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DAZN観戦 2021年J1リーグ第20節(前倒) ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島

2021-05-14 18:39:11 | サッカー視聴記(2021年J1)

<G大阪スタメン> 4-4-2
GK 東口
RSB 奥野 CB 三浦 CB 昌子 LSB 黒川
RSH 矢島 DH 井手口 DH チュセジョン LSH 倉田
FW パトリック FW 一美
<広島スタメン> 4-4-2
GK 大迫
RSB 野上 CB 荒木 CB 佐々木 LSB 藤井
RSH 森島 DH 川辺 DH ハイネル LSH 柏
FW ジュニオール・サントス FW 浅野

無観客での一戦となり、関係者の声が一際目立つ試合となりました。

出遅れて下位に沈んでいるとはいえ、延期になった分で取り返していけば上位も狙える。
そんな理想を盾にイレギュラーな戦況下で歩みを進めているであろうガンバですが、ここまで9戦で僅か1勝。(4分4敗)
特に活動停止により連携面がリセットされてしまったのか、9試合で得点は僅か2という有様で、このままでは厳しい残留争いの懸念が膨れ上がる事に。

お互い最終ラインからボールを繋ぐも、静かな展開に。
遅攻を基本としつつ、相手守備の隙を見つけて突かんとする意図がぶつかり合い。
守備側も、相手が最終ラインで回しているうちは闇雲なプレスは掛けず、じっくり構える体勢を取ります。
そんな我慢の展開に拍車を掛けるような、無観客の吹田スタジアムという要素もあり、実に異様な雰囲気で時間が経過。

前半7分、右サイドで野上が一気にエリア内へロングパスを送り、浅野が受けて広島の好機。
そしてシュートを放ったものの、ディレイでオフサイドと判定されて無効となります。(昌子がブロック)
直後の9分にも、浅野がスルーパスに抜け出しエリア内に進入するもオフサイド。
11分にはガンバも、チュセジョンの縦パスを受けた矢島がエリア内に進入するもオフサイドと、副審がフラッグを上げる姿が目立った立ち上がり。
オフサイドディレイという取り決めを、大衆に認知させるには十分な展開を描きました。

18分の広島、ハイネルがカットして右サイド裏へロングパス、森島が走り込んで受け溜めたのち野上へと短いスルーパス。
そしてクロスが上がり、サントスがニアサイドでヘディングシュートを放ちますが、ゴールバー上部に当たり惜しくもゴールならず。

広島のフィニッシュシーンが目立つ展開の中、ガンバの攻撃はというと。
2センターバックからのオーソドックスなビルドアップでボールを動かしつつ、ロングパス・ミドルパスを軸にした組み立て。
広島守備の急所を突く一本のパスを通したいという意図は感じられたものの、肝心のフィニッシュには繋がらず。

25分に飲水タイムが挟まれた後も、同じような組み合い。
こうなると試合を動かすのはセットプレー、と言わんばかりの展開となり、先にコーナーキック攻勢に入ったのはガンバ。
29分から2本続き、キッカー・チュセジュンのクロスが送られたもののシュートには持っていけず。

広島はこの時間帯辺りから、ガンバ同様の2CBでのビルドアップに加え、ハイネルが降りて3枚の最終ラインで組み立てるシーンも作り始め。
35分にはそのハイネルから右サイドへロングパス、上がっていた野上が落としてからパスを繋ぎ、右→左と半円状に回して逆サイドへ。
そして左サイドを藤井がドリブルし、エリア内左へと切り込みクロスを上げると、再びサントスのヘディングシュート。
GK東口が足でセーブし失点は防いだガンバでしたが、その後左サイドでパトリックが反則を犯しフリーキックに。
今度は広島がセットプレーという流れで、キッカー森島のクロスが中央へ入ると、佐々木がヘディングシュートでゴールネットを揺らし。
均衡をセットプレーで見事に崩し、広島が先制に成功します。

41分にも、再びパトリックの反則でFKを得た広島。
左からのキッカー浅野のクロスが流れると、今度は右サイドから川辺のクロスが上がり、荒木がヘディングシュートを放つも枠を捉えられず。
これで追加点となれば虫が良すぎる、なんて思ったりもしましたが、一転してガンバの好機に。

43分に今度はパトリックが反則を受ける側となり、そこからFK→CKという流れに。
その左CK、キッカー・チュセジョンはファーサイドへクロスを上げると、合わせたのは一美。
GK大迫のニアサイドを突き、ポストに当たったボールが大迫の背面に当たりゴールに吸い込まれ。
広島・森島がかき出すも既にゴールラインを割っており、良い時間で同点に追い付いたガンバ。

その後はガンバがショートパスを繋いで好機を作るようになり、流れが良くなっている事をアピール。
アディショナルタイムにはそのパスワークから一美がシュートを放つ(ブロック)場面もあり、良い雰囲気を持って前半を終えます。

共に選手交代は無く迎えた後半、入りはその流れを継続するようにガンバが攻勢。
後半2分、左サイドで倉田の前進からパスワークを始めたのち、チュセジョンのサイドチェンジで右から奥野が低いクロス。
これがバウンドする守備側にとって難しいボールとなり、中央でパトリックが合わせシュートしましたが、GK大迫のセーブに阻まれゴールならず。

決定機を外した影響か、その後はガンバから流れが逃げるかのように広島に決定機が。
6分には右サイドで森島がスルーパス、受けたサントスがエリア内右へと進入してマイナスのクロス。
これがDFに当たりGK東口が足で弾く際どいボールとなり、尚も柏が拾って繋ぎ、浅野が中央からシュート。
しかしゴール前でガンバ・奥野がブロックしてこちらもゴールは奪えず。

お互いに決定機を逃し、以降は一進一退。
ガンバは前半に比べ、サイドバックの奥野・黒川が奥まで進入するシーンが目立ち始め。
それもワンツーで切り込む場面あり、後方からのロングパスに抜け出す場面ありと多種多様。
やはり攻撃にリズムが出ているのは明らかで、後はそれをゴールという結果に繋げるだけなのですが……。

そんな中、再び均衡を破るべくセットプレー攻勢に入ったのはガンバ。
18分にパトリックの右サイド奥でのクロスがブロックされてゴールラインを割ると、ここからCKが3本続き、そしてそれが運命の分かれ道となります。
1本目の右CK、クリアされたボールを左サイドへ繋ぎ、矢島のスルーパスがエリア内左へ入る好機。
倉田が受けるもこぼれ、そのボールを一美がシュートするもブロックに阻まれ再度CKに。
2本目(左)は何も起こらずクリアされ、そして3本目。(右・20分)

しかしそこから生まれたのは、広島のカウンターという絵図となります。
クリアボールを柏が拾ってサントスに繋ぎ、ライナーでスルーパスを送るサントス。
そこに川辺が走り込んで受け、一気にエリア内を急襲してシュート。
強烈なシュートがゴール上部に突き刺さる、まさにカウンター一閃という攻撃を完遂させました。

見事に勝ち越した広島は、直後に浅野・柏→鮎川・エゼキエウに交代。
追い込まれつつあったガンバサイドも、23分にはパトリックと一美に代え、レアンドロ・ペレイラと宇佐美を投入。
FW2枚を代えるとともに、チュセジョン→山本も加える3枚替えに賭ける事となります。

既に飲水タイムを採っても良い時間でしたが、中々良い形でプレーが途切れず。
先に広島が24分、川辺がミドルシュート(ブロック)を放って以降、ガンバがボールを握り糸口を探す展開に。
一方の広島サイドもボールを握り時間を使いたいという振る舞いで、双方のスタイルが噛み合った末、ボールが出ずにブレイクに入れないという状況になったのでしょうか。

広島のパスワークに喰らい付き、遮断する事で好機を作るガンバ。
30分には黒川の左からのクロスがクリアされた後、拾った矢島がエリア内へ送り、山本→宇佐美と渡り。
ここで宇佐美が広島・ハイネルに倒されるものの、笛は吹かれず。

結局飲水タイムとなったのは32分になってからの事で、明ける際にガンバは再度選手交代。
新加入のウェリントン・シウバが投入され、これが初出場となりました。(井手口と交代、矢島がボランチに回りウェリントンは右SHに)

右サイドで突破力を活かしたいウェリントン、その実力は多少垣間見えるシーンもありましたが、試合を動かす所まではいかず。
先んじて投入されたペレイラも、前年所属していた広島相手に得点出来れば格好良かったですが、高さを封じられ厳しい戦いを強いられます。

時間も押し迫った45分。(43分にガンバは倉田→塚元に交代)
広島が右サイドでパスを繋いだのち、後方からハイネルのスルーパスを受けた鮎川がキープ、そして上がってきたハイネルがシュート(ブロック)という好機の後。
ガンバがウェリントンのドリブルから、塚元がエリア内へロビングを入れ、クリアされるもペレイラが拾い。
そしてエリア手前からシュートを放つも、ブロックに阻まれCKに。

既にATに突入していたそのCKで、クリアされたボールをGK東口が拾い、そのままロングシュートを狙うというレアな場面も見られ。
尚も押し込み同点を狙うガンバでしたが、力尽きて最後は広島が時間を使う展開に突入。
最後の交代カード(ハイネル・藤井→茶島・今津)も使いつつ時計の針を進め、そのまま無事に逃げ切り。
ガンバの不振を取り上げたものの、気が付けば広島も7試合ぶりの勝利であり、ドツボから脱出したのは広島という結果になりました。

この日は得点を挙げたものの未だ3得点と、深刻な得点力不足に喘ぐガンバ。
そしてフロントもそんな結果に動かされる事となったか、2日後に監督の宮本恒靖氏を解任する決断に踏み切りました。
暫定監督を松波正信氏が務める事になりましたが、本当に「暫定」なのかどうかは、2012年のシーズンを経験したファンが何よりも聞きたい所でしょう。


DAZN観戦 2021年J1リーグ第13節 横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸

2021-05-11 17:16:25 | サッカー視聴記(2021年J1)

<横浜Mスタメン> 4-2-1-3
GK 高丘
RSB 松原 CB チアゴ・マルチンス CB 畠中 LSB ティーラトン
DH 喜田 DH 扇原
IH マルコス・ジュニオール
RWG エウベル CF オナイウ阿道 LWG 前田
<神戸スタメン> 4-4-2
GK 前川
RSB 山川 CB 菊池 CB トーマス・フェルマーレン LSB 酒井
RSH 井上 DH セルジ・サンペール DH 山口 LSH 中坂
FW 古橋 FW 佐々木

1敗しかしていないクラブ同士の対戦。
しかし川崎という絶対的王者が居るため、追っても追っても背中に届かないような感覚を覚えてしまうものでしょう。

リーグ戦では前年低迷した神戸。
シーズン途中にイレギュラーな監督交代もあり、三浦淳寛氏の体制そのままで挑んだ今季、開幕前には懸念がどうしても拭えませんでした。個人的には10試合ぐらいでまた監督交代になるのではと思っていた(失礼)
そんな予想は見事に覆され、ここまで僅か1敗で推移。
特に前年まで足りなかったチーム強度が冴え渡り、スタミナ勝負を制し土壇場で追い付く試合を量産しています。

まあこの現象は、クラブにとって狙い通りかどうかは疑問なのですが。
神戸の象徴ともいうべきアンドレス・イニエスタが、開幕から長期離脱を強いられており、やむを得ずの方針転換という可能性も考えられ。
その他助っ人もフェルマーレンにドウグラスと離脱が目立つ今季。
新加入のリンコンは素材型で未知数、アブユ・マシカはケニア代表で現在フィットし始めているものの何とも言えず。
そんな状況のため、日本人の既存選手にも多大なチャンスが与えられ、戦力として定着している。
全くもって近年の神戸らしくないといえばらしくないですが、壮大なスケールを掲げたまま沈んでしまうよりはずっと良いはずでしょう。

前半立ち上がり、マリノスは例年通りに、ポジションチェンジを頻繁に行いつつパスワークで攻め上がるサッカーを繰り広げ。
前半3分には松原がスルーパスを送り、エリア内右へ走り込んだマルコスがクロスを上げ、オナイウが合わせにいくもGK前川が辛うじてパンチングでクリア。
フリーマン的に動き回るマルコスを軸に、マリノスの波状攻撃が繰り広げられると思われたシーンでしたが、以降はそんな展開にはならず。

守備強度をこの日も保ちつつ、マリノスのパスワークに対し徹底抗戦する神戸。
特にセンターバック・菊池が前に出て、潰したりパスカットに成功したりするシーンが目立ちました。
流石にJ2から一年で個人昇格した男は一味違い、多少時間が掛かったものの、2年目の今季はレギュラーに完全定着し活躍を見せているようです。

「攻撃は良い守備から」の格言通りに、徐々に好機を作り出す神戸。
この日は中盤の底であるサンペールを軸とした、裏狙いのロングパスがメインの攻撃の手口。
15分には左→右へのサイドチェンジで振ったのち、サンペールが中央へとロングパスを送ると、エリア内に走り込んで受けたのは古橋。
トラップで追いすがるマリノス・チアゴを剥がしてシュートしますが、GK高丘のセーブに防がれました。(尚も中坂が詰めるもブロックに阻まれる)

そんな中、17分頃にピッチ上でマリノス・マルコスが下半身を痛める仕草を見せ始め。
するとベンチはすかさず動き、交代の準備を敢行します。
その後もプレーを続けたうえ、まだやりたそうな表情を見せていたマルコス。
結局20分に天野と交代し、ピッチを退く事となりました。

攻めながらもフィニッシュに辿りけないマリノス、22分に神戸最終ラインへプレスを敢行。
そして右コーナーキックを得て、その二次攻撃で天野のロングパスに前田が合わせボレーシュートにいくもミートせずに終わり。
初シュートを放ったもののスカッとせず、そのまま飲水タイムが挟まれます。

その後神戸が、GK前川のフィードを中心に組み立て。
この前川のキックは前線目掛けて……では無く、上がり目のサイドバックをターゲットにしたもので、これを一貫して終始続けていました。
放送席で「巧い」と評価されていたものの、後にこれが一つのターニングポイントになる事となりました。

神戸の強度の前に、マリノスが好機を作れずに時間が進んでいく流れ。
マリノスはCBのチアゴが自らボールを運ぶ場面が目立ち、そこからでしか好機が生まれないという展開を強いられます。
神戸ペースに傾いているのは明らかでしたが、それを失いかねないプレーが31分。
最終ラインでの繋ぎをオナイウが奪ってマリノスの攻撃、拾った前田がエリア外でGK前川と一対一になり、左へかわしエリア内へと進入した前田。
しかし放ったシュートは戻って来た菊池にブロックされモノに出来ず。

危うい場面を自ら作ってしまった神戸、以降マリノスの怒涛の攻撃が始まる事に。
33分には神戸・サンペールの反則で得た直接フリーキック、キッカー天野が直接狙いシュートもゴール左へ外れ。
37分は左サイドから攻撃、パスワークののちティーラトンが縦パスを送り、受けた天野からクロス。
前田が逆向きで跳び込んでフリックの形になり、ファーサイドでエウベルが受けてシュートするもGK前川がセーブ。

押し込まれているのは明らかで、我慢を強いられる神戸。
そんな展開が続き、迎えた41分でした。
右サイドから松原の縦パスを受けた天野が左奥へとロングパス、ティーラトンが一気に走り込み、最奥から低いクロス。
GK前川が弾いたボールがフェルマーレンに当たり、これがゴールに吸い込まれてしまい、オウンゴールの形となりマリノスが先制します。

その後もマリノスペースは続き、アディショナルタイムには天野がミドルシュートを放つ(ブロック)など、良い流れのまま前半を終了。

反撃に出たい神戸、ハーフタイムで井上・サンペール→リンコン・郷家へと2枚替えを敢行。
リンコンがFWに入り、佐々木が右サイドハーフへ回ります。

しかし前半からの流れは変わらず、立ち上がりから連続して好機を作っていくマリノス。
神戸はマリノスの攻勢を凌ぎ、反撃を試みようとするも、目立ったのはリンコンに出したボールが悉く奪われるシーンのみという状態に陥ります。

14分までマリノスのシュートは2本のみでしたが、体感的には押し込まれ続けているという流れ。
ここで神戸サイドは再び動き、イニエスタ投入に打って出ます。(佐々木と交代、同時に中坂→マシカへと交代)
リンコンが1トップの4-2-3-1へと変化させ、そのトップ下に入ったイニエスタ。(マシカは右SHで、古橋が左SHへシフト)

その後、神戸の最初のチャンス。(16分)
左サイドでリンコンがボールに絡んで古橋が抜け出し、右へロングパスを送ると、受けたマシカがエリア内へ切り込みマイナスのクロス。
中央で郷家が走り込んでシュートと完璧な流れを作りましたが、マリノス・チアゴのブロックに阻まれます。
尚、ここでブロックしたチアゴが足を攣らせてしまい、長い治療時間が挟まれる事に。
その影響もあったか、少々早めの22分に飲水タイムとなります。

そして中断明け、本領を発揮するイニエスタ。
守備面は未だ苦しそうで、守備時は上がり目、攻撃時は下がり目という前時代的な司令塔のように動かざるを得ないのが辛い所。
しかし一度ボールを持つと、説明不要の縦パス・スルーパスを前へ通す能力がズバ抜けている所を見せていきます。

23分、イニエスタのスルーパスにマシカが抜け出し、エリア内に進入してシュートを放つも(ディレイで)僅かにオフサイドに。
33分にはGK前川から組み立て、中央で受けた郷家がドリブルから左へ展開し、受けたイニエスタがスルーパス。
そして走り込んで受けた古橋がエリア内左へ進入、シュートを放ったものの惜しくも左サイドネット。
着実に好機を掴んでいった神戸でしたが、ここで前川がビルドアップに絡み、そこから絶好機を作った事で色気付いてしまったでしょうか。

そして35分、運命のシーンが。
バックパスを受けたGK前川はエリア外へドリブルで持ち上がると、左へフィード。
ここも上がり目の位置に居た酒井を狙ってのものでしたが、自身が上がっていた所為かキックミスとなり、マリノス・水沼(前田と交代で出場・28分)に手前でカットされて攻守交替。
そして中央のレオ・セアラ(オナイウと交代で出場・28分)を経由してエリア内左でエウベルがシュート。
戻っていた前川がセーブするも、中央へ転がった所を天野が詰め、ネットに突き刺さりゴール。
手痛い追加点を献上する事となってしまった神戸。

2点差となり、直後に山川→初瀬へと交代。(酒井が左SB→右SBにシフト、初瀬が左SB)
同時に古橋とマシカのポジションチェンジも行われ、以降前川のフィードは、左SHのマシカへのものも加わるなど微調整。

いくら相手がマリノスで、点差が付いても守りに入る事が無いチームとはいえ、ここから巻き返すのは難度が高く。
44分にイニエスタが中央突破を見せ、古橋とリンコンのポストプレイを交えたのち左へ展開。
受けたマシカがシュート(枠外)というのが見せ場だったでしょうか。

チアゴの治療の影響もあり5分となったATでも何も起こせず。
結局2-0のままマリノスが勝利に辿り着き。
2敗目を喫する事となってしまった神戸。

尚、この日の2日後が誕生日であるイニエスタ。
その後、前日に「記者会見」がクラブから予告される事となり。
引退宣言か……とも噂されたものの、当日発表された知らせは、契約更新(2年)という朗報でありました。
この試合の後半のように、巧みなパスで攻撃を作っていたシーンを浮かべると、まだまだ不可欠な選手である事に変わりは無く。
現状のスーパーサブ的な役割を経て、スタメン復帰するのは何時となるでしょうか。


DAZN観戦 2021年J1リーグ第12節 川崎フロンターレvs名古屋グランパス

2021-05-05 16:59:00 | サッカー視聴記(2021年J1)

<川崎スタメン> 4-1-2-3
GK チョンソンリョン
RSB 山根 CB ジェジエウ CB 谷口 LSB 登里
DH ジョアン・シミッチ
IH 田中 IH 旗手
RWG 家長 CF レアンドロ・ダミアン LWG 三苫
<名古屋スタメン> 4-1-2-3
GK ランゲラック
RSB 成瀬 CB 中谷 CB 丸山 LSB 吉田豊
DH 米本
IH 稲垣 IH 長澤
RWG 前田 CF 山﨑 LWG マテウス

ACLの影響で変則な日程となり、リーグ戦のみでの連戦になったこのカード。
ルヴァンカップのホームアンドアウェイを絡めた3連戦、という形なら割と見かけますが……。

5日前に豊田スタジアムで行われた同一カード、そこで0-4と大勝した川崎。
首位攻防戦とともに、「最強の攻撃力」と「最強の守備力」の戦いという側面もあっただけに、結果の衝撃が尋常では無かった一戦となりました。

川崎が完全に同一メンバーで挑んだのに対し、名古屋はスタメンを弄り。
川崎と同じ4-1-2-3のフォーメーションにチェンジして、守備の立て直しを図ったマッシモ・フィッカデンティ監督(ですが今回はウィルスに感染してしまい指揮は執れず……お大事に)。
それでもその内訳は、米本・稲垣・長澤の中盤3人はいずれもボランチのような配置で、いかにも名古屋らしい守備を大事にするような采配。
と言っても前回対戦時に途中から(4-2-3-1から)シフトしたものであり、実演済みで手応えを感じての事だったのでしょう。

試合が始まり、前半1分にいきなり川崎が、三苫が左からカットインの姿勢でシュートを放つ入り。
しかしその後は名古屋がセットプレー攻勢で押し込みつつ、ペースを掴みます。
8分の名古屋のスローインからの攻め、左サイドでパスを繋いでから米本が斜めにパスを出すと、長澤を飛ばして受けに来たのは山﨑。
その後マテウスに渡り、ディフェンスに遭うも稲垣が拾い再度左サイドへ展開、マテウスのクロスに繋がります。(ファーサイドで山﨑が跳ぶも撃てず、クリアされたのちさらに繋がり長澤がミドルシュート・ゴール右へ外れる)
1つ飛ばしのパスで好機を作ったものの、以降名古屋はペースダウンし、代わりに川崎のセットプレー攻勢に。

右サイドからのフリーキックを経て、コーナーキックを3本得てゴールを狙いにかかった川崎。
しかしそれは果たせず、再び名古屋の時間帯になるも、クロスが上がってもフィニッシュには繋がらず。

左ウイングのマテウスを活かすべくの攻撃が中心の名古屋。
対する川崎も、左WGには三苫が存在感を放つチームであり、この日もそれが発揮される事となります。

飲水タイム(25分)を挟み、以降川崎がボールを握るも名古屋に遮断されるシーンが続き、迎えた30分。
シミッチが左へミドルパスで展開し、受けた登里から中央のダミアンへ渡ると、ダミアンは左へスルーパス。
走り込むのは当然ながら三苫であり、奥で受けるもディフェンスに遭いCKに。
そしてその左CK、キッカー田中のクロスを、完璧に近い形でファーサイドでジェジエウが合わせヘディングシュート。
これが5本目のCKと、数多く得ていたセットプレーから先制点を叩き出しました。

先行逃げ切りに特化したチームである名古屋、先制を許せば一気に苦しくなるのは明白。
以降ボールを握り最後方から組み立てる姿勢を見せるも、同時に「ボールを持たされる展開」を強いられる事でもあり。
35分に右サイドからの成瀬のクロスに、山﨑が合わせヘディングシュートを放ちますが、枠を捉えられず。

そして川崎がボールを持てば、ショートパス攻勢に対し無理に奪いに行かざるを得ずと、攻守双方で無理をしなければならない。
そんな名古屋に対し、喰い付かせるようなパスを混ぜながら、好機を作っていく川崎。
38分には三苫とのコンビネーションからダミアンがミドルシュート。(枠外)
40分には長くパスを繋ぎ、エリア内で受けたダミアンがヒールパスを出すと、こぼれた所を登里が走り込んでシュート(ブロック)と自在に攻め込みフィニッシュに繋げていきます。

終了間際には名古屋もやり返し、44分左サイドでマテウスのドリブルから中央へと渡り、稲垣がドリブルからミドルシュートを放つもGKチョンソンリョンがセーブ。
川崎の強さに屈しない姿勢を見せつつ、前半を終えます。

後半の入り、追う立場である名古屋が攻勢。
敵陣でクリアボールを拾い、攻撃を続けるもフィニッシュには持ち込めず。
逆に後半4分、川崎がジェジエウのパスカットから好機を作り(右サイドから家長スルーパス→旗手クロス)その流れを断ち切ると、直後の5分でした。

ここでも三苫のプレスバックでのカットから川崎ボールとなり、登里から右へ展開されると、山根が中央へ向かうドリブル。
デイフェンスに遭うもこぼれ球を登里が左サイドへと繋ぎ、キープする三苫が名古屋・成瀬を剥がし、奥に切り込んでクロス。
低いボールに走り込むのは先程ドリブルで前進した山根、ニアサイドで合わせたシュートが綺麗に突き刺さり。
いかにも川崎らしい、ポジションがあって無いかのような山根の動きが印象的な得点となりリードを広げました。

今季の敗戦(といっても2敗のみ)はいずれも複数失点・複数点差であり、この日もその流れに沿う展開を強いられる名古屋。
その後はマテウス頼みというべき攻撃で、左サイドだけでなく、逆の右サイドにも出張って前線で奮闘するマテウス。

しかしビルドアップ時には川崎のプレスを受け、中々攻撃の流れを作れない名古屋。
そればかりか、最悪の結果を生み出す事となってしまいます。
14分、丸山がマテウス目掛けてロングパスを送るもクリアされ、川崎が攻めに入るも繋がらずにボールは再び丸山の下へ。
川崎のプレスもありGKへのバックパスを選択した丸山ですが、これが前目に位置していたランゲラックを嘲笑うかのように名古屋ゴールへ向かってしまいます。
慌ててランゲラックと中谷が戻るも時既に遅く、非常に恥ずかしい形でのオウンゴールとなってしまいました。
これで3点差に。

とりあえず安全圏に入ったと思われる川崎は、18分に先に動きダミアン・家長→知念・遠野へと2枚替え。
リードしているとはいえ、名古屋がボールを握る時間が増大する試合展開に危機感を覚え、前線にフレッシュさを求めたといった所でしょうか。
その後は知念のポストプレイを絡め、ボールキープする時間を増やしていく川崎。
対する名古屋も21分に動き、成瀬・前田→森下・齋藤と2枚替え。
マテウスが左WG→右WGへとシフトし、齋藤が左WGに入りました。
それでも川崎からペースを剥がせぬまま、後半の飲水タイム(26分)へと突入。

明ける際に再び名古屋は動き、ブレイク前から準備していたガブリエル・シャビエルと柿谷を、長澤と山﨑に代わって投入。
そして最初にフィニッシュしたのは川崎で、27分に田中の縦パスを受けた三苫が、左ハーフレーン→中央へと向かうドリブルからミドルシュート。(ブロック)
この攻撃で触発されたのが名古屋・齋藤で、直後の28分に同じように左ハーフレーン→中央へとドリブルで運び、ミドルシュートを放ちます。
ブロックされるも尚も攻撃が繋がり、右サイドへ展開されてマテウスがエリア内へスルーパス、走り込んだ森下からマイナスのクロス。
後方から走り込んだ稲垣が中央でシュートを放ち、ゴール右へと突き刺しました。
新旧ドリブラーの競演が交わり、微笑んだのは名古屋という結果となりました。
1点を返し、ようやく反撃の狼煙を上げます。

以降、流れを作った齋藤の居る左サイドから攻勢を掛ける名古屋。
吉田や齋藤がクロスを入れ続けるもシュートは撃てず、もう一歩の所で崩しきれないシーンが続きます。
押され気味の川崎も、32分に三苫→脇坂へと交代し、名古屋同様に左WGを入れ替える手を打ちます。(旗手が左インサイドハーフ→左WGへ)

その後は川崎の長いパスワークでの攻撃を経て、それがシミッチのボールロストで終わってから再び名古屋の時間に。
今度は右サイドで攻勢を仕掛け、齋藤も逆サイドから移動し右でドリブルを仕掛けるなど、人数を掛けて攻撃。

そして37分、クリアされたボールが右サイド奥に転がった所、拾いにいったマテウスが川崎・登里に倒されて反則。
角度の無い所からのFKとなり、キッカーのマテウスはクロスを上げるような弾道で直接ゴールを狙います。
これが巻いて落ちる軌道で左ゴールポスト内側を捉え、ゴールに吸い込まれました。
GKチョンソンリョンもクロスと間違え釣られてしまった程の、見事としか言い様の無いゴールとなりこれで1点差。

敗色濃厚の流れから一転、意気上がる名古屋サイド。
尚もボールを握り攻撃を続けますが、時間は既に40分を過ぎ。

反対に川崎は44分に最後のカードを使い、登里・旗手→車屋・塚川へと交代。
4-2-3-1のような形へとシフトする逃げ切り体勢へ。(ボランチはシミッチと塚川・右SHに脇坂・トップ下に田中・左SHに遠野)

その通りに、アディショナルタイムに突入してすぐ、名古屋のパスミスを拾った田中はドリブルで前進。
しかし行き着いた先は右コーナーであり、キープの体勢をとり時間を使いにいきました。
その後もスローイン・CKを使い、キープで時間を稼ぐ川崎。

何とかその体勢を終わらせた名古屋、最後の攻勢を掛けにいくものの、結局フィニッシュには繋げられず。
追われる川崎が、奥深さを発揮して無事に逃げ切って勝利に辿り着きました。

首位攻防の連戦が終わり、スコアは4-0・3-2と、堅守サイドの見せ場がまるで無いような結果に終わり。
今季未だ無敗で居る川崎、最後は危なかったもののその貫禄に崩れは見られず、といった感じでしょうか。
果たしてこの進撃を止められるクラブは現れるかどうか、上位陣の注目はその一点に絞られてきそうです。


DAZN観戦 2021年J1リーグ第11節 清水エスパルスvs湘南ベルマーレ

2021-04-27 15:54:23 | サッカー視聴記(2021年J1)

<清水スタメン> 4-4-2
GK 権田
RSB エウシーニョ CB 鈴木義宜 CB 立田 LSB 奥井
RSH 中山 DH 河井 DH 宮本 LSH 西澤
FW 鈴木唯人 FW チアゴ・サンタナ
<湘南スタメン> 3-3-2-2
GK 谷
RCB 舘 CCB 石原広教 LCB 大野
RWB 岡本 DH 田中 LWB 古林
IH 名古 IH 山田
FW 石原直樹 FW 大橋

中々チーム構築が進まず、引き分け絡みでチマチマと勝ち点を稼いでいる、という印象である今季の清水。
少しずつ前進つまり漸進している感じでもありますが、流暢な事は言っていられないのが、降格枠が4つに倍増している今季のレギュレーションでもあり。

守備構築で名を挙げてきたミゲル・アンヘル・ロティーナ氏を監督に招聘したものの、やはりこれまでのチームとのギャップに苦しんでいる感じ。
前年までのセレッソ時代、前任の監督・尹晶煥(ユンジョンファン・現千葉監督)氏も守備重視の指向だったので、まだ楽な仕事だったという事もあるでしょう。
しかし清水は、失礼を承知で言えば前年までの迷走で守備はボロボロな状況で、建て直す事はそう簡単にはいかず。
そんな状況故か、ここ最近はプレッシングを強める方策を採っている(と放送席で謳われていた)らしいロティーナ氏。
どうにか失点数を減らしているものの、得点数も伸びずに引き分けが膨らんでいるという状況で、チームの歩を何処に進めていくでしょうか。

試合が始まり、清水は最終ラインでボールを回しつつ、最前線に控えるサンタナを活かすべくロングボールを入れていくスタイル。
ロティーナ氏の持ち味である「堅守遅攻」は根付きつつあり、湘南の攻撃機会を減らしつつ好機を作っていくという立ち上がり。

そんな状況で、異端に見えたのが上がり目でプレーしたがる右サイドバックのエウシーニョ。
彼の突破や技術から好機が多々生まれるものの、守備重視の思惑からは外れたような起用に映りました。
まあ数年来からの主力故、外せないというのもあるでしょうが。

そんな中、早々に湘南にアクシデントが起こり、前半13分に石原直が足を痛めてピッチの外へ。
そのまま交代となってしまい、代わって町野が投入されました。

時間が進むと共に、ロングパスだけでは好機が生まれなくなってきた清水の攻撃。
右サイドでエウシーニョ中心に細かいパスを散らしつつ、エウシーニョが縦パスを入れて崩さんとするのが目立ったシーン。

何処で逆の左サイドを絡めるのか、なんて事を考えていましたが、33分に好機。
鈴木義のロングパスを中央で受けたサンタナから、鈴木唯→奥井と左へ展開されると、エウシーニョが左サイドへと寄ってきてボールを受け。
そして西澤経由で中央へと移り、中山→エウシーニョ→西澤と渡り、エリアライン際から西澤がシュート。(GK谷キャッチ)
一辺倒から脱したようなシーンが見られると、35分には敵陣中央で西澤がボールを奪い、鈴木唯が細かいドリブルでエリア内に進入してシュート。(ゴール右へ外れる)
38分には左サイドでサンタナがキープで時間を作り、宮本から一気にエリア内へロングパスを送り、逆サイドから走り込んだ中山がヘディングシュート。(枠外)
様々な攻め手からフィニッシュに繋げていきます。

一方の湘南は、ボールは繋ぐものの中々シュートシーンを作れずに推移。
3バックの左右が上がりつつ、シャドーも開いてサイドに人数を掛けるなど、やりたい事はハッキリと分かる攻撃。
それでもFWのアクシデントも影響したか、最後の部分で繋がらず。
前半の終盤は、業を煮やすようなミドルシュート攻勢が見られたのもその影響が大きかったでしょうか。

その終盤の42分、清水も好機。
左サイドから、中央でエウシーニョが受けたのち縦パス攻勢で前進、鈴木唯のエリア内への突破からこぼれたボールを西澤が左からクロス。
GK谷がパンチングでクリアするも、跳ね返りを河合がミドルシュート、ブロックで左へこぼれたボールを尚も奥井がシュート(GK谷キャッチ)と連続攻撃。
シュート数を重ねましたが、スコアを動かす事は出来ず前半を終えます。

押され気味なうえ、カードを一度使っている湘南はハーフタイムに動き。
田中→中村駿と、アンカーを代えて挑んできました。
前年までは押しも押されぬ山形の主力だった中村駿、アマチュア契約(群馬)からJ1まで這い上がってきた男として名を上げられるか。

しかし後半も、清水が好機を作っていく展開は変わらず。
後半4分ゴールキックから繋いで右サイドへ、エウシーニョがドリブルで持ち上がってスルーパス。
受けたサンタナから中山へと渡り、エリア内に入ってシュートを放つもGK谷が際どくセーブ。
それと前後してミドルシュートで脅かすシーンも作り(2分に鈴木唯・8分に宮本)、押し込んでいく清水。

対する湘南は9分にカウンター、左サイドから古林のスルーパス(その前に中山を剥がした動作が巧かった)が町野へと通り、町野はそのままドリブルでエリア内左へ持ち込み。
奥からクロス気味のシュートをGK権田に当て、コーナーに持ち込むと、キッカー中村駿のニアサイドへのクロスをフリックする町野。
中央に流したものの繋がらずと際どいシーンを作りました。

ここからやり返したい湘南、前線から果敢にプレスを掛け、14分にはGK権田に対し町野がスライディングで倒してしまう場面も。(反則)
それでも冷静にいなす清水、その直前に西澤→中村慶太へと交代。
そして交代策がピタリと嵌ります。

15分、サンタナの左への展開から、ボールを持った中村慶はカットインして右へパス。
右ハーフレーン・エリア手前でフリーのエウシーニョが受け、そしてクロスを入れると、サンタナがヘディングシュートで仕上げ。
危険なエリアでエウシーニョに渡った時点で勝負あり、というような先制点で、湘南を自分のサイドへと寄せる動きを見せた中村慶も見事でした。

勢いに乗る清水、尚も19分にエウシーニョのスルーパスを受けた鈴木唯がミドルシュート。(ゴール左へ外れる)
21分には中村慶がエリア内右へのロングパス、奥で中山が落とした所をエウシーニョがシュート(枠外)と、追加点を狙わんという攻勢。

23分に飲水タイムが挟まれ、反撃に出たい湘南もボールを握り始め。
ボールを繋ぎつつ、その過程で左CBの大野が最前線まで上がりターゲット役を務めるシーンが目立ち始めます。
疑似的なパワープレイという感じでしたが、それが裏目に出かかったのが29分。
清水が鈴木唯のボール奪取から、中村慶の右へのスルーパスがフリーの中山に渡る絶好機。
大野の居ない湘南守備陣を尻目に、ドリブルでエリア内右へと入り込む中山から中央へ横パスが出され、サンタナが合わせシュート。
絶体絶命と思われましたが、石原広がブロックして辛うじて防ぎ。(戻った大野がクリア)
何とか踏ん張った湘南でしたが、以降大野の上がりは自重気味となりました。

窮地の湘南は、32分に切り札を投入。
合流したてのウェリントンが交代で出場(大橋と交代)、同時に古林→毛利に交代。
ウェリントンの得点力は勿論の事、この毛利も今季初出場と、新星に賭ける采配を採った浮嶋敏監督。

湘南はボールを握り、同点を狙わんと攻め上がり。
ウェリントンが加わった事でロングボール攻勢に……と針が振れる訳でも無く、相変わらずパスワーク重視での攻撃。
むしろウェリントンのコンディションが不安要素であり、「ウェリボール」と呼ばれる程のポストワークは影を潜めたこの日。
疲労の色も深まる終盤、40分に双方交代。
清水は鈴木唯→指宿、湘南は名古→茨田へと選手を代えます。

そんな中、この日初のベンチ入りとなった毛利。(古林と同じく左ウイングバック)
43分、左サイドからロングボールをウェリントンに入れ、収めたウェリントンから右へと展開して山田のクロスへと繋がり。(シュートまではいけず)
何処と無く、これまで湘南のパスワークに交じる機会が無かった毛利が、先入観無くターゲットに向けたボールを蹴り込んでいるようでありました。

しかしそれが最良の結果を生み出します。
直後の同じく43分に、茨田の右→左へのサイドチェンジを町野が落とし、拾った毛利がすかさずクロス。
するとウェリントンが中央やや左で、得意のヘディングシュートを炸裂させ、強烈なボールがゴール左へと突き刺さり。
即結果を出したウェリントン、そのヘディングの威力に衰えは見られない事を強烈にアピールする同点弾でした。

その後はスタミナ勝負の様相で、清水は指宿を狙ったロングボールから好機を作れば、湘南は押し込んだのち町野のロングスローで清水守備陣を脅かし。
最後に攻撃権を得たのは清水で、カウンター攻勢で右サイドで中山が抜け出しドリブル。
溜まらず湘南・舘が警告覚悟での反則で止め(実際に警告)、そこからのフリーキックで、キッカー中村慶がクロスを上げるもフィニッシュには持ち込めず。

結局1-1のまま、勝ち点1を分け合う結果となりました。
おまけに清水・湘南共に仲良く勝ち点11、2勝5分4敗という成績。
降格圏から一段上という今の状況で、試合数の少ないガンバが浮上しないうちに勝ち点3を得たいという思惑だったでしょうが、中々上手くいかないものです。


DAZN観戦 2021年J1リーグ第10節 横浜FCvsベガルタ仙台

2021-04-21 18:25:28 | サッカー視聴記(2021年J1)

<横浜FCスタメン> 4-4-2
GK 南
RSB 前嶋 CB 伊野波 CB 田代 LSB 袴田
RSH 小川 DH 瀬古 DH 齋藤功佑 LSH 松尾
FW ジャーメイン良 FW 渡邊
<仙台スタメン> 4-4-2
GK ヤクブ・スウォヴィク
RSB 真瀬 CB 吉野 CB 平岡 LSB 石原
RSH 加藤 DH 上原 DH 松下 LSH 氣田
FW 西村 FW 赤崎

ここまで未勝利同士の対決。
石に噛り付く思いで勝ち点3を得たいという一戦ですが、今季は降格枠が4もあるため、相手を20位に突き落とすだけでは浮上出来ないのは明白。
何か切欠を得たい所ですが、それにはまず1勝を得るという戦いで、普段の「6ポイントマッチ」のような意味合いは薄いと思われるのが外野から観た感じでしょうか。

7節・柏戦での引き分けによる勝ち点1のみという今季の横浜FC。
そして8節付けで下平隆宏監督を解任し、現在は早川知伸氏が指揮を執っており、残留への勝ち筋を得るのに必死なようです。
前年の戦いぶりで、下平監督によるポゼッションサッカーは一定の形を得たと思われましたが、オフを経た大量の選手入れ替えがそれを許してくれなかった。
特に開幕節・札幌戦での大敗(1-5)により、チームはアイデンティティを失ったままの戦いを強いられ、ここまで引きずってしまった。まあそのアイデンティティが、メディアの間では「三浦(知良)が出場する事」と思われている節がありますが
まずは初勝利で、悪循環を断ち切る事が重要である現状。

クレーベの加入により、「ボールを握る事<ターゲットに当てる事」へと趣が傾いてしまった感がある今季。
この日クレーベはベンチに留まり、仙台が相手なためか、古巣対決となるジャーメインを起用。
また齋藤功をボランチに起用するという策を採ってきた早川監督。

前年の残り香というべき、後方でボールを繋ぐスタイルで攻撃を作っていく横浜FC。
セットプレーからファーストシュートも放ち(前半3分、かなり手前からの直接フリーキックで袴田がヘディングシュート、GKスウォヴィクキャッチ)、好循環が流れ始めたかのように見えましたが、その後は停滞。
守りを固める仙台に対し、思うようにボールを前線に運べません。

仙台は前節・マリノス戦で、相手の猛攻を凌いだ末に勝ち点1を獲得。(0-0)
その前の徳島戦(0-1)から、ポゼッションスタイルの相手に対し、中央を固める事を重視した守備で応戦するスタイルへとシフト。
それに一定の手応えを得ているようで、この日も横浜FCの最終ラインに対してプレスは掛けず、サイドにボールを展開させたのちに奪うという方策で相手を悩ませます。

しかしそれも長くは続かず。
横浜FC側がロングボールを交え、サイドを大きく振っての攻撃で再び攻撃権を支配。
16分、瀬古の左→右へのサイドチェンジののち、前嶋が右奥からクロス。
クリアされて右コーナーキックになると、キッカー瀬古のニアサイドへのクロスを伊野波がフリック、そして袴田が中央でボレーシュート。
GKスウォヴィクも止めきれずゴールイン、セットプレーでの完璧な崩しで先制点を挙げた横浜FC。

先制された仙台。
その前からもビルドアップから攻撃する姿勢を見せていましたが、その傾向は強まり。
失点以降は、最終ラインに松下が降りて3枚でのビルドアップが基本線となり、主にサイドに展開してからのクロス攻撃で攻め上がります。

飲水タイム(22分)後は、敵陣でのボール奪取も巧く嵌るようになった仙台。
27分は赤崎のカットから、右サイド奥まで運んだのち戻されたボールを上原がミドルシュート。
ブロックされ、逆サイドで拾ったボールを石原がシュート気味にクロスを入れるも繋がらずと、二次攻撃にも厚みを出しペースを握ります。
しかし最後のパワーが足りず、クロスを入れてもクリアされ、中央でチャンスを作ればミドルシュートに終始する仙台。
エリア内を絡めて崩すシーンが欲しいと感じた攻撃で、その答えが見出せずに以降ペースダウンしていきます。

最終ラインから組み立てる仙台ですが、リードを奪われている状態での事が多いので、強いられている感がするのが現状。
正GKのスウォヴィクにそれを期待するのは酷であり、CBにシマオ・マテが入れば貫くのはさらに厳しくなるというメンバー構成。
この日のように吉野が入ればスムーズになりますが、どうしても先に点を奪われるチームの弱点(特にセットプレーでの失点が目立つ)を振り払えず。
ビハインドの中で「ボールを持たされている」感が強い状況になりがちです。

それでも前半の終わり際、GKスウォヴィクのスローから好機を作り、45分・アディショナルタイム共に赤崎がヘディングシュートを放つ好機。
1-0と、どちらに転ぶか解らないスコアのまま前半を終えます。

そしてハーフタイム、氣田→蜂須賀へと交代を敢行した仙台。(左SBに入り、石原が左SB→左SHに)
後半2分に一列上がった石原がポストプレイののち、受け直して中央からシュートを放ち(GK南キャッチ)、交代策が奏功したかのように見えました。
しかしここから横浜FCが押し返し、流れを取り戻します。
前半とは一転して、ビハインドを跳ね返すべく前掛かりの姿勢を見せた仙台ですが、ロングパスで交わされるシーンが目立ち。
反撃の気勢を失いつつあった所で、12分に再びベンチが動きます。

2枚替えを敢行し、SHをともに代える策を採った仙台。
石原・加藤に代え、右SHにマルティノス。
そして左SHには、新加入のエマヌエル・オッティが初出場。
マルティノスがフィジカルと性格に難ありというネックがあるのに対し、このオッティは強靭な体格によるボールキープでチームにリズムを齎します。
そしてエースである西村のシュート数も次第に増えていきましたが、もう一歩の所でゴールを割れず。

一方押され気味となった横浜FCも、17分に2枚替えを敢行。
ジャーメイン・松尾に代わり、クレーベ・安永を投入。(齋藤功がボランチ→右SHに回り、小川が右SH→左SHに回る)

以降も攻勢を続ける仙台ですが、23分にクリアボールをクレーベがフリックで落としてから横浜FCの好機が生まれます。
拾った渡邊が右サイドへ流れ、その後もパスを繋ぎつつ左へとサイドを移し。
サイドを振ってから、左ハーフレーン手前から小川のクロスが中央に入ると、齋藤功が頭から跳び込んでヘディングシュート。
GKスウォヴィクの右を破ってネットを揺らし、貴重な追加点を挙げた横浜FC。
初勝利が見えて来た所で飲水タイムが挟まれます。

その後26分に齋藤功→杉本へと交代した横浜FCを尻目に、攻めるしかなくなった仙台。
しかしその圧力は、フィジカルを押し出すオッティや果敢にシュートを狙う西村を筆頭に強く、受けに回った横浜FCは一気に厳しくなります。
31分にはCKから、西村がヘディングシュートを放ちますが枠を捉えられず。

それでも33分、横浜FCは中央で細かくパスを繋ぎ、渡邊が右ハーフレーンからミドルシュートを放ちますがサイドネット。
直後に仙台のミスからエリア内に詰め寄り、GKスウォヴィクが弾いた所を安永がシュートするもブロックに阻まれ。
仙台の前掛かりの隙を突く姿勢を見せたものの、そこまでとなりました。

攻勢を続ける仙台(34分に赤崎→皆川に交代)、37分に右からマルティノスがクロスを上げると、ファーで西村が合わせるもブロックに遭いこぼれ。
その後左CKに繋げ、キッカー上原のクロスを中央で再度西村が合わせ、今度はゴール左へと突き刺して1点を返します。

その仙台の前掛かりの姿勢に、横浜FCサイドは自陣エリア内で選手が痛むシーンも目立ち。
41分には前嶋が、42分には袴田が立て続けに倒れ込む事となり、粗さも露呈する事となった仙台の圧力。
しかし球際の強さを前面に押し出すというのが本来の仙台の姿であり、この土壇場でそれが蘇ったかのような攻勢を露わにしていきます。しかし無闇なラフプレーはやはり頂けませんが

そしてATへ突入し、再びの左CKを得る仙台。(直前に上原→アピアタウィア久へと交代)
キッカー・マルティノスのクロスをニアサイドで平岡がフリック、そして中央で西村がシュート。
GK南が辛うじてセーブするも、ボールは吉野の前へとこぼれ、それを詰めた吉野がネットを揺らし。
オフサイドの笛が吹かれ騒然となるも、VARチェックの末にゴールが認められ、同点に追い付いた仙台。

その後横浜FCは渡邊→伊藤へと交代し、最後の攻防。
長めのATの果てに、相手のロングパスを松下がブロックし、最後に攻撃権を得た仙台。
左サイドで蜂須賀のクロスが上がると、中央で皆川が捉えてヘディングシュート。
しかしゴール左へと外れ、同点のままタイムアップ。

勝ち点1を分け合う事となった両クラブ、未だ勝利が無く、19位・20位に位置するもの同士なのは変わらず。
この底辺部から、上に向けて何を残す事が出来るのか、以降も注目して観たいと思います。