Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ウェルター級~

2013年05月19日 | BOXING

ルーカス・マティセ vs レイモント・ピーターソン
試合結果:マティセ3RTKO勝ち

●所見~マティセの場合~
1R、ジャブを打つ際、後脚がついて行けて無く、右を打つ際も後脚がしっかり着地してないので
コンディションは完全で無い様に見えたが持ち前のハードパンチで短い時間でペースを引き寄せ
2R、左フックを相手の側頭部に当てダウンを奪った。
その左フックはナックルの薬指と小指で当てた様に見えたがその部分は力が入り難く、
固い頭に当たっては尚、威力が下がると思われるがあの威力。
そして2度目のダウンを取った左フックよりも凄かったのはストップ直前の右ストの空振り。
グローブの中にハンマーが入っているのではと思わせる程、パンチに体が引っ張られている。

リングサイドのD・ガルシアは顔は笑っていたが膝も笑っていたかも知れない。

●所見~ピーターソンの場合~
1Rの動きを見るにファイトプランは正しい。
スピードを活かし、直線的な相手をサイドへの大きなフットワークで回避しジャブからの右を打ち込む。
この相手に得意なフック連打で出る必要は無い。
当然にvsM・ハグラーのSR・レナードばりの集中力が必要になるが。
2度目のダウンは左フックの相打ちのタイミングで右ガードをしっかり置いていたが内側から
打ち込まれた。
それでプランも集中力も砕け散った。
更には未来の栄光も砕け散ったか?

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