王者 : アントニオ・ターバー vs 挑戦者 : ダニー・サンティアゴ
試合結果 : ターバー4RTKO勝ち
●分析~ターバーの場合~
コンビネーションをあまり使わないんだな、以前もそうだったかな? そうだったような。
ストレートパンチャーらしく引き腕でフックをほとんど打たない。
左ストレートはインパクトの瞬間、拳と体にグッと力を入れるので動きが止まるように
見えるが打ち出しと引きが速く距離が長いので相手は付け込めない。
左アッパーはリアルとフェイクを意図的に打ち分けているようだ。
相手が弱かったせいもあり一概に言えないがトータル的な衰えは感じられた。
●分析~サンティアゴの場合~
輪島公一がTV番組で自身の現役時代の経験から短躯胴長のボクサーはリーチ差を
無くす為にジャブを打つ際、腰を曲げて上体ごと打つとか語っていたがこの選手も似た
ような動きをしていた。
しかし、現代ボクシングではそんな理論は通用しない。
カバーリングがとてつもなく巧いボクサーならまだしも。