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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

Classic~ジョージ・フォアマン vs ジョー・フレージャー~

2025年03月23日 | BOXING
1973年1月22日
世界ヘビー級タイトルマッチ
王者;ジョー・フレージャー vs 挑戦者:ジョージ・フォアマン
結果:フォアマン2RKO勝ち

■分析~フォアマンの場合~
トレーニングの映像は意外と少ないがサンドバッグに右フックを連続で打ち込むものは
バックが ” く ” の字に曲がり、 まるでバッグを破壊するために行われているようだ。
それはパフォーマンスなのか、実際のトレーニングなのか。
試合でもフックをブン回し、一点にパワーを集中させるものではなく、軌道のどこで当たっても効かせるパンチ。
テレフォンで距離感もディフェンスもあったものではない。
何故あたるのだ?
それは当時まで残るヘビー級シーンでの強者イズムの風習によるものだろう。
アリはスピード、リズム、フットワークで革命を起こした。
そして80年代はコンビネーションが台頭した。

ボクシングシーンに多大な印象を残した偉大なボクサーだった。

■分析~フレージャーの場合~
左フック、ボビング、アリのライバル、スモーキン、その言葉だけでこの名が浮かぶ。
Firstnameも日本人が大好きなジョー。
エネルギッシュな上下動からの左フックは効果的に打ち込む伏線として理に適っている。
小柄な体と自身の体の特性を踏まえてこのスタイルを構築したのだろう。
しかし本当に左フックだけ。
右パンチの印象が何もない。
試合中、左拳痛めた場合の第2手は持っていたのだろうか。
結局その手は見られなかったと言うことは左拳は岩石級の耐性だったのか。
タイソンも同様だったがパワーパンチで押し返されると利点を発揮できない。

試合場所はジャマイカはキングストン
フォアマン 37戦全勝(34KO)
フレージャー29戦全勝(25KO)
共に希少価値のオリンピック金メダリスト

信じられないようなビッグイベントだった。

●PS
ボクシングはやはり進化しているか。
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