goo blog サービス終了のお知らせ 

Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ルーカス・マティセ vs ジョン・モリナ~

2014年05月10日 | BOXING
スーパーライト級12回戦
ルーカス・マティセ vs ジョン・モリナ
試合結果:マティセ11RTKO勝ち

●所見~マティセの場合~
敗北直後の試合は本人の意識が変わり、スタイルも変化する。
コンディション、動きは悪くないがフォロースルーが小さく、手数スピード優先の様に見えた。
食ったダウンのパンチは全て右。
左ガードが悪かった訳ではないが食った。
後半は開き直りで元のスタイルに戻し、前足にウェイトを預けた左フック右ストで攻め込んだ。
硬質パンチにより当たればダメージングブロー、KOパンチとなる。
ロープに追い込んでのフックアッパー連打の構成が良く、オフェンスがクレバーな所も見られた。
同国のファイターM・マイダナの様にゴリゴリ揉み合いとならないので見ていてもどかしさがない。
SL級では貴重なタレントだ。

●所見~モリナの場合~
特別良い選手と思えず特徴的な所も無いがこの日は運が向いていたのか。
1,2,5R右が良い感じで決まり、ダメージを与えた。
前半は慎重に良いリズムで戦っていたが後半は相手の攻撃に引き気味になり表情も弱気に、
動きも落ち、Rを重ねる毎に追い込まれて行くのが明らかだった。
そして11R精も根も尽きたダウン。
向いていた運を勝利に結び付ける事は出来なかった。
コメント (9)