今日行なわれる予定の自治政府議長(パレスチナ側は大統領と主張)選挙に関しての簡単な説明をしておきます。
議長選挙は、十一月に死去したアラファト前議長の後継者を選ぶものです。アラファト氏は生前、自治政府、PLO(パレスチナ解放機構)、アル・ファタハ(自民党に相当)の議長職にありました。
PLOの指導者にはマハムード・アッバース前首相が、そしてファタハの指導者にはファルーク・カドウミ元PLO政治 . . . 本文を読む
いよいよ今日9日、アラファト前議長の死去に伴う議長選挙が行なわれます。一時、強力な候補が獄中出馬して盛り上がりを見せた議長選ですが、彼の出馬辞退と共に有権者の関心は薄れ、一転して「無風選挙」となりました。直前に発表された世論調査によると、当選が確実視されているアッバース氏は60%を超える得票を得られるだろうとのことです。
そんな盛り上がりにかける空気の中、議長選を翌日に控えてパレスチナ自治政府 . . . 本文を読む