浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ドイツ人と地元民通訳 釈放

2007年07月25日 | Weblog
 英国のBBC放送がインターネット版で報じたところによると、アフガニスタンで誘拐されていたドイツ人ジャーナリストと地元の通訳の二人は25日、無事釈放された。  釈放は、地元部族長の仲介で実現したもので、身代金の支払いはなかったと、BBCは報じている。だが、こういう場合、巨額の身代金が動いたと見るのが普通だ。  これが、韓国人グループの人質事件にどういう影響を与えるかは分からないが、何らかの関連 . . . 本文を読む

私の視点 混迷深まる韓国人誘拐事件

2007年07月25日 | Weblog
 タリバーンを名乗るグループが23人の韓国人を人質に取っている事件で、実行グループの情報に世界のマスコミが振り回されている。  これまで、タリバーンのスポークスマンを名乗る男は、韓国人を拉致した翌日の20日、「韓国軍の撤退」と「拉致韓国人と同じ数のタリバーン兵の収監者の釈放」を解放条件として突きつけた。しかし、いささか事前の勉強不足であったようで、韓国軍の撤退が今年末と知らなかったらしく、それを . . . 本文を読む