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Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

クロマティの右ストレート

2011年05月05日 | 

●まえがき
以前ドコかの記事でボクシング以外のパンチについて面白いのが5つあるとか書いたがこれはその1つ。

●所見~クロマティの場合~
走り寄った直前、タイミングを測った上に体が前に行った勢いそのままに打ち込んだ右ストレートは
スパイクの掛かりが強いので足の踏ん張りとキックがより効果的となる。
昔のユニフォームは現代よりパツパツなので腰と尻がグッと入り、背骨がギュウと捻られている事が判る。
更には肩が入り、腕も捻り込まれ、体全体のコークスクリューブローとなっている。
また、バッティンググローブをはめているので拳を相当強く握っているに違いない。
しかしこの打ち方は相手に相当の痛みを与えられるが芯に残るダメージを与えられるものでは無い。
相手の顎を砕く可能性もあるがこちらの拳も砕く可能性もある。
「 いらっしゃい、いらっしゃい ( ? ) 」 のパフォーマンスもなかなかよろしい。

●所見~宮下の場合~
野球の公式マウンドは想像以上に位置が高い。
角度がある地で低い位置から高い位置にパンチを打つと威力は下がり、それは角度に反比例する。
ベクトルの効率が変わるからだ。
計算式で理論的に証明も出来るはず ( 計算方法は知らないが .. ) 。
高い位置から低い位置に打つ場合、自然に打ち下ろしとなり、威力はつくが打ち終わりのバランスが
完全に崩れる。

ガシッと顎にまともに食ったがリアクションを見るに、大きなダメージを感じさせない。
もしもこの人がボクサーだったならばタフネスの選手てして日本M級に印象を残したかも。

●PS
管理人的に最強で最恐は93~96年に横浜に所属したブラッグス。

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