー。
それだけに止まらず、守備時には右の茂木が最終ラインに降り、所謂5バックシステムのような布陣を敷きます。

つまりは右から尾崎・森下・小川の3バックへとシフトしたようですが、攻撃時には従来の4バックのような動きであり。
しかしサイドバックの尾崎・山口がともに内寄りの位置を取り、茂木と窪田がワイドに張るのが主という特徴的なシステムとなりました。

その後半の入りは、新システムが中々馴染まない愛媛と、それに中々対応できない徳島が織り成すように攻撃機会が生まれないまま5分近くが経過。
そして後半5分、ロングパスに裏抜けしようとした杉森が尾崎に倒されて反則となった事で、展開は動き出します。(ここで徳島・増田功作監督が警告アピール?の異議を響かせる)

この左サイドからのフリーキックで変化を付ける徳島、橋本がフェイクを掛け、児玉が蹴ると見せかけてスルーし結局橋本がクロス。
クリアされるも繋ぎ、右サイドで杉森がボールキープするも山口が奪い取ると、すかさずドリブルを仕掛けた事でカウンターに持ち込む愛媛。
一気に敵陣に持ち込み、前を走る窪田へとポケットへスルーパスを送ると、受けた窪田のクロスに合わせにいったのはエース松田。
しかしシュートはジャストミート出来ずGKスアレスに抑えられ、千載一遇といった好機はモノに出来ませんでした。

それでも、新たな布陣をフィットさせた事でその後ペースを掴む愛媛。
ハーフレーンを上がる尾崎を掴まえられない徳島を尻目に攻め上がり、ワイド奥を何度も茂木・窪田が突き好循環を作り上げます。
リズムが出てくると、ゴールキックでのショートパスからの繋ぎも本来の姿を取り戻し、プレスをいなしてビルドアップを成功させ。(13分、茂木の右奥からのクロスに持ち込むも撃てず)

何とか愛媛の攻勢の裏を突きたい徳島ですが、ブラウンノア目掛けてのロングボールも機能しない(競り合いが得てしてブラウンノアの反則になる事多々)ので、一向に反撃体制を作れず。
激しく可変する茂木の居るサイドを突きたい状況でしたが、愛媛の攻勢を前に頼みの橋本も押し込まれた状態を強いられるのが厳しかったでしょうか。

そして先にカードを切る事を余儀なくされた徳島、21分に田向・杉森→エウシーニョ・杉本へと2枚替え。
このエウシーニョはじめ、良い駒は揃っているもののベテラン故に無理強い出来ないという選手が多いのも悩みの種であり。

一方攻勢を続けながらも、松田の2本(1本目は前述、2本目は12分にCKでクロスを合わせるも枠外)以外フィニッシュが生まれない愛媛。
その徳島の交代直後の22分、尾崎がエリア内へ浮き球で縦パスを送り、遮断されこぼれた所を谷本がダイレクトでシュート(枠外)と3本目の矢を放ち。
続く23分にはCBの小川が持ち運んだ所、ブラウンノアのチャージを受けて反則。
遠目ながらも放り込みを選択し、石浦が右ポケット奥に走り込む尾崎を狙ったフィード、GKスアレスが弾いた所をまたも谷本がダイレクトでシュート。
前に出たスアレスを抜いたものの、後ろの橋本にブロックされてゴールならず。

ようやく辿り着いたフィニッシュに、今後の期待を膨らませた愛媛でしたが以降打ち止めに。
26分徳島がさらにカードを切り、柿谷→チアゴへと交代。
これによりブラウンノア・チアゴの2トップ、杉本をアンカーとした3-3-2-2(3-1-4-2)気味にシフトしたようですが、依然として流動的。(1トップだったり、杉本・玄のドイスボランチに映ったり)

そのチアゴが投入されたのが徳島の左CKの直前で、いきなりキッカーを務めるチアゴ。
ここから徳島が流れを取り戻し、29分にエウシーニョが右ハーフレーンをドリブルし、ワイドに出されたパスを児玉がダイレクトでクロス。
ブロックされるも中央で玄が縦パスを打ち込み、受けた杉本がシュート。
GK徳重がセーブするも右CKとなり、今度はインスイングでのキックとなったチアゴ、そのクロスが巻いてゴールに向かうボールとなり。
青木のヘッドとGK徳重のセーブが交錯してこぼれ、ゴール方向へ向かうも尾崎がカバーしてクリアと、重厚な押し込みを何とか凌ぐ愛媛。

再び窮地に陥って来た事で、31分に窪田・茂木→曽根田・パクゴヌへと2枚替えを敢行した愛媛。
システム的には変わらずも、パクゴヌが心なしか上がりっぱなしとなったため、再度4バックに戻ったかのような錯覚を受け。

そのため右サイドに穴が生まれ、そこから(左サイドから)徳島が攻め上がるシーンが増え始め。
それでも守備に奔走された橋本は目立たず、チアゴやブラウンノアが流れて来て人数を掛けての攻めとなり。
しかしブラウンノアが奥を突いても、上げられたクロスは精度を欠く(36分)という具合にチグハグさも目立ってしまいます。

それ故か、38分に最後の交代を使った徳島は橋本・ブラウンノアの2人を退かせ。
高田颯と、ジョーカーの渡をそれぞれ同ポジションで投入します。
同時に愛媛も、谷本・石浦→菊地・ダンカンへと2枚替えし、松田・ダンカンの2トップに。

40分の愛媛は、谷本の浮き球での縦パスをダンカンが胸で落とし、松田がキープと2トップの関係性を活かし。
そして出された横パスに走り込んだパクゴヌがシュートしますが、GKスアレスがキャッチして防ぎ。
愛媛の少ないながらも鋭い矢を防ぎ続ける徳島、41分には中盤でパスカットした高田颯がドリブルで推進ののちカットインでバイタルを突き。
そしてエリア内でラストパスを受けたチアゴがシュートを放つも、ゴール左へ外れとどうしても先制点が奪えません。

ともに疲労も隠せなくなる終盤になると、選手のクオリティに一日の長がある徳島が完全にペースを掴み。
シューター・CKのキッカーとして先陣を切るチアゴを軸に、フィニッシュを浴びせまくる展開へと持ち込みます。
その中で、ATにCKの好機から、二次攻撃を経て左奥から高田颯がマイナスのクロス。
クリアされた所、遠目から玄が距離のあるミドルシュートを放ち、これがグラウンダーの軌道でゴール左へ際どく外れるボールとなり。
決まれば主砲を警戒させた中での伏兵の一撃が炸裂、という所だったでしょうが……。

結局最後までゴールは生まれず。
意地のぶつかり合いがともに跳ね返った結果、というようなスコアレスドローで試合は幕を閉じました。

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DAZN観戦 2024年J3リーグ第11節 松本山雅FCvsカターレ富山

2024-05-02 16:01:06 | サッカー視聴記(その他)

<両軍スタメン>

  • 松本ホームだが、↓とは逆のコートで前半スタート。

大宮が降格してきた事で、J1~J3全てのカテゴリを経験するクラブがまた一つ増えた今季。

そのうちの一つである松本ですが、今季もまた素直な昇格争いとは無縁となるシーズンの立ち上がりを強いられ。
過多な選手編成と、負傷離脱者が織り成す事で、中々メンバーを固定できずにいるというのがこの表を見た第一印象。
チームトップの出場時間者が、移籍組かつベテランの山本康・馬渡というのが寂しくもあり。
8節・金沢戦での6失点での大敗により、ディフェンスラインも安定せずな状況に陥ってしまったでしょうか。

この日は浅川が負傷離脱から復帰しましたが、その負傷という要素が依然として付いて回る事となり。
入りのボール争いの時間帯で、浮き球を拾いにいった菊井が下堂のチャージを受けて、肩を激しく痛める事態が発生してしまいます。(前半3分)
前年の古傷との事で、ここに来て再発し長期離脱……という事になれば、今後も苦戦は続きそうであり。
幸いここでは何とか復帰し、富山の攻勢を受けながらも何とか立て直さんとする松本。

すると8分、山本康の右サイドへのロングパスを馬渡が収めるという、チームを支えるベテラン移籍組コンビのホットラインからの攻めでコーナーキックに持ち込み。
ここでもショートコーナーから、山本康のバックパスを馬渡がダイレクトで手前からのクロス。
この低く鋭い角度が付いたボールに対し、ワンバウンドした所に浅川が頭から跳び込んで合わせ、ゴールネットを揺らし。
復帰戦の試合早々で、早くも自ら祝うゴールを挙げた浅川により先制を果たします。

松本はリードした事で、GK大内から繋ぐビルドアップでその時間を長く保たんという立ち回りへ移行。
富山のプレッシングをいなしてのパスワークを経て、最後は大内まで戻してのロングフィードで裏を突くという組み立てでペースを握らんとします。

すると17分、富山が最終ラインでボールを持った所に菊井がプレッシャーを掛け、下堂がコントロールミスした所を滝が奪取に成功。
そのままドリブルで左ポケットへ進入した滝、放ったシュートはゴール右へ惜しくも外れ。
しかし事件はその後で、必死に戻って防がんとした神山と交錯して痛む滝とは別の所で、また倒れ込む松本選手。
それは他ならぬ先程負傷した菊井で、限界が訪れてしまったようであり慌ただしく交代の準備をするベンチ。

その数的不利の間に、富山は地上で長らく繋ぎ、末木がミドルシュートに持ち込む好機。(GK大内キャッチ、21分)
その後自発的にラインアウトし、安藤を投入し11人に戻した松本ですが、ペースまでは戻す事は出来ません。

続く22分にも高橋馨のパスカットから素早く運び、伊藤がドリブルし自分で仕掛けると見せかけ、カットインからのヒールパスを経てまたも末木がミドルシュート。
野々村のブロックでコースが変わった所をGK大内が何とかセーブと、チームに流動性を齎す菊井を失った事で、目に見えて退潮が著しくなってきました。(よく菊井はこれまで個人昇格の牙に掛からなかったというのが正直なところではある)
自身での攻撃も、25分には滝のラフな蹴り出しが右サイドの安藤に繋がり、村越がカットイン(その後ディフェンスに遭った所を自らダイレクトクロス)という偶発性の高いもののみに終わり。

そしてその流れがスコアに繋がったのが30分。
松本が最終ラインに戻した所を突き、野々村→安永へのパスにプレッシャーを掛けた末木がボール奪取。
すかさずショートカウンターとなり、こぼれ球を拾った佐々木がエリア内へ切り込んでのシュートでゴールネットを揺らします。
相手のアクシデントに付け込む形で、同点に追い付いた富山。

その後も松本は選手同士の交錯で倒れ込むシーンを続発させ、更なるアクシデントの危機が頭を過る展開に。
それを尻目に攻め込む富山、38分には下堂縦パス→松岡フリックで右サイド裏を取り、大迫の奥からのクロスの跳ね返りを高橋馨がミドルシュート。
山本康がブロックした跳ね返りを拾った末木がさらにミドルシュート(GK大内セーブ)と、セカンドボールも支配しての攻勢で逆転を狙います。

良い所の無い松本、攻撃では山本康のフィードを軸に、高い位置を取る馬渡中心に届ける事で組み立てんとしますが依然として分が悪く。
菊井不在となり、やはりこの2人のコンビに頼るしかないのか……という感情も湧いてきてしまう光景で、結局33分以降はフィニッシュを放てず。

1-1のまま前半を終え、勝負の後半戦に。
流れを変えたい松本ですが、既にアクシデントでカードを使っている影響もありハーフタイムでは動かず。

そして始まった後半、松本は後半2分にゴールキックでのロングフィードから、セカンドボールを拾っての攻撃で押し込みを掛け。
ここも軸となる馬渡の切り込みからのスルーパスを経て村越がクロスと、頼りになるのは馬渡と言わんばかりの攻撃。

対する富山は前半同様、松本の最終ラインでの繋ぎに対し果敢にプレッシングを掛けるスタイル。
時折、サイドの揺さぶりを受け、相手センターバックにサイドハーフが詰めなければならない場面を作りますが大過には至らず。
4分にはとうとう松本のミスを生み、野々村のトラップミスを左サイド深めで碓井が拾うショートカウンターの絶好機に。
ラストパスを右ポケットで受けた松岡が奥に切り込んで、シュートかクロスかの二択(ファーに佐々木が走り込み)というボールを蹴り込み、GK大内がこれを足でセーブ。
その跳ね返りを大迫がダイレクトでクロスを入れ、佐々木のヘディングシュートで追撃もしましたが、GK大内がキャッチして勝ち越しはなりません。

その後も短期間でCKを2本得るなど押し込んだ富山ですが、そこに落とし穴が待ち受けていました。
7分、松本が最終ラインからパスワークで前進せんとする所、例によってプレッシングでそれを阻む富山。
GKまで戻す事を余儀なくされるも、大内のロングフィードで裏を突き。
これで好機に繋がらなくとも、直接相手GKの田川が抑える事でイーブンだな、と思われた矢先に事件が発生します。
エリアからやや前に出て抑えんとした田川、胸トラップでエリア内に落とした所をキャッチ、という流れの中で浅川の強烈なプレッシャーを受けてキャッチに出る事が出来ず。
そして奪われてしまいゴールに蹴り込まれるという、致命的なミスの絵図で松本に勝ち越し点が齎されました。

結果的に、この1点が重くのしかかる事となり。
その後も富山はプレッシングを掛けるもそれが冴える事は無く、9分には右サイドに追い込む通称「監獄」状態を作ったものの、村越の後ろ向きでのキープに対し前に出た安光が奪いきれず。
そして戻しを経て逆サイドから運ばれる(山本龍がアーリークロス)という具合に、折角の組織力が相手との勝負の段階で勝てずに空回りしてしまい。

そんな相手を尻目に、本来のビルドアップの感覚を取り戻す松本。
前年からの持ち味である、長い距離間を保つ選手へのパスにより、相手に長い距離を走らせるという繋ぎがここに来て冴え渡ります。
14分にはGK大内からの繋ぎで、左から前進と見せかけて右へとサイドを移し、更に敵陣で左へ持っていく激しい揺さぶり。
そして山本龍が滝とのワンツーで左奥へ切り込んだ所、大迫の反則を呼び込む(大迫に警告)など、着実に相手にダメージを与えていき。

ここからのフリーキックを凌いだ富山、16分に佐々木→井上へと交代し、何とか流れを変えんとします。
しかし村越のロングスローにより継続する松本のセットプレー(その後CKも2本続く)により、それが果たされる事は無く。

20分にも村越のロングスローから、クリアボールを拾った馬渡が右ポケットへ切り込んで低いクロスを送り。
ニアで野々村が合わせにいくもこぼれ、追撃しシュートを放ったのは馬渡(GK田川セーブ)と、チームに流れ始めた好循環をバックにさらに躍動を見せるベテラン選手。
しかしスタミナの消耗も激しかったようで、23分に交代の措置が採られ。
一気に3枚替えとなり、馬渡・山本康・滝→佐相・米原・山口へと交代します。(いずれも同ポジション)

その後も、24分にこぼれ球に対し拾いにいった安藤が神山と交錯した事で反則。
激しく痛む安藤の姿に、またもや不安が過る松本サイドでしたが、無事に終わりさらにFK。
依然として続くセットプレー攻勢に、富山は反撃の狼煙を上げる機会すらままなりません。

このFK(右ワイドから)からの攻撃を何とか切り、再度ベンチが動く富山、伊藤・碓井→布施谷・松本孝平へと2枚替え。
しかし再び村越のロングスローで始められると、何とかクリアするもその跳ね返りを中央やや右寄りから佐相がミドルシュート。
これがバウンドしながらゴール右へと突き刺さり、とうとう攻めきって追加点を挙げた松本。
逆に富山にとっては、勝ち越されてからずっとペースを掴めないまま、致命的な1点を献上する結果となりました。

その後も繰り広げられる松本の攻勢を凌ぎ、ようやく富山が押し込む流れを得たのが32分以降。
布施谷の推進力を盾としながら、安光が最前線まで張り出してフィニッシュに絡むという左サイドでの流れから、何とか得点を狙いにいき。

しかし2点差という余裕がある松本、34分に最後の交代を敢行。
最前線の浅川に代えて宮部を投入した事で、守備的な3-4-2-1へとシフトします。
安藤の1トップ、シャドーが右に山口・左に村越という前線に。
右ウイングバックとなった佐相は、攻撃時は極端に高い位置まで上がり、その流れで5バックへの合流が間に合わない事もありましたが大事には至らず。

一方、これでサイドから推進力を押し出す事もし辛くなった富山。
最後の交代は37分で、大迫・松岡→西矢・瀬良へと2枚替え。
これで瀬良がボランチに入り、高橋馨が本来の右SHへとシフトします。

既に終盤を迎え、44分に安光戻し→GK田川右へのパスで松本のプレッシャーをいなしてから前進。
西矢の右からのクロスが跳ね返されたのち、空中戦を制した末に高橋馨のミドルシュート。
ブロックされた後も繋ぎ、再度西矢のクロスがファーサイドへ上がり、布施谷がヘッドで合わせたものの枠外に終わり。
こうして、松本の前掛かりな姿勢を突けたのはこれが最後となり。
アディショナルタイム突入後はパワープレイ気味に、松本孝をターゲットとしたロングボールに活路を見出す事に。

順風に見える松本ですが、山本龍が足を攣らせてしまった事で、彼が1トップに入るポジションチェンジを敢行。
左WBには村越が入るなど、アクシデントの種は尽きる事がありませんでしたが、何とか富山のパワープレイからの攻勢をいなし続け。
そして富山陣内に持ち込み、満身創痍の山本龍も関わりながら時間を使う立ち回り。

そのまま試合終了の時を迎え、3-1で勝利を挙げた松本、苦しみながらもようやく初の連勝へと辿り着きました。
菊井の症状は不安要素ですが、「J1経験クラブのJ3クラブ」の先輩として、目下首位を走る大宮を脅かす戦いが出来るかどうか。

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DAZN観戦 2024年J2リーグ第12節 ファジアーノ岡山vs清水エスパルス

2024-05-01 18:03:21 | サッカー視聴記(J2)

※前回の岡山の記事はこちら(10節・秋田戦、0-0)
※前回の清水の記事はこちら(8節・徳島戦、1-1)

<岡山スタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 水曜(4/24)にルヴァン杯2回戦(横浜FC戦、3-3・PK3-5)が挟まる。そこからのスタメン継続は阿部1人で、GK堀田・柳育・田中・竹内・河野・ルカオがベンチ入り。
  • 離脱中の井川が(ルヴァン杯1回戦では出場していたのでその後負傷か)4/11に手術を実施したと発表され、全治約3ヶ月との事。
  • 前節(熊本戦、2-0)HTで交代したガブリエル・シャビエルはベンチ外に。

<清水スタメン>

  • 水曜(4/24)にルヴァン杯2回戦(富山戦、0-0・PK5-6)が挟まる。継続スタメンは無し、GK沖・原・西澤・北爪・西原・松崎・タンキがベンチ入り。
  • 菊地が山形へ育成型レンタル移籍となり、今節をもって登録抹消。
  • カルリーニョスが10節(いわき戦、3-2)で負傷交代するも、無事にその後もスタメン出場。
  • 乾が前節(仙台戦、3-2)から再びベンチ外に。故障再発か?
  • 前節で負傷した蓮川がベンチ外に。

ともに、水曜のルヴァン杯ではPK戦の末に敗北という結果に終わり。
その影響が不安視されるものの、どちらも主力選手はあまり起用せず。(清水に至ってはレギュラーは完全ターンオーバー)
反面、上位を争っているリーグ戦に全力投入する環境が出来たという事で頭を切り替えるべき状況となった所に、そのクラブ同士がぶつかり合うのは皮肉でもあり。

そんな状況故に、岡山・清水ともにスタメンは前節からほぼ変えず。(唯一、シャビエルのアクシデントが推測される岡山が1人入れ替え)
リーグ戦、そして上位対決を制するための全力投球ぶりが伺えるメンバー人選。

キックオフ後、岡山がいきなり木村のハンドでボールを失うという珍しい入り。
その木村は前半9分にも、グレイソンの落としを拾った際にハンドを犯すなど、天中殺といった立ち上がりに。
そんな受難となった木村ですが、プレー自体は得意のドリブルで右サイド奥を抉る(3分)など持ち味は変わらずという事を付け加えておきます。

一方の清水、前年昇格を逃した事で散々その勝負弱さが揶揄されてきましたが、ここに来て本領を発揮してきた感があり。
前回取り上げた徳島戦こそ残念な終盤戦に終わりましたが、その後は1点差ゲームをモノにし続けての3連勝。
終盤の逃げきりの姿勢も板について来たようで、「何が何でも昇格を目指す」その戦いが、ようやく偽り無い姿となってきたでしょうか。
その立ち上がり、5分には右サイドでブラガが縦突破を図るも、末吉に引っ掛かった事で遅攻へと切り替え。
結局ここからは好機とはならずも、地味ながら冷静かつ大人びた振る舞いを感じるといったワンシーンに。

その後も無理に速攻は使わず、岡山のプレッシングを引き込んだうえで攻めるという絵図を増やし。
10分に住吉がプレッシャーを受けたため、GK権田へと戻したのち彼のフィードを矢島が収めた事でプレス回避、左へ展開ののち山原の持ち運びで好機到来。
そしてエリア内中央へパスを通し、北川→ブラガと経由するレイオフから矢島がシュート(本山がブロック、跳ね返りを吉田がシュートも枠外)と、狙い通りの組み立てをしっかりフィニッシュに繋げます。

岡山は基本の3-4-2-1を若干崩した、木村か岩渕が前に出ての5-3-2で守備を行う体勢。(両名とも前に出る事もあり)
サイドに出されればウイングバックが果敢に詰めにいくという具合に、この試合に賭けると言わんばかりの前掛かりな姿勢が伺えましたが、中々成果を上げる事が出来ず。
逆に薄くなった2列目のサイドを突かれ、清水に容易な前進を許す絵図を多発させる事となります。
一方の攻撃では、16分にに敵陣でのポゼッションから、阿部の右奥へのスルーパスに走り込んだ木村がマイナスのクロス。
ニアで合わせたのはパス&ゴーをしていた阿部(ミートせずGK権田が抑える)という具合に、木村のスピードを軸にそれなりに流動性ある攻めは見せており。

ともに攻撃機会では互角ながら、組み立ての面で若干清水が優勢か、という印象なのが25分辺りまで。
しかしここから天秤が激しく傾く展開となり、その主な要因はセットプレー。

その25分に清水の攻撃で、右サイドで吉田のスルーパスを受けた北川が奥に切り込んだ所で、本山に倒されて反則・フリーキックに。
ワイド奥からのためキッカー山原はクロスを選択し、クリアが小さくなった所を矢島が左ポケットで拾いシュート、ブロックされたのちも尚も繋ぐ清水。
最後は吉田がまたもミドルシュートで締め、ブロックを掠めて枠を外した事でCKで継続。
前半は吉田が無理目のシュートを狙う事が心なしか多かった気がしますが、その積極性が奏功する形となったでしょうか。
この右CKからも、クリアボールをダイレクトでミドルシュートした吉田、本山にブロックされるも拾って継続。
エリア内へボールを送り込んでは跳ね返されるの連続を経て、浮いたボールを住吉がエリア内へ落とし、北川が収めた事で混戦となり。
そしてこぼれ球を拾ったブラガがディフェンスに遭い倒れた、という絵図で反則を告げる笛が鳴り響きます。
当然エリア内なのでPKの判定を下す主審(吉田哲朗氏)に対し、「何が反則なんだよ」と収音される程の異議を一斉に唱える岡山サイド。
リプレイでも、混戦にはなったもののブラガが反則チャージを受けたという様相は見られず(木村と縺れたものの、共に倒れたためイーブンだろう)と、確かに岡山にとっては納得いかないジャッジに思えました。

これで得たPK、キッカーの位置にはカルリーニョス。
岡山のホーム(シティライトスタジアム)なため、その不満げな雰囲気が周囲から醸し出される事となったこのキック。
ゴール右へ蹴り込んだカルリーニョスでしたが、これが影響したのか置きにいくようなシュートとなり、読み当てたGKブローダーセンがガッチリキャッチ。

大ピンチを防いだ岡山、するとそのブローダーセンのロングフィードを、収めにいった所で高橋のチャージを受けて反則。
これで逆に岡山が直接FKのチャンスと、急に流れが反転したかのような展開に。
キッカー田上が直接狙い、壁に当ててしまうもゴール右へと逸れてCKで継続と、清水の先程のセットプレー攻勢をそっくりなぞります。
更にショートコーナーを経て、木村が右奥へ切り込んだ所を宮本に倒されてFKと、好機を続ける岡山。

失点の危機から一転という流れでしたが、その危機を完全に頭から拭い去ってしまったのが拙かったか。
岡山のセットプレー攻勢が途切れると、その直後のゴールキックでロングフィード→カルリーニョスフリック→ブラガドリブルで一気に敵陣へ運んだ清水。
(木村の反則気味のアタックで)防がれてクリアされるも、これを収めた高橋が浮き球のまま繋ぎ、中村の縦パスを受けた北川が中央を素早く突破。
カルリーニョスとのワンツーでエリア内に切り込んだ北川、そのままダイレクトでシュートを放つと、GKブローダーセンも弾ききれずゴールに吸い込まれるボール。
決定機を逃した矢先の得点で、暗雲を振り払った清水が先制します。

その後岡山は再度セットプレー攻勢に入ったものの、2本目の右CKで、選手が給水をする素振りからリスタートさせるという変化を付けたもののグレイソンが頭で合わせきれずに終わり。(40分)
やや攻め急ぎととれる絵図を作ってしまうと、終盤は清水に押し込まれる事に。
それもプレッシングを嵌められ、プレッシャーを受けたGKブローダーセンのパスをカットされたりと、目も当てられない状態となる最後方。
ここから展開される清水の攻撃、ブラガや住吉のヘディングシュートがゴールを襲う(前者はブロック、後者はCKからでゴール左へ外れる)など、反撃どころか追加点の危機に瀕してしまいます。

結局0-1のまま前半終了となり、ハーフタイムではともに動かず。
清水のキックオフで始まったその後半、短く繋いだ事でいきなり中盤で奪い合いが発生するという、前半同様珍しい入りとなり。

巻き返したい岡山は、後半3分にGKブローダーセンロングフィード→グレイソンフリックという黄金連係(に見せかけ、フィードが彼を越えた所を岩渕が拾う)で敵陣深めへと運び。
そして左スローインから、受けた輪笠が奥へと切り込んでマイナスのクロスを入れると、合わせにいったグレイソンが住吉と交錯しこぼれた所を岩渕が押し込むという決定機に。
しかしGK権田が反応良く至近距離でこれを防ぎ、粘り強く凌いだ清水。
逆にクリアされたボールを拾ったカルリーニョスがドリブルでカウンター、シュートには繋げられずも陣地を回復と、したたかな姿勢を見せます。

その後も同点を目指し、攻勢を目立たせる岡山。
しかしクロスには辿り着くも、最後の所でグレイソンが(主に住吉のチェックで)仕事をさせて貰えず、合わせてもミート出来ずといったシーンを量産する事に。

その攻勢の最中にベンチが動き、本山・輪笠→柳育・竹内へと2枚替えを敢行します。(柳育が中央センターバックで、田上が左CBに回る)
尚もグレイソンに合わせるクロスが実らない流れは続くも、13分に右サイドでスルーパスに走り込んだ木村が低いクロスをニアに入れると、今度はそこに岩渕が走り込み。
グレイソンマークの裏をかく形となりましたが、吉田が後追いで必死に防ぎにいった結果、腕で倒される事となり合わせられなかった岩渕。
反則の笛も鳴らずに終わると、前半のPK献上シーンも手伝い再び一斉に不満を噴出させる岡山サイド。
しかし竹内が異議による警告を受けるのみに終わってしまいます。

ひたすら攻め込まれる状況を受け、直後の14分にベンチが動いた清水。
矢島→原へと交代し、原が右CBを務める3-4-2-1へシフトと、早くも守備を固める采配を敷いてきた秋葉忠宏監督。

その後も攻め続ける岡山、16分には柳貴のドリブルに対し、丁度その進路で防いだ住吉が激突する形となって両者倒れ込み。
オブストラクションとも取れるようなその絵図に、更なる不満を溜める事となりましたが、ここは交錯の前にクリアする形だったため納得の判定ではあり。
柳貴の方が激しく痛んだものの、何とか起き上がりピッチ外→復帰を果たします。

一方清水ベンチはさらに動き、ブラガの運動量が落ちて来た事で両シャドーを入れ替え。(ブラガ・カルリーニョス→松崎・西原)
直後のゴールキックでGK権田がフィードをミスしてしまう等、岡山の脅威に晒されたが故の絵図が浮き彫りとなりますが、何とか建て直し。
25分には岡山が柳貴縦パス→岩渕フリックで運んできた所を防ぎ、浮き球を中村が巧く操ってキープしたのちのカウンター、対角線のロングパスを受けた松崎が右ポケットへ切り込んでシュート。(枠外)
続く26分にも、柳貴のクロスをクリアしてからカウンターに持ち込み、ここも浮き球を巧く収めた北川が松崎へミドルパスを通し。
そして再度松崎がエリア内へ切り込んでシュート(柳育がブロック)と、守勢ながらも相手の後方を鋭く突く事で脅威を与えます。

攻め疲れからか、次第に単調さが表れ始める岡山。(26分に木村→田中へと交代)
単純なクロスへの傾倒を避けんと、中央寄りから崩しに掛かろうとするも、エリア内へのラストパスが悉く遮断されフィニッシュに辿り着けません。
それ故に、逆に少ない攻撃機会で確実にフィニッシュに辿り着く清水の姿勢を輝かせる事にも繋がり。
35分に田中が中央突破からミドルシュートのチャンスを迎えるも、スリップしてミート出来ずに終わったのも痛かった。

36分に繰り返し反則で末吉が警告を受けるなど、苛立ちも露わになる岡山を尻目に、それをさらに増幅させに掛かる清水。
38~39分にひたすらボールポゼッションを続けると、最終ラインに戻しても、走らされ続けた岡山はプレスを掛けられなくなる絵図も生まれ。
そして40分に再び松崎が突破力を発揮し、右ポケット奥へ切り込んでCKを獲得と、後方・前方ともに岡山ディフェンスをとことん翻弄する立ち回り。
すると相手のセットプレーにも拘らず、岡山が最後の交代を敢行する(グレイソン・岩渕→ルカオ・齋藤)という具合にベンチにも余裕が無くなります。

その後も敵陣でサッカーを繰り広げる清水、右奥で北川が田上を股抜きで抜いてのカットインを見せる(41分)など、要所で技も発揮。
37分以降岡山は一度も攻撃機会を作れないまま、時間はとうとうアディショナルタイムへ。
その突入直前に清水が最後のカードを使おうとした所、宮本が足を攣らせて倒れ込む事態が発生。
そのため北爪では無く西澤へと交代選手を変え、代わりのボランチに投入します。(同時に北川→タンキへと交代)

岡山は最後の手段として、柳育を最前線に上げてパワープレイの体制に。
それでもGKブローダーセンのロングフィードをターゲット(齋藤)が落として繋げたのは1度のみに終わり。
逆に清水の方が、GK権田ロングフィード→タンキヘッドから収めと基点を作り、そこから左奥へ送られたミドルパスを受けた西原。
コーナーでキープと思われたこの場面で、西原はカットインと驚かせる選択を採ったものの、成功させて左ポケットからシュート。(GKブローダーセン足でセーブ)
そしてCKに持ち込むも、未だクロスの体勢を取るのを見て、流石に指示が飛び慌ててキープの体勢へと切り替えます。(キッカーは西澤)

最後は若さが出かかったものの、無事に勝利に辿り着いた清水。
乾不在という逆境の中、成績を残す事で本物のチーム力の底上げに繋がってきたでしょうか。

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