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DAZN観戦 2023年J3リーグ第23節 FC大阪vs奈良クラブ

2023-08-25 18:14:35 | サッカー視聴記(2023年その他)

<両軍スタメン>

  • FC大阪ホームだが、前半は↓とは逆のコートでキックオフ。
  • DAZNの予想スタメンでは、FC大阪が久保と田中、奈良が桑島と浅川の位置が逆。

昇格組同士の一戦、両者の本拠地もすぐ側という事でダービーマッチとして盛り上がるのは当然過ぎるほど当然であり。
その名称は、大阪~奈良間の地形に因んだ「生駒山ダービー」。
この2クラブはJFLに昇格した際も同じタイミング(2015年)で、それ以降毎年絶える事無くぶつかりあっていました。

前半戦、奈良のホーム(ロートフィールド奈良・10節)で行われた試合では0-1でFC大阪の勝利。
その際は順位的に奈良の方が上だったものの、リーグが進むにつれて逆転し、FC大阪が上位という状況で2戦目を迎える事となりました。

スペイン出身のフリアン監督の下、ボールポゼッション重視のスタイルでチームを作り上げている奈良。(前回の記事
しかし因縁持ちの相手かつ、そのホーム(東大阪市花園ラグビー場・第1グラウンド)は以前触れた通り、ピッチコンディションはパスサッカーを繰り広げるには分が悪いもので。
そのため、ピッチの環境に慣れる作業を強いられる立ち上がりとなりました。
それを余所に、前半1分から(久保が)ロングスローを放り込むなど、早期にリードを奪わんと仕掛けるFC大阪。

何とかボールを落ち着け、保持により相手のペースを断ちたい状況となった奈良。
しかしFC大阪のプレッシングの前にそれも容易では無く。
9分に右サイドで田中のボール奪取から攻め、スルーパスが右奥で島田に渡り、戻しを経て美馬がダイレクトでクロス。
ファーサイドで古川がヘディングシュートを放ちましたが、ゴール左へと外れ。

その後もセットプレーを中心にゴールを脅かされる奈良。
浮足立つ事が危惧される展開ななか、そのセットプレー(FC大阪の中盤左サイドからのフリーキック)の防御の流れからか、16分頃に両ウイング(浅川・桑島)がサイドを入れ替え。
ようやくボール保持による攻撃の下地が整い、19分には右サイドでのパス交換から都並が中央へ縦パスを打ち込んで逆サイドへ展開。
左から加藤のクロスが上がり、山本のヘディングシュートが放たれるもGK永井がキャッチ。

その奈良のビルドアップは、前回よりもインサイドハーフの役割分担がより色濃く表れ。
中島がボランチ・山本がFWへと移動し、殆ど4-4-2と言える程の布陣を採ってパスを繋ぎます。
堀内がアンカーの位置を維持しつつ、時には最終ラインに降りてビルドアップに加わる中島。

一方立ち上がりの流れで仕留め損ねたFC大阪。
その勢いが削がれた事で、自身も最終ラインで繋ぐ時間を増やしてゲームを落ち着けに掛かり。
24分にはその最終ラインから左サイドに渡してパスワークで前進、日高縦パス→久保カットインでハーフレーンからパス→古川入れ替わりでポケットへ進入。
そしてシュートが放たれるもGK岡田がキャッチ。

遅めの飲水タイム(26分)が挟まれ、試合は第2クォーターへ。
そして奈良は再度ウイングを入れ替え、スタートの位置へと戻った浅川・桑島の両名。
変節の繰り返しが奏功したか30分に怒涛の攻撃を仕掛け、鈴木のミドルパスをヘッドで合わせた酒井、そのままボールを確保して左ポケットを突き。
そしてカットインを経て中央からシュートするも、舘野のブロックに阻まれます。
FC大阪が回収するも左サイドで浅川が奪って尚も継続、加藤からのマイナスのクロスがエリア外中央へ流れた所、堀内を経由し中島がミドルシュート(枠外)と波状攻撃。

自身のペースに持ち込むと、34分にはビルドアップの最中に最終ラインが変形しつつ(右サイドバック・都並が中に絞った3枚→都並が上がり堀内が下がっての3枚)の繋ぎを披露しつつ攻め上がり。
都並の右からクロスがクリアされ、尚も左へ展開して奥を取ってコーナーキックをゲット。
するとキッカー中島のクロスを、ニアサイド近めで山本がフリックの形で合わせると、ボールは綺麗にゴールに吸い込まれます。
フリーの状況でジャンプせずに合わせる、実にあっさりながらも狙い通りといったゴールを決めた山本。

リードを許したFC大阪、立ち上がりはアバウトな攻めで押し込んでいたものの、これにより主体的な繋ぎを中心にしなければならなくなり。
前回観た際と同様に、左SBの舘野を上がり目にする体勢からパスを繋ぐ攻撃に活路を見出します。
37分、板倉の右→左へのサイドチェンジが決まり、受けた久保がドリブルで仕掛けたのちエリア内へパス。
受けた舘野が奥からクロスを入れ、ファーサイドで古川が合わせにいくという形を作り。
これは撃ちきれず終わるも右CKに持ち込み、キッカー日高ファーにクロス→古川ヘディングシュートと、奈良同様にCKで仕留めんとしましたがGK岡田がキャッチ。

反撃体制は作ったFC大阪ですが、奈良のポゼッションを阻む事は出来なくなり。
最終ラインで、バックパスでプレッシャーを引き込んだ末にその背後を突くという巧みな姿勢に四苦八苦する流れとなります。

立ち上がりは苦戦するも、すっかりゲームコントロールする立場を手にした奈良。
アディショナルタイムの最終盤も、ロングボールからの攻撃で跳ね返りを堀内が遠目からミドルシュート(枠外)と、フィニッシュで終わらせ。
そして前半終了の笛が鳴り、リードを保ってハーフタイムに突入しました。

巻き返したいFC大阪、そのHTで交代カードに手を付け。
古川→木匠へと交代し、前線の圧力を高めて後半に臨みました。

スローインからの攻めを交えながら、圧を掛けていくFC大阪。
それを受ける形となった奈良は、ボールと無関係な所での交錯による反則が頻発。
その際に鈴木が警告を受ける(2分、裏に走り込もうとした木匠と交錯)など、苦境に塗れる絵図を表してしまいます。
それに伴い再びFC大阪のプレッシングに難儀する流れとなり、後半7分には齊藤が前に出てボール奪取。
そのまま禹→島田と経由して左ポケットを突き、シュートが放たれるも鈴木がスライディングでブロックして何とか防ぎ。

それでも10分、巧くプレッシングを掻い潜ったところ、山本のドリブルを反則で止めた舘野が警告を受け。
このタイミングでFC大阪ベンチが動き、田中・日高→利根・小松へと2枚替え。
奈良は距離のあったFKでしたが放り込みを選択と、交代直後の隙を突かんとします。(中央で鈴木がフリックするもゴール左へ逸れる)
続く13分にもロングボールを合わせにいった山本が(板倉に)反則を受け、再び遠目からのFK。(左サイド)
中島のクロスがエリア内中央へと落ちる所、都並がヘッドで合わせましたがGK永井のファインセーブに阻まれ、追加点はならず。

交代以降、久保が右サイドハーフへと回ったFC大阪。
奇しくもお互い、DAZNのスタメン予想が外れた位置で入れ替えが交錯する試合展開となりました。

17分最終ラインでパスワークを繰り広げるFC大阪、その久保へ板倉のミドルパスが渡ると、禹を経由して今度は美馬がロングパスを裏へ。
そして受けた木匠が右ポケット奥を取ってシュート(鈴木ブロック)と、長いパスを軸としたゲームメイクで好機を作り。

奈良は時折カウンターで好機を作るも、FC大阪の圧力を受ける形となって前半のようなゲームコントロールはままならず。
22分に最初にベンチが動き、桑島・酒井→金子・嫁阪へ2枚替え(浅川がセンターフォワードに回る)と、前線の選手を入れ替えます。

一方のFC大阪も、直後の23分に再び交代し島田→松浦。
以降松浦がセカンドトップとなり、4-2-3-1ないしは4-4-1-1という布陣に。
26分に再び久保の下へロングパスを通し、今度は奥で受けた久保、そのままカットインでポケットを突いて低いクロス。
中央に走り込む木匠の前でGK岡田が遮断と、ロングボールによる鋭い攻めも何とか凌ぐ奈良。

後半も遅めの飲水タイムとなり(26分)、ダービーマッチもいよいよ大詰めに。
奈良は29分、都並が裏へとロングパスを送るも走り込む嫁阪には繋がらず。
ダービー故の熱狂か、ないしはそれに伴いピッチコンディションの問題がぶり返して来たか、ボールを繋ぐ事を放棄するような立ち回りを強いられます。
その症状はFC大阪サイドも同様で、スローインによる漸進戦法を経て、ロングスローの体勢に繋げるという強引な攻め。

そして最後の交代を敢行するFC大阪、採った手段は前回と同様、本来DFである坂本のFW起用。(禹と交代、松浦がボランチに回る)
34分に投入し、彼狙いのロングボール攻勢で流れを変えんとします。
36分右スローイン、受けにいった坂本の前でバウンドして流れるも、奈良ディフェンスもクリア出来ず後ろで木匠が拾いにいき。
一旦奪われるも、クリアを坂本がブロックして拾い直し、右奥へ切り込んでクロスを上げ。
そしてファーサイドで舘野がヘディングシュートを放ちましたが枠を捉えられず。

そのアバウトながらも迫力ある攻めに対し、奈良ディフェンスも対応の間違いは許されない状況を強いられ。
そして対策を取るべく38分に2枚替えを敢行するベンチ。
中島・山本→小谷・片岡へと交代し、以降は小谷が最終ラインに入る5バック(3-4-2-1、堀内・片岡のドイスボランチ)で凌ぎを選択。
ダービーマッチへの意気込みを試合前に熱く語っていたという(放送席の談)フリアン監督、その必勝への思いを形に示します。

その後再びボールから離れた位置での反則(舘野が都並にアフターチャージを受ける)で、サイドからのFKによるFC大阪の好機。(40分)
キッカー小松のクロスはクリアされるも、跳ね返りを松浦がボレーシュート、これがゴール左へ外れる惜しいフィニッシュを描きます。
すると奈良GK岡田が足を攣らせてしまうという具合に、守りきる側も苦難に溢れ。
1分程倒れ込むも起き上がり、最後までプレーを続けた岡田。

投入された小谷は坂本へのマンマーク要員で、いかにもクローザーといった役割を徹底し。
その働きにFC大阪も勢いが削がれていき、0-1のままとうとうATを迎えた後半。

それでもロングボール攻勢を続けるFC大阪。
それを合わせにいく坂本に対し、マークする小谷が反則を取られてFKとなるなど、対策が裏目に出るシーンも少なくなく。
その後右からのスローインでロングスローを放り込む久保、これが誰にも合わず中央でバウンドするボールとなり、ファーに流れた所に齊藤がヘッドで合わせにいくも空振りしてしまい。
攻めも守りも綺麗にいかずという、泥臭い攻防は続きます。

そんな中で奈良ベンチは残っていた交代カードを使用。(浅川→可児)
クリアボールを拾った嫁阪によりカウンターを仕掛けんとするも、美馬に反則で止められて果たせず。(美馬に警告)
結局守勢が続く事となりましたが、必死の守備で目安の時間(5分)は過ぎ。

そしてFC大阪の最後の左CK(ここでGKが前線に加わらなかったのはやや疑問)も、こぼれ球を拾った久保の逆サイドからのクロスも跳ね返し。
試合終了を告げる笛が鳴り、フリアン氏の咆哮とともに勝利を実感する事となった奈良サイド。
J初年度のダービーは、こうして全くの五分で幕が閉じられるに至りました。

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DAZN観戦 2023年J3リーグ第21節 FC大阪vsY.S.C.C.横浜

2023-08-11 18:19:52 | サッカー視聴記(2023年その他)

<両軍スタメン>

  • 前半は、↓とは逆のコートでスタート。
  • DAZNの予想スタメンでは、YS横浜のフォーメーションは3-3-1-3。(萱沼がトップ下で、アローヨ・道本が両ウイングとなっていた)

今季からJリーグでの戦いをスタートさせたFC大阪。
初めて観る場合は、そのホームグラウンドが東大阪市花園ラグビー場という、他競技のものを使用している事に面食らうでしょう。
第3グラウンドまであり、前年のJFLでの試合の際は主に第2グラウンドを利用。(服部緑地陸上競技場との併用)
しかし観客動員が昇格の課題となるや、最終節では集客力のある第1グラウンドを使用。
その際の相手が鈴鹿ポイントゲッターズというカズのおかげで圧倒的な集客力を誇るクラブが相手だったため、無事に大観衆を集めて条件クリアに至りました。

それでも第2グラウンドが1,000人強という集客力しかない故に、J3へと舞台を移した今季は全て第1グラウンドでの開催。
これに対して「花園は聖地」という思いを抱くラグビーファンから異論の声が噴出したものの、既に東大阪市は(2020年から)指定管理者を東大阪花園活性化マネージメント共同体(FC大阪を含む3社で構成)とする事としていたので、慌てて反対した所で後の祭りという状況でした。
そんな訳で、ラグビー場での戦いを繰り広げているFC大阪。

しかしそのピッチコンディションは、遠目からでも非常に芝の状態がまちまちなのが解り、メインスタンド側の剥げ具合が酷いといった感じであり。
パスサッカーを繰り広げる相手のYS横浜にしてはとてもやり辛そうで、加えてFC大阪のハイプレスに悩まされる二重苦となり。
何とか誤魔化しながら、前半4分にスローインを直接受けにいったアローヨが舘野に反則を受けた事で得た右サイドからのフリーキック。
キッカー中里のクロスから萱沼がヘディングシュート(枠外)と、ファーストシュートに辿り着き。

攻撃サッカーの名倒れは避けたいYS横浜でしたが、その後はFC大阪のアバウトな前進に難儀。
ロングボールで前進し、その都度スローインを獲得の繰り返しという、ストーミングっぽいスタイルで文字通り地の利を得ようとするスタイル。
何とか対抗したいYS横浜ですが、10分には後方からロングパスを出そうとした所、二階堂がスリップしてしまい蹴られたボールは禹がカット。
そして拾った木匠のドリブルを柳が反則気味に止めてしまう(笛は無し)という具合に、苦境の色を示し。

そんな試合絵図を変えんとしたのが、リアルストライカーの福田。
以前観た際(13節・愛媛戦、3-2)以降ノーゴールが続いているものの、相変わらずゴールへの意欲は旺盛であり。
11分に左サイドでのスローインからの繋ぎから、ワイドからカットインでポケットを突き、そのままシュートを放つ福田。(ブロック)
守備面でも、18分に激しいプレッシングでFC大阪最終ラインを乱した末に右サイド深めでボール奪取。
そしてこぼれ球を萱沼が果敢にダイレクトでシュート(GK永井キャッチ)と、福田の前向きなベクトルを軸にペースを掴まんとしたYS横浜。
26分にはGK児玉のロングフィードを収めるも、腕に当ててしまいハンドで途切れてしまう等、それが空回りするのも不変でしたが。

しかしこの辺りから、FC大阪はストーミングに近いそのスタイルを改め、最終ラインから繋ぐ攻撃へと変遷。
前述のシーンこそ福田のプレッシャーの脅威を受けたものの、その後はしっかりと敵陣で攻撃を終え。
プレッシングも相変わらず冴え渡り、ボランチの禹が前に出るキツい前線の守備に対し、YS横浜はとても繋ぐ余裕は作れず。

そんな流れで挟まれた飲水タイム。(26分)
このままでは苦しいYS横浜、ロングボールをアローヨに当てる攻撃を取り入れて何とかFC大阪のプレッシングをかわしに行きます。
それでもポゼッションスタイルを捨てる事も無く、最終ラインでプレスをいなした末のロングボールで、しっかりとFWに当てにいくのが中心の攻撃。
33分には花房がロングパスを出し、アローヨでは無く福田が落下点に入ったものの、その頭を越えてバウンドしたボールにアローヨが走り込むナチュラルなトリックプレーに。
そして左ポケットからアローヨのシュートが放たれるも、ゴール右へと外れてしまい先制ならず。

これで無事ペースを掴んだYS横浜、36分に再び花房のロングパス、今度はアローヨが収めてそこから敵陣で繋ぎ。
そして左ポケットで縦パスを受けた福田、エリア外へと戻ったその刹那ミドルシュートを放つと、GK永井がセーブした跳ね返りを萱沼が詰めてシュート。
しかしオフサイドを取られてしまい、これも惜しいフィニッシュに止まります。
直後の37分にも、敵陣でキープする道本が(美馬に)反則を受けた事で、良い位置での直接FKと好機は続き。
これをキッカー道本が壁の間を通してシュート、ゴール右を襲ったこのボールをGK永井がセーブ、右へこぼれた所をすかさず詰めにいった花房。
ここでマイナスのクロスを選択しますが、中央で走り込んだ萱沼・福田のどちらにも合わずと、これまた際どい好機を逃し。

この影響でYS横浜が勢いを失った事で、極端に攻撃機会が少ない展開(自分の集計です)へと移行した前半の残り時間。
散発的にFC大阪が好機を作るもフィニッシュには繋げられず。
結局スコアレスのまま前半を折り返します。

後半が始まる前に、動いたのはFC大阪の方で木匠→島田に交代。
チームのトップスコアラーの島田(5点)ですが、この日は後半まで温存という形となっており、ギアを上げに掛かったでしょうか。

長いブレイクが挟まれた事で、再びやり直しを強いられるように中々攻撃機会を作れないYS横浜。
それを尻目にペースを掴みたいFC大阪、後半は主に左肩上がりでのビルドアップの形を取り。
その狙いは後半4分に端的に現れ、前に出た左サイドバックの舘野、田中の戻しを受けるとそのままアーリークロス。
この角度を付けたクロスを、投入された島田がファーサイドで合わせましたが、放たれたヘディングシュートは花房が腹部でブロックして防ぎ。(鳩尾を突かれた事で暫く蹲る)
舘野のクロス精度を利用するシステムと理解出来ましたが、本格的に威力を発揮するのは暫く後となり。

不本意な入りを強いられたYS横浜ですが、以降本腰を入れ本来のパスワークを貫きに掛かり。
前半はあまりの繋がらなさに、アンカー中里が最終ラインに降りてカバーする場面も見受けられましたが、後半はそれはほぼ皆無であり覚悟を持った物の強さを発揮。
敵陣でポゼッションを高める流れを無事に作り上げます。

そして10分、その敵陣でのパスワークから、一旦戻されたのち中里が斜めの縦パスをペナルティアークへと打ち込み。
これを萱沼がポストプレイで繋ぎ、受けた冨士田がエリア内を突いてシュート。
ゴール左へと突き刺さり、綺麗な縦パス→ポストプレイの流れを描いたゴールで先制点に辿り着きました。

リードを奪われてしまったFC大阪。
以降島田をターゲットとし、彼のポストワークを軸にペースを掴まんとします。
ディフェンスに遭いながらも頑張りを見せる島田でしたが、残念ながらそこからはフィニッシュを生み出せず。
15分に再度カードを切るFC大阪、禹・田中→日高慶太・利根へと2枚替え。

一方のYS横浜も動き、先日ヴェルディから育成型レンタルで加入した橋本を投入したのが18分。(アローヨと交代)
ポゼッションを確保できた以上、必要なのはターゲットマンよりもドリブラーという選択を採ったでしょうか。
その後も、パスワークに橋本のドリブルを加えるという形でペースを確保するYS横浜。
FC大阪に攻撃機会をロクに与えず、後半の飲水タイム(23分)まで時間を進めました。

ブレイクが明ける際、町田→渋谷へと交代とさらに動いてきたFC大阪。
これで4人目の交代と積極的に動くこの日の志垣良監督。

しかし流れは依然として変わらず、27分に橋本のドリブルから右コーナーキックを獲得したYS横浜。
ここから試合は動き、キッカー中里のクロスを花房が合わせヘディングシュート。
これをキャッチしたGK永井、低いロングフィードで素早い攻めを選択したものの、これが完全に裏目に出る事に。
古川を走らせたものの届かず、逆に前に出たGK児玉が前線へ蹴り込むと、これがFC大阪最終ラインの裏を突くボールとなり、そこに福田が走り込む泣きっ面に蜂の状況に。
ピッチコンディション故の不規則なバウンドも絡み、クリア出来ず福田に収まった末にシュート。
ゴールネットが揺らされ、トランジションの連続と呼ぶのも生易しすぎるといった流れで、YS横浜がリードを広げました。

これで攻めるしか無くなったFC大阪。
久保の推進力を前面に押し出したうえ、ボランチの位置から前線へ飛び出す渋谷の動きも絡めてYS横浜ディフェンスを低い位置に押し込み。
そうしたうえで、前述の舘野を中心とした左手前からのクロス攻勢に活路を見出す事となります。

それが具現化したのが最後の交代カード投入で、美馬→坂本。
本来DFの坂本をFW起用する(ただしFW経験はあり、2017年はJFL(奈良・当時)で18得点)という苦肉の策に近いものでしたが、それが最高の結果を齎します。
右CKを得られたというタイミングで敢行したこの交代策で、その坂本のファーストプレイが、キッカー日高のニアサイドへのクロスを合わせてのヘディングシュート。
これが綺麗に対角線を描き左サイドネットへ突き刺さる、まさに起死回生のゴールとなりました。

勢いを得たFC大阪、坂本が最前線となった事で古川が右サイドハーフ・久保が右サイドバックとそれぞれ一列下がった位置へシフト。
続く34分にも舘野の手前からのクロス、これを坂本が身体で落とした所を渋谷が拾い。
全てのピースが嵌るかのように繋がりましたが、放たれた渋谷のシュートはゴールバーを直撃して枠外と、惜しくもモノに出来ません。

それでもその勢いに任せ攻め上がり、続く35分には右スローイン、久保が一気に裏へと投げ込んだ事が奏功。
奥で受けた渋谷のクロスが上がり、坂本が合わせにいきこぼれた所を日高が繋ぎ。
勢い余って橋本と交錯した(正直日高の反則に見えたが笛は鳴らず)事でYS横浜サイドの足が止まってしまったでしょうか、拾った舘野のシュートが豪快にゴール上部に突き刺さります。
立て続けの得点による同点劇で、ホームの観衆を熱狂に包む事に成功したFC大阪。

以降も舘野のクロスを中心に攻め込み、一気に逆転を狙いにいくFC大阪。
37分に坂本の落としから、ポイントゲッターの島田にチャンスが訪れるも、あろう事か空振りで逃してしまい。
その直後にも同じく坂本の落としを経てボレーシュートを放った島田でしたが枠を捉えられず。

怒涛の攻撃を許すYS横浜。(38分に冨士田→大嶋に交代)
40分には福田が反則気味に日高に奪われてさらに攻撃を許し、例によって福田が激しく異議を唱える等そのフラストレーションも最大近くとなり。
とりあえず一息つきたいのは当然であり、42分に何とか橋本のボール奪取からのキープでそれを果たす事に。
そしてその直後に最後の交代カードを使用(中里・福田→土館・松村)と、こちらも手を打ち尽くします。

その後は大嶋をターゲットとしたロングボールが中心と、既に試合も最終盤故に細かい組み立てに頼れる余裕は無く。
そして突入したアディショナルタイム、GK児玉のロングフィード、低い弾道ながらバウンドが高く跳ね上がり。
これを橋本がフリックで繋いで好機を作るYS横浜、拾った萱沼の右ポケットへのスルーパスに走り込んだ松村。
マイナスのクロスを送るもブロックされ、ワイドで拾い直して再度クロス、今度は高いボールを経て大嶋がヘディングシュート。
しかしフリーで放たれたこのシュート、GK永井がファインセーブで勝ち越しは許さず。
FC大阪の方が攻撃機会が多かったATですが、最も印象を残したのはこの決定機となりました。

そして2-2のまま試合終了。
引き分けに終わり、これで4戦連続引き分けとなったFC大阪。
しかも以前の3試合はスコアレスドローと、J初年度ながら整然とした戦いは出来ているという印象です。
とりあえず降格の危機は今の所無さそうで、この特異なホームスタジアムの中、どれだけ地元のファンを惹きつけられるかどうか。

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TV観戦 天皇杯 第103回全日本サッカー選手権大会ラウンド16 川崎フロンターレvs高知ユナイテッドSC

2023-08-04 18:18:51 | サッカー視聴記(2023年その他)

<両軍スタメン>

  • 公式では川崎vs高知の順だが、どう見ても高知ホームの試合(会場=高知県立春野総合運動公園陸上競技場)なのでそれに準じて表記。

2回戦でガンバ、3回戦で横浜FCを撃破し、ここまで歩を進めた高知。

2020年に取り上げた際のメンバーは横竹・西村(リザーブに田口)ぐらいで、新入団が多くなっている選手編成。
特に今季は、Jクラブからの移籍選手(レンタルのみならず)の割合が増え、本格的に「Jリーグを目指すクラブ」としての歩みの最中といった所でしょうか。

そんな高知に立ちはだかるのが、J1の強豪である川崎。
戦術浸透度が低かった(当時)ガンバや、エレベータークラブの横浜FCとは数段上の相手であり、その相手にどれだけ食い下がる事が出来るか。

今大会においてはカウンターの色が非常に強いという評判の高知。
その通りに試合を通して川崎がボールを握る展開となり、それにどう立ち向かうか。

しかし立ち上がりは、その川崎のポゼッションに対し果敢に前からディフェンスを仕掛けにいき。
前半4分に今井那が前に出てボール奪取、こぼれ球をさらに前に出てスライディングで繋いでショートカウンターに持ち込みます。
これを拾った西村、遠目からミドルシュートを狙ったものの、グラウンダーのボールは右へ逸れて枠外に終わり。

一つこうしたフィニッシュを生んだ事で、後はどれだけこれを増やし、かつ精度を上げるかが勝利のカギとなる。
そんな展開を想像したものの、前から奪いにいったのは結局これぐらいとなり。
その後ひたすら川崎のパスワークに晒され、とても前線でプレッシングを掛ける余裕が無くなる事となりました。
5-4-1の守備隊形を採る高知に対し、6分にその前5人の五角形の内側を瀬古が使ってのパスワークで揺さぶる川崎。
バックパスののちにシミッチが一気に裏へロングパスを送り、エリア内に走り込んだ宮代が足から跳び込むも合わずという際どいシーンとなり。
8分にもシミッチのミドルパスが通り、左サイドからポケットを窺いながら長らくパスワーク。
再びシミッチに戻されたのち、彼の縦パスを受けた瀬古が左ハーフレーンからミドルシュートを放ち、GK上田がセーブ。
短いパスで揺さぶられたのちの、シミッチの長いパスが決まるというパターンが確立しつつありました。

これで危うさを感じた高知。
以降ひたすらリトリートを強いられる格好となり、その中でワンチャンスロングカンターを狙うといった試合絵図が出来上がります。
自陣で横のラインを整えた5-4-1で構えるという、もはや五角形を作って前で守備をする状況では無く。

16分に再びのシミッチの縦パスを受けた橘田がミドルシュートを放つ(ゴール上へ外れる)など、川崎のゴールは時間の問題と思われましたが、ここから粘りを見せる高知。
直後の17分、川崎の攻撃を切ってクリアボールを橋本が拾うと、ボールキープで相手のチェックを掻い潜らんとする橋本。
これに対しシミッチが後追いで反則を犯した事で、何とか一糸が繋がった感があり。
その後18分、左サイドから細かいパスワークで前進していき、左ポケットを取った樋口が奥からグラウンダーでクロス。
これに小林心が足で合わせにいったものの僅かに届かず。
このシーンによりフィニッシャーを小林心にしようとしたのか、以降西村と小林心のポジションを入れ替えて暫くの間過ごした高知。
しかし攻撃シーンはそう多くなく、ひたすら続けられる川崎のパスワークによる攻撃。

結局25分辺りで、再び西村と小林心が入れ替わり開始時のポジションに戻ります。
そしてそこから最初に好機を得たのは高知で、自陣左サイドで橋本がボール奪取し、素早く縦に運んでスルーパスを右ハーフレーンで受けた小林心。
ドリブルでエリア内に持ち込まんとしましたが、タッチが大きくなった所をGKチョンソンリョンに抑えられ。
しかしそれでは終わらず、勢い余ってチョンソンリョンをチャージする形となった小林心、反則で警告を受ける事となってしまいました。
頭部を蹴られる格好となったチョンソンリョン、1分ほど倒れ込んだ末に脳震盪チェックも行われ、何とかプレー続行の運びとなり。

以降再び川崎の時間となるも、勝利への道筋を得た事で高知ディフェンスも引き締まり。
自陣でブロックを固める事で、流石の川崎も崩しに難儀する時間が続きます。
中々ポジションチェンジも仕掛けられないなか、左スローインの際には最初から家長が受けにいくなど、定番ながらもやや強引な変え方も見せ。
35分には山根が左サイドに張り出し、登里のミドルパスに走り込んで一気に最奥で受けるというシーンからクロスを上げ、小林悠がヘディングシュートを放ちましたがゴール左へと外れ。

そんな状況故にやや弛みが見られてきた川崎。
38分にはパスミスを小林心に拾われ、ドリブルでカウンターに入られる始末。(登里が反則気味のチャージで止める)
アディショナルタイムにもパスミスを吉田に拾われて高知の攻撃となり、右サイドで吉田が高井を股抜きで剥がして奥へ進入。
入れられたクロスはブロックされるも、こぼれ球を佐々木敦がミドルシュート(枠外)とフィニッシュで終え。

結局スコアレスで前半終了となり。
圧倒的に押されながらも、散発的に仕掛ける攻撃をモノに出来れば……という流れは作った高知。
ハーフタイムで西村→東家へと交代(小林心が再度FWへ回る)、J1クラブ(福岡)から移籍してきた選手の投入でそのプレッシャーを増しに掛かります。

後半も展開はさして変わらず、我慢を重ねる高知がカウンターに活路を見出す流れ。
後半3分に自陣でのカットから繋ぎ、東家が右サイドを前進ののち、佐々木敦のスルーパスで抜け出しグラウンダーでクロス(ファーで橋本折り返すも繋がらず)と早速その一矢を担った東家。

一方前半はゴールを奪えなかった川崎。
性根入れてパスを回し、ひたすらポケットを突きに掛かるものの、シュートチャンスは中々生まれず。

そんな流れのなか、11分敵陣で橘田がボールを奪って川崎のショートカウンター(とはいっても全体高知陣内に密集していましたが)という逸脱した流れに。
山根が左ポケットに進入して中央へ横パス、そして宮代がシュートを放ちましたがGK上田がセーブと辛うじて防ぎ。
危険な奪われ方は避けたい高知。

そして定型の流れへ戻ると、14分に待望のカウンターチャンスが。
今井那のロングパスで裏を取り、左サイドで東家を起点として前進していき、樋口が左ポケットへスルーパス。
そして走り込んだ東家がシュート、GKチョンソンリョンのセーブで右へこぼれた所を小林心が詰め。
GK不在故に決まったか、と思われたこのシュートは、戻った高井がブロックとまさに決死のディフェンスで防がれてしまいます。
先制点まで後一歩と迫った高知、その後コーナーキック→ロングスローとセットプレーで押し込むものの、やはり決定機を逃したツケが付いて回る事に。

一方何とかビハインドは避けた川崎、17分にシミッチ・小林悠→遠野・瀬川へと2枚替え。
橘田がアンカーに、宮代がセンターフォワードへシフトとポジションも入れ替えます。
メンバーを入れ替え目線を変えにいったものの、以降も展開的には変わらず。
攻撃が停滞するなか、高知の一刺しに脅かされるといった時間帯に。

高知ベンチは20分に小林心→田口へと交代。
22分に再び、自陣で高野のパスカットから素早く運ぶ攻撃を仕掛け。
しかし左ポケットは取ったものの、戻しから橋本のミドルシュート(枠外)と、先程のような決定機はそうそう得れるものでは無く。

ここから押し返す川崎、25分に中央からの前進を経て宮代がペナルティアークからシュート。(GK上田キャッチ)
これを皮切りに押し込み、シュートラッシュを掛けんとします。
しかし家長や遠野のシュートがジャストミート出来ずに終わるなど、今度は最後の精度に賭けるという流れに。

そして32分に再度動く川崎ベンチ、登里・宮代→佐々木旭・山田へと2枚替え。
これまで散々登里の上下動を起点としていただけに、そこを代えたのは勇気のいる決断でしたが、結果的に吉となったでしょうか。(単にベテラン登里のスタミナ面の考慮、という可能性もありますが)

良く凌いでいた高知ですが、守備で走り回らされると流石にスタミナ面は厳しくなり。
34分家長の左サイド手前からのクロスは流れてしまうも、CKへの逃げを選択と、その影響を感じさせるシーンを描き。
するとその右CKから、キッカー瀬古はニアにクロス→瀬川フリックを選択し、中央へ流れたボールを山田がボレーシュート。
GK上田がセーブするも、跳ね返りを佐々木旭がヘディングで詰めてゴールネットを揺らします。
ようやく先制点を挙げた川崎、客観的には遅過ぎといった所ですが、とてつもなく重い1点となります。

これで攻めなければならなくなった高知。
直後の36分に左サイド手前から橋本がクロス、田口のフリックがクリアされてCKを獲得するも、フィニッシュには繋げられず。

マイボールを失い、これで高知の命運はほぼ尽きたといった感じに。
以降川崎のポゼッションは守備面に大きく貢献し、これを遮断しなければ攻撃に入れず、またそれを果たす難度も非常に高く。
39分に2枚替えを敢行(橋本・樋口→田尻・新谷)するも、流れを変える一手とはなり得ません。

敵陣深くに進入しても、戻して作り直しという色を一層強める川崎。
その中でも41分に山田がボレーシュート(ブロック)、ATには遠野がミドルシュート(枠外)と、追加点の意識もチラつかせ。

何とか最終盤、ボールを確保した高知は最後尾から繋がんとしますが、川崎ディフェンスの前に好機が生まれる事は無く。
結局1-0のまま試合終了の時を迎えました。


健闘した高知ですが、そんな状況の最中に無視できないニュースが。

資金繰りが苦しい、と3年前の記事で書いたものの、そちらの方に針が振れてしまったかという感想を抱かざるを得なく。
大金を出してくれるならばどんな企業でも……といった精神は、財政破綻する前のJ2・大分に通じるものがあり、厳しい目は避けられない状況となってしまったでしょうか。
(どんな企業なのかは、↑のツイートのリプを見て頂ければ解るかと)

FC神楽しまねの解散など、現在のJFLの情勢は決して楽観的では無く、舵取りを間違えたクラブは不幸な結果に終わるものであり。
果たして高知がそのレールに乗ってしまわないかどうか。

(追記)

8/4に契約解除の報が発表されました。

 

スピード対応が過ぎる気がするものの、一安心といった所でしょうか。

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DAZN観戦 2023年J3リーグ第20節 FC今治vsテゲバジャーロ宮崎

2023-08-03 16:11:10 | サッカー視聴記(2023年その他)

<両軍スタメン>

  • 今治のホームだが、↓とは逆のサイドで前半スタート。
  • 今治のフォーメーションは、DAZN予想では4-4-2、yahooスポーツナビでは3-4-2-1。

J1→海外・J2→J1と、還流のようなステップアップの移籍劇。
こう書くと当然ながら、J3→J2への移籍も無視する訳にはいかず。

昇格を目指すクラブの、得点力に長けたアタッカーというファクターは引く手数多。
そんな事を痛感させるかのように今夏被害に遭ったのは今治で、ドゥドゥが千葉に・中川が藤枝に移籍が決定しチームを離れる事に。
特にドゥドゥは元来バリバリのJ2レベルの選手とはいえ、わずか半年の果実しか齎さずに去るという具合に、移籍市場は残酷であり。
それでも目標の昇格に向け、歩みを止める事は許されない今治。
目を付けたのはレンタル中にも拘らず干されがちな選手で、徳島から千葉(レンタル元は清水)・甲府から土肥(レンタル元は広島)をレンタル先変更という形で補強と、良い着眼点で戦力補填に成功しました。

そんな補強策もあり、前節から3バックへと基本フォーメーションの変更に至った今治。
そしてこの日の相手は純正4-4-2の宮崎と、そのギャップを活かすべき試合となりました。

試合が始まって早々、前半2分に右サイド中盤で照山が(永田に)反則を受け、遠目からのフリーキックを得た今治。
ここで放り込みの姿勢を取ると、対する宮崎は一旦はエリアからすぐ手前にディフェンスラインを構えたものの、キッカー三門が蹴る直前になって一気にラインを上げるオフサイドトラップを仕掛けます。
しかし翻弄されなかったのはヴィニシウスで1人そのラインに付いていき下がると、三門も放り込みでは無くグラウンダーでスルーパスを選択。
反転して受けたヴィニシウスが右ポケットを突いてグラウンダーのクロスを入れ、西岡の戻りながらのクリアがミスとなった所をファーサイドで千葉が合わせてゴールネットを揺らします。
宮崎のトリックプレーに対し裏の裏を掻いたという格好で、早々にリードを奪いました。

この失点で、堅守の宮崎は動揺してしまったでしょうか。
続く4分にも今治はクリアボールをヘッドで繋ぎ、渡った土肥に前進を許してピンチ。
そしてエリア手前中央でキープするヴィニシウスから、左ポケットへのスルーパスに三門が走り込んでシュート体勢に。
北村知ブロック→GK青木片手でセーブと2人掛かりで止めたものの、こぼれ球を千葉が詰めてまたもゴールネットが揺れ。
立て続けの2得点で、加入した千葉が高々と復帰をアピールする事となりました。

尚も6分、土肥がパスカットからドリブル→ヴィニシウスドリブルと中央突破から、エリア内を突いてシュートを放つ今治。(GK青木キャッチ)
まさに独壇場といった展開ですが、その直後宮崎もロングパスを左サイドで受けた石津が起点となり、永田がカットインからミドルシュート(ブロック)とやり返し。
宮崎が反撃体制に入った事で、その攻撃を今治がどう凌ぐかという点に注目が集まりました。

3-4-2-1かと思われたその布陣は、楠美がアンカー気味に位置取り、前線の枚数を多くするという3-3-2-2(3-1-4-2)にも近い布陣。
ボランチタイプが3人居る特徴を生かしてのフォーメーションですが、基本は前から嵌めにいくスタイルで、2点のリードを得ても変える事は無く。

しかし宮崎の最終ラインに対し、三門や土肥が果敢に前に出た所をかわされるシーンが目立ちます。
12分宮崎は左右に振って三門が前に出た所をかわし、敵陣に進入しても左→中央→右へと振った末に青山が右ポケットへとスルーパス。(北村知が受けるもディフェンスに遭いコーナーキックへ)
ここはシュートに繋がらなかったものの、千葉の出血というアクシデント(14分、止血の末16分に復帰)を挟んだのちの17分。
ここでも宮崎の最終ラインに対し前線5人が圧縮して詰めにいくも、土肥が左寄りになった所を西岡が斜めの縦パスでいなし。
そして再び敵陣で右へと振って北村知がポケットへスルーパスと、同じような危機に。(走り込む江口には通さず)
そしてフィニッシュに繋がれたのが20分で、再び土肥のポジションを狙われて右から中央→左へと渡してビルドアップに成功する宮崎。
今度はそのまま北村椋がアーリークロスを送ると、ニアサイドで南野が足で合わせシュート。
GK伊藤がセーブした所を石津が詰めましたが、このシュートも照山がブロックして防ぎ。

失点は免れた今治でしたが、その穴は大きいものだと実感せざるを得ない流れであり。
その原因は中途半端な土肥のポジショニングというよりは、サイドに出された時のウイングバックのプレッシャーが足りないといった印象。
前から嵌めにいくには不可欠な要素であり、以降修正は必須に映りました。

そして飲水タイムが挟まれると、その通りに修正が施され。
宮崎が自陣でボールを持った際は、松本が前に上がる事で4-4-2気味に守るスタイルを採ります。
これが奏功する形となり、跳梁を許していた最終ラインから左への展開に蓋をされる事で、宮崎は攻撃機会が次第に減少。
何とか38分に、青山の右→左へのサイドチェンジで強引にサイドを変える事で好機に持ち込み。(その後は永田が左手前からクロスもシュートには繋がらず)

余裕が失われた宮崎、その影響か続く39分に中盤でボールコントロールをミスした所を三門に拾われ、そのままスルーパスを通されてヴィニシウスがGKと一対一に。
そしてGK青木が前に出た所を、ループシュートでその上を抜いてゴールゲット。
前半のみで3点リードを奪うに至った今治。

以降は宮崎の攻撃を凌ぎつつ、マイボール時はヴィニシウス狙いのロングボール中心と、シンプルなスタイルに移行する今治。
アディショナルタイムに左サイド奥でのスローインの連続と猛攻を掛け、近藤が左からカットインシュートを放ったもののGK青木がキャッチ。
システム変更の影響か、千葉・ヴィニシウスの活躍に比して近藤が今一つ目立たないといった前半全体の印象でしたが、訪れる好機でもモノに出来ず。

結局3-0で折り返しとなり、建て直しを強いられるのは宮崎の方。
ハーフタイムで2枚替えを敢行するに至りました。(南野・北村知→高橋・山崎)

後半、今治はさらに微調整を施し、守備時にヴィニシウスの位置が下がり気味となり。
つまりは3-4-2-1へとシフトした感があり、3点リードの状況らしくプレッシングは自重気味となります。

宮崎は、そのヴィニシウスを突くように左サイドでの攻めを重視。
高橋や石津も左へと張り出し、人数を掛けて攻め込むも成果は今一つであり。
逆にシンプルに好機を作る今治、後半9分には楠美のボール奪取から、ヴィニシウスが中央突破からミドルシュートでゴールを脅かし。(GK青木キャッチ)
10分には右からのスローインで市原がヴィニシウス目掛けてロングスロー(ただしDFは上がらず)、こぼれた所を楠美がシュート気味にクロスを入れた事で混戦が生まれ。
三門・近藤がディフェンスに遭い撃てなかった所を、松本が拾ってシュート、ブロックで跳ね返った所をさらに近藤がシュートしましたが枠を捉えられず。

厳しい展開を強いられる宮崎、13分に打開のためかサイドハーフの位置を入れ替え。
以降永田が右・山崎が左となって攻撃を仕掛けます。
14分にそれが奏功する形で、永田が対角線のロングパスを山崎へと通し、ドリブルで左ポケット奥を突いてグラウンダーのクロスを入れる山崎。
クリアされるも拾った石津の戻しから、下澤がミドルシュートを放ちましたが楠美のブロックに阻まれ決められず。
18分に燃料切れとなったかベテラン・石津が退き、青戸が投入されます。

宮崎の攻勢を受けるなか、今治も更なる追加点を匂わせるシーンを作り続け。
16分のヴィニシウスの反転シュート(ゴール上へ外れる)、21分にはエリア内でこぼれ球の連続を詰める形で千葉がシュート、ポスト直撃した所を近藤がシュート(永田がブロック)という具合。
意気上がる今治の逆を突かんと、21分にカウンターに持ち込んだ宮崎でしたが、右奥まで運ぶも遅らされ。
何とかエリア内への縦パスから、青戸のポストプレイを経て高橋がシュートするもジャストミート出来ず。

23分に飲水タイムが挟まれ、明ける際に宮崎は最後の交代。
下澤・江口→東出・田中と、ドイスボランチをそっくり入れ替えて第4クォーターに臨み。

既に勝ち点を得るのは厳しいという宮崎の状況の中、ここから遅れを取り戻さんとばかりに躍動を見せたのが今治の近藤。
先程の決定機逸に続き、26分にもおこぼれの形で彼に好機が訪れ、ヴィニシウスが土肥とワンツーからのミドルシュート。
これがGK青木にセーブされた所を詰めた近藤でしたが、このシュートも枠外となり決められず。

宮崎が5枚交代したのちも不動を貫いていた今治ベンチでしたが、32分に最初の交代で千葉・三門→高瀬・武井へと2枚替え。
その後39分に楠美・ヴィニシウス→山田・新井へ2枚替えと、活躍した選手達がお役御免といった感じで退いていき。
その影響か、近藤がオーバーラップするシーンは尚も増えていきます。
35分にはカウンターに持ち込みスルーパスに抜け出した近藤、横パスを選択して高瀬がミドルシュートを放ちましたがGK青木がセーブ。

前線がフレッシュとなり、プレッシングも再び強まっていく今治。
それをまともに受ける形となった宮崎は、既に反撃の糸口は残されていないといった状況でした。
80分以降ロクに攻撃機会を得れないまま、ATへと突入。
しかしそこで、山崎が反則気味にボールを奪った事でショートカウンターの形を得る宮崎。
拾った東出のクロスを、ファーサイドで永田がヘディングシュートを放ちましたが、この乾坤一擲のフィニッシュもゴール前での下口のブロックに阻まれてしまい。
その直後に最後の交代枠を使う今治。(土肥→松井)

時間も押し迫り、今治にクリアミスが生まれた事で、そこからCKを得た宮崎。
その二次攻撃で、後方からミドルパスの連続でエリア内へ運ぶと、こぼれ球を拾った高橋のシュートがブロックされて混戦が生まれます。
何とか高橋・青戸がシュートを放たんと奮闘するも、結局掻き出されれてしまい。
その後山崎の惜しいミドルシュート(ゴール左へ外れ)も見られましたが、結局最後までゴールを奪う事が出来なかった宮崎。

3-0のまま試合終了となり、ホームで快勝を演じた今治。
昇格争いには何とかその足元に喰らい付いているという位置付けですが、補強策をブーストとして浮上を果たせるかどうか。

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DAZN観戦 2023年J3リーグ第19節 松本山雅FCvsヴァンラーレ八戸

2023-07-27 16:00:42 | サッカー視聴記(2023年その他)

<両軍スタメン>

  • 松本のホームだが、↓とは逆のコートで前半スタート。

J1・J2に一月以上遅れながら、J3も今節が折り返し地点を迎え。

J2昇格が絶対条件、という意気込みで今期に臨んだ(と思われる)松本。
その意味では不本意という他無い前半の戦いの中、興味深いデータを参考に。(17節終了時点のもの)

前回取り上げた沼津然り、昇格とは無縁のクラブほど戦術面の浸透が目に見えて判るサッカーを繰り広げる傾向があり。
逆に松本や愛媛など、昇格を目指すクラブは結果が最優先となり、その結果とにかく前に運んでセットプレー……というスタイルに陥り易い。
そんな事情が伺える、といった今季のJ3でしょうか。

その代表格である松本のこの日の相手は、APT上位である八戸と逆の傾向のクラブ。
一向に上向かない成績と、試合終盤の失点の増加を受け、J2・水戸からボランチの安永をレンタルで補強。
そして早速スタメンに起用してきました。

かくして中盤の底を固めた松本。
前半7分にその安永がパスカットからドリブルで持ち運んで左へ展開、下川が前進ののちクロス。(フィニッシュには繋がらず)
9分にも中盤で菊井が前澤に対し反則気味のアタックで奪い、拾った安永がドリブルからスルーパスを送るも、鈴木には繋がらず。
守備力と推進力双方が充填されたような戦いぶりを見せます。

かくして安定感を得た松本は、最終ラインからのビルドアップにも流動性が。
石崎信弘監督率いる八戸のプレッシングに対しても、臆する事無く繋いでいなし続け。
サイドに人数を集めた末のサイドチェンジが良く決まり、敵陣に進入しても相手のリトリートを受ければ戻して作り直し、再びプレスを引き込むという具合にボールを支配します。

八戸は姫野が最前線に加わり追い回すも、ボールを奪うどころか逆に縦へのパスを送る隙も生む事となり。
トップ下の菊井に縦パスを打ち込まれてアンカー相田の脇を突かれる事数多で、かくしてプレッシングは機能不全に陥ってしまいます。
当然ながら攻撃機会も少なく、初めての好機が11分の相田のロングスローによるものという有様。

そして迎えた19分、パスワークで敵陣へ進入した松本、一旦攻撃が途切れるもプレッシャーを掛けた結果稲積のパスミスを菊井が拾い。
そして中央からドリブルでペナルティアークまで進んで左へ横パス、エリア内で受けた滝がシュートを放ち、ゴールネットを揺らします。
流れ的に当然といった松本の先制点ですが、主体的な攻めを貫いた結果という事もありこれまでとは大分見違えたような印象を受けました。

松本の繋ぎに四苦八苦する八戸の対応は、スコアが動いた後も変わらず。
21分ここも菊井へ縦パスを通され、左ワイドに流れたのちグラウンダーでサイドチェンジと揺さぶる松本。
右から藤谷の中央へ向けたミドルパスはズレるも、バウンドしたボールを稲積がクリアミスしてしまい下川に拾われる始末。(その後下川→菊井へのスルーパスは繋がらず)
続く23分には八戸のプレッシングを受けながらも最終ラインで繋ぐ松本、いなしきったのちまたも縦パスを受けた菊井、そのまま裏へとロングパス。
左ポケットを突いて鈴木が走り込む絵図を生むと、前に出たGK谷口がエリアラインギリギリでパンチングでクリア、これが松本サイドのハンドの一斉アピールを呼ぶ事となってしまいました。(映像で見る限りでは辛うじてエリア内と思われる)
八戸がドタバタ感を醸しだしながら、飲水タイムが挟まれ。(24分)

巻き返したい八戸ですが、その攻撃は佐々木へのロングボール一辺倒という感じで、セカンドボールを繋げられず。
松本のようにショートパスでのビルドアップから運ぼうとしても、松本ディフェンスの寄せの前にダイレクトでの繋ぎを余儀なくされ、その結果精度を欠いて終わり。
プレッシングで相手を掻き回すはずが、逆に相手のプレッシングに難儀するという、苦境と言う他無い展開を強いられます。

相手にサッカーをさせない状態に持ち込み、後は追加点が欲しい松本。
32分にまた野々村の縦パスを菊井が受け、右足アウトで右サイドへスルーパス。
受けた國分龍が奥へ切り込んでマイナスのクロス、クリアされた所を安東が強烈なミドルシュートを放ちましたが左ゴールポスト直撃と逃してしまい。
34分には右スローインから、一転してラフな浮き球での繋ぎを経て中央へ送られ、こぼれた所を下川が拾いエリア内へ。
左ポケットで受けた鈴木がシュートを放つも、ゴール前で蓑田がヒールでブロックとこれも際どく防がれます。

次第にリトリートの色が強まる八戸、前澤がボランチの位置へと下がり3-4-2-1になったかのような布陣に。
それを受けても松本は攻め急ぐ事無く、サイドチェンジを多用して揺さぶる姿勢はこの日は一貫しており。
唯一危うかったのは故障という要素で、40分に安東がボールと無関係な所で佐藤と交錯して足を痛めてしまうシーンが生まれ。
頻繁に離脱を繰り返している安東故にヒヤリとさせたものの、何とか無事に済みプレーを続けます。

結局1-0のまま前半が終了。
勝利に向けて変化が必須な八戸は、ハーフタイムで國分将→山内へと交代。
これで前澤が右ウイングバックへ回る事となりました。

反撃の糸口を掴みたい八戸、後半3分に自陣でのボールカットからパスワークで繋ぎ。
松本の寄せに苦しみながらも何とか運んだ末に、左サイド手前から蓑田のクロスが上がると、ニアで佐々木がヘディングで合わせましたが枠外に。
以降も左右のセンターバックの上がりも加えながら、人数を掛けて前進するという意図が見えましたが、松本のプレッシャーに苦しむ様相は前半と変わらず。

攻めて来るならば、その裏を突けばいいと言わんばかりに、松本は10分に安東が左サイド裏へロングパス。
受けた下川がカットインを経て左ハーフレーンからミドルシュート、GK谷口のセーブに阻まれるも、パンチの利いたフィニッシュで脅かしを賭ける事に成功します。
八戸が13分に、反撃の橋頭堡として妹尾を投入(佐藤と交代)したのちも流れは変わらず。
続く14分、こぼれ球をまたも安東が浮き球を送ると、鈴木の胸での落としを受けた菊井が右ポケット奥へ切り込み。
そしてGK谷口の眼前に迫りシュートしましたが、蓑田の決死のブロックもありゴールバーを直撃と、松本の圧の前に際どい凌ぎを強いられる展開が続き。

盤石ながらも2点目が遠いといった松本。
その攻撃ペースが途切れると、22分にドイスボランチが相次いで黄色いカードを貰い。
安東が前澤へのアフターチャージで、安永が姫野のドリブルを倒した事で共に警告を受けてしまい。
そんな隙を突きたい八戸、23分に右サイドから細かい繋ぎを経て前進、佐々木のクロスがクリアされた所を姫野がミドルシュート。(枠外)
一本フィニッシュを放ったものの、それと同時に飲水タイムが挟まれた事で再度の巻き直しを強いられます。

ブレイクが明け、再び松本の攻撃を耐えながら……という展開を強いられる八戸。
28分に藤谷の縦突破も受けるなど、ここにきて個の力の違いに悩まされながらも何とかフィニッシュだけは撃たせず。
それでも依然として攻撃は良好な流れは掴めずと、データとは逆に「何でも良いから前進したい」「相手の流れを切りたい」サッカーを強いられているのは八戸という試合となりました。

それでも32分、近石のミドルパスがフリーの妹尾に収まるという意図的か偶然か不明ながらも絶好機が生まれ。
妹尾は中央をドリブルで進んだのちエリア内へラストパス、右で受けた佐々木がシュートするもGK村山がキャッチ。
これを盾として、何とか攻勢を掴みたいという八戸。

しかしその願いは、松本の無慈悲なカウンターで打ち砕かれる事に。
クリアボールを拾った菊井がそのまま鈴木に繋ぎ、前進する鈴木がディフェンスに遭いこぼれるも、稲積の対応ミスもあり拾い直してそのまま単独突破。
そしてエリア内へ進入して放たれたシュートがゴール右へと突き刺さります。
展開的にかなり遅いといった追加点ながら、貴重なゴールなのは変わらず。
この直前に交代準備していた松本、キックオフの前に藤谷・安東・國分龍→宮部・住田・渡邉へと3枚替えを敢行します。(菊井が右に回り、渡邉・鈴木の2トップの4-4-2に)

何とか反撃せんと、キックオフから攻撃を仕掛ける八戸ですが、やはり左手前からのクロスに終わり。(その直後に稲積・姫野→丹羽・宮本へと交代)
松本ディフェンスの前にどうしても突破を果たせない辺り、チームの力量差を痛感させる結果となります。

そして36分、ラフに蹴られたボールを常田が跳ね返し、これを鈴木がフリックすると渡邉に渡り。
八戸はトランジションの逆を突かれた格好で、山田が(鈴木のフリックを)不格好な空振りでクリア出来ずという絵図も生まれてしまい、そのまま渡邉にシュートを許すとゴールネットが揺れ。
これで勝負を決する3点目を挙げた松本。

その後38分に、クリアミスした山田が交代(加藤を投入、近石が中央に回る)となるなど、終盤で組織力の乱れも露わとなった八戸。
以降も攻撃権を支配する松本、何度もサイド奥へと切り込み、深い所まで運ぶ事で相手に攻撃もさせず。
(43分に安永・滝→喜山・榎本へと交代)

そして突入したアディショナルタイム。
左サイド奥に切り込んだ住田が、加藤のスライディングを受けて身体が派手に宙を舞った末に倒れ込んでしまい。
その後八戸サイドも佐々木が宮部に足を刈られ倒れ込むなど、身体が宙に浮く程のチャージが目立つ格好となりましたが、双方ともノーファールに。

試合が止まるシーンが目立ったものの、結局目安の5分を過ぎた辺りで試合終了の笛が鳴り響き。
前半戦の最後を3-0の快勝で締めた松本。
内容的にも申し分無いものであり、それだけにこれを切欠にブーストを掛けるのは昇格のために必須事項となるでしょう。

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