CM放映されました

2009年02月27日 22時59分49秒 | Weblog
先日ブログにも書いたが,
半月前に撮影された音楽教室のCMが,
今日,放映された。

私は朝から仕事で出ていたので,DVDをセットして出かけた。
昼前に,ママ友の「アスカちゃんママ」(2008年12月29日のブログ参照)
からメールがあり,

「CM見たよー!すごーい,ドアップじゃーん!」

と書いてあった。
ドアップ・・・これはキツイ。
四十路女にはキツすぎる・・・。

帰ってすぐに,録画してあった映像を見た。
確かにドアップ。
ダンナには

「放送事故やな・・・」

と言われてしまった。

まぁ,私はレッスンを引っ張っていく立場なので,
映像として正面からの映像があるのは仕方ない。

問題は,こども達とお母さん方だ。
予想通り,クラス一番の美人ママ&こどものところが
ババーンと映し出される。
うんうん,これはなかなかよいぞ。

あとはうまく万遍なく映像があり,
よい雰囲気に仕上がっている。
お母さんもこどもも小奇麗な人が多いクラスだからな~。

えー,ちなみに・・・
例の「めっちゃキバってきたお母さん」は
3回ほど映ったのだが,
いずれも

「遠目」 「見切れ」 「後姿」

でした・・・。

テレビ局の方々も,よくわかっておられるようで・・・。
コメント (2)
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映画館にて

2009年02月24日 10時09分35秒 | Weblog
「おくりびと」がアカデミー賞を受賞しました。

賞が決定する少し前の「朝ズバッ」で,
みのもんたが「おくりびと」がかなり有力と言っていて,
まだ観てなかった私は,
こりゃホントに受賞したら観客がいっぱいで観られなくなるゾ,
と思い,急遽近くの映画館へ駆けつけた。
「みのもんた」情報で動く私もどうかという感じだが。

幸い,そこではアンコール上映ということで,
限られた回数だけ上映しているのだ。
早めに行かないといい席がないかも,と思い,1時間前に行き,切符を購入。
ポイントカードがたまっていたので,無料で観られる。
ラッキー(^-^)

本屋で時間をつぶし,まだ早めではあったが再び映画館へ。
すると,

「『おくりびと』は満席です」

とのアナウンスが流れていた。
セーーーフ。
みんな,「みのもんた情報」を聞いたのだろうか?

劇場へ入り,私はビックリした。
観客の99.8%がジジババだったからである!
これじゃ

「おくりびと」

ではなく,

「おくられびと」

ではないか!

「おくられびと」で満杯の会場は独特な匂いがする。
たぶん,ジジババの衣服からの「樟脳」の匂いだ。
なぜ,ジジババは「防虫剤」ではなく,
「樟脳」をこよなく愛するのだろうか?
「におってナンボ」
みたいな感じなのか?

ほどなくして予告編が始まった。
ジジババ,とくにババがぺちゃくちゃとうるさい。
連れと一緒に,スクリーンに出てくる俳優を指さしては,

「この人は『篤姫』の,ダンナさんだった人じゃなぁ。」

などと,いちいち他の作品から説明を引っ張ってくる。
それは,本編が始まってからも同じだった。
またもや,スクリーンを指さし,

「この人は『篤姫』の義理のお母さんじゃなぁ。
 ほれ,島津本家へ養女に行った時の,高橋英樹の奥さんで。」

などと,もう役名も役者の名前もごっちゃまぜ。
それに,なぜ,いちいち「篤姫」基準なのか?

少しして,ババは静かになった。
しかし,また新しい登場人物が出てくると,

「この人は『天地人』で,秀吉をやっとる人じゃなぁ。」

と,「篤姫基準」ではなくなったものの,「大河ドラマ基準」は
譲れないようである。

そうこうするうちに,あちこちから,立ったり座ったりする人が
続出し始めた。
そうなのだ!ジジババで埋め尽くされた館内,
2時間20分のあいだ,トイレを我慢しきれない人が,
入れ替わり,立ち替わり,用を足しに出かけているのだ!
あー,せわしいったらありゃしない。

映画の主人公はモックン。
と,こう呼ぶことがもう私の年齢を物語っている。
はい,シブがき隊ドンピシャ世代です。
モックンが,音楽をやっているという役柄設定もあり,
モックン目線で映画にのめり込む。
また,もし,自分が奥さんの立場なら,ということで,
広末涼子目線でものめり込む。

しかし・・・と,私は思った。
この館内をびっしり埋め尽くすジジババは,誰目線なのだろうか?
きっと,そう遠くない将来に自分もああいうふうに「おくられる」
のだろうか,という気持ちで生々しく捉えているのではなかろうか?
「死体」目線ということか?
そうだ,きっとそうに違いない。

と,勝手に納得し,映画館をあとにした私でした。

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京都編第2弾・甘味処にて

2009年02月23日 08時42分21秒 | Weblog
京都編・第2弾。

午前中に東寺の弘法市へ。
近鉄・東寺駅を降り,歩く。
その道すがらすごい店を発見(写真参照)。
平屋建ての古いたばこ屋さんなのだが,
半端じゃない数の自動販売機でびっしりと二面を埋め尽くされている。
たばこ用,ジュース用など,13~14台はあろうか。
電気代だけでも,ものすごいことだろう。
それでも余りあるだけの利益が出ているのだろうか?
これだけの自動販売機があるにもかかわらず,
対面でも販売している様子。
タスポを持たないお客さん用か?

東寺の後は,バスで東山界隈へ出る。
今日のもうひとつの目的はいろんな小物のショップを廻ること。
町屋を改装して営業している革細工の店や,
便箋,はがき,などの紙のお店などなど,
とことん歩き廻り,ひとつひとつ堪能した。
ダンナは今日はあきらめてくれているのか,
いつものごとく,しょーもない小話を連発させながら
ひたすら一緒に歩いてくれた。

午後,ちょっと甘いものでも食べたいね,ということで,
清水の二寧坂途中の甘味処へ入る。
ダンナはぜんざい,私はおうすのセット(おはぎ付き)を頼む。
10人も入ればいっぱいになりそうな小さなお店だが,
老舗の雰囲気が漂い,お客さんも途切れることなく次々入ってくる。

私たちがそれぞれにぜんざいやおはぎに舌鼓をうっている時に,
あるお客さんが入ってきて,その人が私の目を鋭く捉えた。
彼女が「マツコデラックス」にそっくりだったからである!

ダンナは入口に背を向けて座っていたので,
「マツコ」には気付かない。
くーッ,伝えたいッ
しかし,店舗はごくごく小さく,そんなことを話そうものなら,
たちまち「マツコ」に筒抜けになってしまう。

私はおもむろに携帯を取り出し,メール作成の画面を開き,

「今入ってきた人『マツコデラックス』に激似」

と打ち,その画面をそーっとダンナに見せた。
彼は,画面を見るやいなや,小さな目をカッと見開き,
いかにも,「オレは今,凝った体をほぐす運動をしてるんですよ」,
と言わんばかりに自然に体を後方へ捻じった。
そして,また,自然に体を戻し,小刻みに肩を震わせながら
またぜんざいを食べ始めた。

この「マツコ」,どうもこのお店の常連らしく,
入ってきただけで,おかみさんに

「あぁ,いらっしゃい」

と親しげに言われていた。
そしておはぎセットを注文した。
ほどなくして運ばれてきたおはぎセット,
これが結構ボリュームのあるおはぎが3~4個
お皿に乗っている代物だった。

「マツコ」,ハイペースで食べ進める。
まるで,それは,ヘビが小動物を丸のみしているかのようであった。
私はあっけにとられて,「マツコ」の姿をダンナの肩越しに見ていた。

「マツコ」は,あっというまにおはぎセットを平らげると,
私たちよりもずっと遅く入ってきたにもかかわらず,
私たちが食べ終わるまでに,さっさと出て行った。

彼女は「マツコデラックス」の外観に,なるべくしてなったってことなんですね・・・。

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京都へ・新幹線での出来事

2009年02月22日 20時16分25秒 | Weblog
京都へ遊びに行きました。

昨日,急遽京都へ行った。
土曜日のレッスンをほとんど休まずにやっていたら,
回数を超過しそうになってきたので,ここで一日休んでおくことに。

昨日は21日ということで,東寺の弘法市の日なので,
「濡れ落ち葉」のダンナとともにそれをめがけて出かけた。
ちなみに息子は,自分にそんなにうま味が無さそう,と
察したのか,

「オレ,行かん」

と言った。
まぁ,中学生男子ですからそんなもんか。
でも,ダンナも私も一抹の寂しさを感じつつ自宅をあとにした。

新幹線にて朝食をとる。
簡単におにぎりなどを作ってきた。
かばんからおにぎりや,お茶などを出す私を見てダンナが,

「アンタ,あと何年かしたら,かばんにミカンやら
 ゆで卵やら入れて持ち歩くおばはんになりそうやな。」

と言った。ほっといてくれッ。

朝食を食べ終わり,しばらくして,近くから

「ピロピロピロッ」

という音がした。
マリオがキノコをゲットして大きくなる時の音である。
これはゲームをしない人でも必ず聞いたことのある音だ。

えッ,なんでこんなところで?
DSにしてはデカ過ぎる音だ。
そしてほどなくしてまたもや,大きな音で

「ピロピロピロッ」

すると,ダンナが何やら焦っている。
ダンナのポケットの中のキーホルダーから音がしているのだ!

そう言えば,先日,ダンナのキーホルダーが壊れてしまった。
何かの折りに貰った,グッチのとてもおしゃれなもので,
ダンナはとても気に入っていたので,残念そうにしていた。
で,次のを見つけるまでの「つなぎ」に,彼は,息子が
ずーっと以前にガチャポンで当ててきた,マリオの効果音シリーズの
キーホルダーをとりあえずつけていたのだった!

このキーホルダー,たまごっちをひとまわり小さくした感じの大きさなのだが,
厄介なのが効果音の出るボタンの大きさ。
その本体いっぱいいっぱいの大きさにボタンがしつらえてあるのだ!
だからすぐに何かに当たっては

「ピロピロピロッ」


と鳴ってしまうのだ。

「もうッ,私が預かっとくわッ」

と,恥ずかしくなった私は,ダンナからキーホルダーを取り上げた。
そして,私のバッグのうちポケットにしまった。

そうこうするうちに京都が近づいてきた。

「次は~京都~」

とアナウンスが入り,私たちはジャケットやマフラーを身に着け,
席を立った。

すると,車内に

「ピロピロピロッ」
「ピロピロピロッ」
「ピロピロピロッ」

マリオが大きくなる音が止めどなく響いた。
ダンナから取り上げ私のバッグの内ポケットに入れていた,
例のキーホルダーが,何かに当たって鳴り続けているのである!!

「あー,あー,あーッ」

と,アタフタとバッグの内ポケットを探るが
これまた私の手が当たり,

「ピロピロピロッ」

が連続。

京都に着き,すぐに伊勢丹でキーホルダーを買ったのは言うまでもありません・・・
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あぁ・・・神様

2009年02月18日 09時01分37秒 | Weblog
レッスン風景の撮影がありました。

こう書くとなんのこっちゃ,という感じだが,
テレビで(と言っても地方局)の情報番組で
音楽教室のCMをするということで,
レッスン風景を撮影に来られたのである。

撮影が行われたのは,例の私のお気に入りの3歳のクラス。
2週間前にクラスの保護者の皆さんにお知らせし,
撮影にご協力いただきたい,という旨を教室スタッフとともにお願いした。
きょうび,「こどもの顔をテレビに晒したくない。」という考えのかたも
おられないとは限らないからである。
しかし,お母さん方の反応はすこぶる良く,
みなさん,とっても嬉しそうで,スタッフも私も一安心。

昨日が撮影日であった。
ま,私は普段通りにレッスンするだけなので,特に何の準備ということもないが,
カメラマンさんが動きがとりやすいように,
教室内の楽器の若干の配置換えを教室スタッフとともに行った。

レッスン30分前,ディレクターの女性と,カメラマンの男性が来られる。
このディレクター,スザンヌのお母さん(キャサリンでしたっけ?)
を地味にした感じの方。
驚いたのが,カメラマンの男性。
フットボールアワーの岩尾くんにそっくりで,私は,目が釘付けになった。
これは,凄い。
これだけでも,今日はいい日だ。

軽く打ち合わせ。
いろんなシーン(歌うシーン,弾くシーン,リズムステップするシーン)を
織り交ぜて撮っていきたい,とのこと。
楽器の配置換えをして正解だったわ。

そうこうするうちに,次々と生徒と保護者がやってくる。
みなさん,すごく自然体。
近頃の若いお母さんは,そうなのかしら。
というか,普段から可愛くておしゃれなお母さんの多いクラスなので,
普段通りの感じで来ていただいて十分OKなのだ。

しかし,あるお母さんが私の目をとらえた。
そのお母さんは普段は,地味~な感じの服装が多く,
ちょっと太っておられるせいもあり,デザイン的にも
いつもゆったりめのものが多いのだが,
その日はな,な,なんとスーツ!
それだけではなく,顔を見てびっくり。
いつもとは段違いにばっちりとしたメークが施されていたのだ!

えーーーーーーーッ
めちゃめちゃキバッてるやんーーーーーーッ

私は一瞬言葉を失ったが,平静を装った。
レッスン中も,そのお母さんを見たら笑ってしまいそうだったので,
極力そのかたは見ないように心掛けた。

しかし,神様はむごいものですね・・・
そういう日に限って,そのお母さんの子どもは
レッスン中にウロウロ徘徊しちゃったのである・・・

「○○くーんッ,○○くーんッ」

と,お母さんは必至で我が子に呼びかける。
太っておられることも手伝って,大量の汗がしたたり,
せっかくのばっちりメークも崩れ・・・
せっかくのスーツには大量のワキ汗が・・・

何事も自然体が一番,ということを胸に刻んだ一日でした。

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やっぱりみどが好き

2009年02月16日 09時29分39秒 | Weblog
昨日,出かけたらママ友のヒラオカさんに会った。
ヒラオカさんとは,息子同士が同じ中学でクラスも同じ。
こども同士もしょっちゅう家を行き来しているし,
親同士も親しくさせてもらっている。

ヒラオカさんのお宅ではボーダーコリー(写真参照)を飼っている。
生後半年のメス。
名前はラリー。
愛想がいいことこの上ない,元気いっぱいのわんこである。

昨日会った時,ヒラオカさんは,ラリーを連れていた。
ラリーはいつものように,元気一杯。
わっほわっほと跳びはね,私の顔をべろべろべろーッとなめまくる。
息子が遊びに行った時も,必ず,このべろべろべろーッでお出迎えらしい。
息子から聞いてはいたものの,この手荒い歓迎ぶりは予想以上にスゴかった。

しかし私は大の犬好き。
おおよしよし,とばかりに,とことん遊んだ。
そして他愛もない会話をヒラオカさんと交わし,帰宅した。

昨日は2月には珍しい暖かさだったので,外では我が家の愛犬
みどが,ひなたぼっこをしていた。
私は,みどをさわろうと思い近寄ると,彼は起き上がり,尻尾を振って寄ってきた。
私が手を近付けた途端,みどは尻尾を振るのをぴたりとやめ,
いぶかしげな表情で私の手の匂いをくんくんと嗅ぎ出した。

厳密に言うと,犬にはたぶん表情筋はないので,「いぶかしげな表情」を
するわけはないのだが,これ,犬を飼ってる人はわかると思うけど,
明らかに,彼らには「表情」があると,私は思う。
とにかく,くんくんくんくん,と「いぶかしげな表情」を浮かべたまま
しつこく私の手や顔を匂ってくる。

その時,ベタなコントのシーンが私の頭をかすめた。
帰宅した夫の脱いだスーツを片付けようとする妻が,
その襟元あたりから漂う香水の残り香を嗅ぎ,

「アナタッ,どこの女と逢ってらしたのッ」

と激昂する,アレである。

きっと,みどもそんな気持ちだったに違いない。
私から漂う,よその犬の匂いを嗅ぎ,

「あなた,どこのメス犬と遊んでらしたのッ」

と,主人の「浮気」を察知して怪しんでいるのだ。

ラリーは確かに可愛かったよぉ~。
血統書つきの毛並みもふさふさのべっぴんさんだもの~。
でもね,私は,愛護センターでもらってきた,
捨て犬出身のアンタが可愛くてたまらないんだよ~。

ま,「出来の悪い子ほど可愛い。」
と言いますから・・・。

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献血デビュー

2009年02月08日 19時35分21秒 | Weblog
先日,献血に行ってきました。

いつも,行きたい,行きたいと思っていた。
出産時に大病をして,それ以来,献血って大切やな,と
思うようになっていた。

しかし,血中のヘモグロビン量が若干足りず,
いつも事前の血液検査でアウトになっていた。
そんなに心配するほどの少なさではないのだが,
献血するためには,有り余ってないとできないみたいである。

何度目かのトライの末,先日,ようやく血液検査にパスした。
献血デビューである。遅咲き。

問診もある。
病院勤務をリタイアされたと思われるおじいさん医師が
事前に私がコンピューターの質問に回答した用紙を見て,
問診してくる。
じじぃ医師は用紙に目を落すやいなや,激昂した。

「えーっと,ここ1年の海外渡航歴は・・・
 んッ!?アンタ,イタリアとオーストリアへ行ったんかッ!?
 何をそんなに贅沢なところを旅行しとるんやッ」

えーーーーーーーーーッ,
ここって,そういうこと怒られる場所なのーーーーーッ
て言うか,いったい何処なら贅沢じゃないのーーーーーッ

献血デビュー,いきなり暗雲が立ち込めてきた。

気を取り直し,実際に献血へ。
私は,成分献血にチャレンジ。
これは,血液全体ではなく,成分を取り出して献血するものである。
私は,血小板献血にした。
いったん,血液を取り出し,血小板以外をまた体内に戻すので
多少時間がかかる。

看護師さんが針を刺した。
結構,痛い。
よくよく見ると太いではないか!
看護師さんにおそるおそる尋ねてみた。
採血用と返血用の針がまとまっているので,2本分の太さなのだという・・・。

怖いので目の前のテレビを観ていた。
献血中に退屈しないよう,一人ずつ置いてあるのだ。
DVDプレイヤーもついていて,好きな映画を鑑賞できる。
私は,名前はわからないが,動物ものの番組を観ていた。

しばらく経っているのに,なぜかまだ,腕が痛い。
そして,看護師さんが何やら「あれッ?」などと言いながら
焦っている。
アンタ・・・何か失敗したね・・・

そうなのである!
針を刺すのを失敗して漏れてきちゃってるのである!
看護師さんは,まだ新米だったらしく,
先輩看護師さんを呼び,その人がやり直した。

きっと私の顔があまりにもムッとしていたのだと思う。
やり直したあと,その先輩看護師さんが,ツーッとそばに寄ってきて,
私と一緒にその動物番組を観はじめた。
そして,まるで,怒り心頭の私の心を逸らそうと,

「あらー,ニワトリにもこんなふうに調教ってできるんやねぇ!」
とか,
「まッ,このネコ,ネズミをちっとも捕らずに,一緒のお布団で寝てるわ!」

などと,ひとつひとつの場面に感嘆の声をあげ始めた。

・・・んなことぐらいじゃ,こちとら治まらないんだよッッッ


かくして,無事にとは言えないが,私の献血デビューは済んだ。
じじぃ医師と新米看護師さんには参ったが・・・
みなさんも,是非,行ってみましょう。
飲み物も,おやつも,DVDも,お土産もありますよ♪
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孫可愛さ

2009年02月02日 10時49分08秒 | Weblog
前回のブログで書いたなっちゃん,昨日ステージを終えました。

なっちゃんと同じクラスの,ゆいちゃんとふみ君も
それぞれステージに立ち,演奏した。
みんな,どの子もよく集中することができ,
よい一日だった。

この仕事をしていると,協力してくださる保護者の皆さんへ
本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。
雨の日も風の日も,暑い日も寒い日も,
レッスンへ連れてきてくださり,
我が子が,私に鬼のような顔をして叱られようとも
じっと耐えて,こどもを励まし続けてくださる。

昨日のステージでの,他の先生の生徒さんのダイスケ君の演奏中のこと。
ダイスケ君のおばあちゃんは,一番真ん前の席で「かぶりつき」の状態で
ダイスケ君を見つめていた。

このおばあちゃん,本当に愛情深いかたで,
家業で忙しいお母さんに代わり,ダイスケ君の面倒を殆どみているそうである。
それだけ手塩にかけて育てているダイスケ君の演奏である。
それは「かぶりつき」の席で聴きたくもなるのもうなずける。

おばあちゃんが,曲に合わせ(というか,正確に言うと合っちゃいないのだが),
グラグラと揺れている。
もうおばあちゃんの中では完全にシンクロしちゃってるのであろう。
大きなフレーズの時には大きくゆらりゆらりと,
そして,アクセントの効いたベースの音が鳴るところでは
力強く,グイグイと前へ傾斜していく。

これは,知らない方が後ろから見ていたら,
「あのお年寄りは,ご気分がすぐれないのではなかろうか!?」
とすら,思わせるほど,動きが尋常ではない。
ヘタしたら
「誰かこの中にお医者様はおられませんかー!?」
と叫ばれちゃいそうな。

私は,ダイスケ君の演奏そっちのけで,おばあちゃんをじっと見ていた。
面白い。面白すぎる。
おばあちゃんに目が釘付けである。

しかし,面白くてたまらなかったのに,次第に胸が熱くなってきた。
おばあちゃんが孫を愛する,その「無償の愛」の深さに
なんだか,とてつもなく感動を覚えている自分がいるのである。

ダイスケ君が演奏を終えると,
おばあちゃんは,何やら顔をぬぐっているように見えた。
そして,その光景を一部始終見ていた私も,顔をぬぐった。

今日は寒かったけれど,心はポカポカのいい一日になった。
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