どちらの罪が重い?

2011年02月27日 13時05分06秒 | Weblog
先日、夫と息子がテレビを観ていた。
私は忙しく家事をしていて、
彼らのまわりをバタバタと動いていた。

彼らは初めはDVDに録画していた番組を観ていたのだが、
いつの間にか現在放送中の番組にかわっていた。

私はそのことにしばらく気づかなかったのだが、
ずいぶん経ってわかり、それなのにDVDの電源が
つけっぱなしなことに気付いた。

ケチ主婦、いやいやエコ主婦のあさひは、
「観てへんのやったら、切ってよッ」
と、ブチッとDVDの電源を落とした。

すると、彼らはDVDを観てはいなかったものの、
DVD用入力画面のままテレビ放送を観ていたため、
画面がパッと真っ暗になってしまった。
(私は家電に弱く、説明が下手なのですが、
読者の皆さんおわかりいただけましたでしょうか。)

彼らは千原ジュニアがトークしているのを観ていたのだが、
タイミング悪く、今からオチを言う、というまさにその時に、
私は電源をブチッと切ってしまったのである!

彼らはあー、あー、と慌てふためきながら
また電源を付けたが、時すでに遅し。

何かオチが言われたであるとおぼしき空気で、
出演者とお客さんが大爆笑しているシーンが悲しく流れた。

夫は呆れ顔で私を見つめ、
息子はかなりの怒り顔。

「あらまー、ゴメン、ゴメン!」
と無駄に明るく言ったのが気に障ったのか、
息子は完全に怒ってしまい、仏頂面でソッポを向いてしまった。

リビングのムードが完全に悪くなり、
気まずい空気が流れた。
息子はまだブツブツと文句を言っている。

あまり長々と文句を言う息子に、
私は完全に逆ギレしてしまい、
言ってはイケナイと思いつつも、
「何度も謝ってるのにしつこいわッ」
と言い放ってしまった。

ヤバいッと思った時はもう遅かった。

息子はぷいっと部屋を出ていってしまった。
夫は、くわばらくわばら…
とばかりに、その場をすーっと立ち去った。
おいおーい、助けてくれーい

いくらカッとしても、やはり一旦は飲み込まなくてはいけませんねー。
一度口から出た言葉はもう戻せません。

まあ、幸い、うちはジジババと同居、というのもよいのと、
息子本人もあまり長々と引っ張らないタイプなので、
母屋の方でジジババと話しているうちに、
ケロッと直ったんですけど。

とにかく猛省のあさひでした。

さて、昨日、藤原竜也のドラマを録画していた。
夜、仕事から帰り家事をしていた。
リビングのテレビでもそのドラマが流れていたが、
後日、ゆっくり観ようと思い、
家事に集中していた。
なので、内容は全然頭に入っては来ていなかった。

ラスト近くになり、夫が、そのドラマを観ながら、私に、
「あらまー、仇討ちしに行こうと思ったら、
その相手が自殺してたわー」
と大声で言ってきた。

オチを言うなよ!!

「アタシ…後でゆっくり観ようと思ってたんだけど…」
と言う私に、夫は無駄に明るく
「えッ、そうやったん!?……あらまー、ゴメンゴメン!」
と言った。

こ…これはデジャヴか?

怒り狂う私を、ニヤニヤ笑いながら見つめる息子の姿があった。
はい…私もこの前似たようなことしましたね…。

オチを聞き逃させるVSオチを先に言う

どちらの罪もかなり重い。

教訓。
自分のした行いは必ず自分に戻ってくる。
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番犬・みど

2011年02月21日 16時50分51秒 | Weblog
愛犬みどは、温厚な犬だが、
見知らぬ人が来ると必ず吠えるので、
番犬としてかなり役立っている。

郵便配達の方や、新聞屋さんなど、
何度もやってくる人には吠えない。
結構賢いでしょう!?(←親バカ)

さて、先日、電化製品を買い、
その配達をしてもらうことになっていた。
うちは、初めての人が敷地内に入る際、かなりの確率で間違われる。
通り過ぎてしまわれることが多い。
玄関先が道からは見えにくいせいかな。

今回も、そうなるといけないので、
あらかじめ表へ出て待つことにした。
みどのいる玄関近くではなく、裏口から道へ出て待つ。
ほどなくして電器屋さんがやってきた。

道から「こっちですよー。」と
誘導していると、犬小屋のほうから、
ワンワンと吠える、みどの声がした。

おっ、今日も忠実に吠えとるねーッ
賢い、賢い、
と思いながら玄関のほうへ歩いていくと、
ワンワンという声はすれども、みどの姿が犬小屋あたりに見えない。

あらッ?と思い、近づいて見ると、
なんと!!
みどは、犬小屋の中で寝そべりながら
「ワンワン」と吠えていたのだ!!

あ・・・あんた・・・・・
ナニ横着しちゃってんのーーーーーーーーッ

ごろりと横になり、
「わんわん、わんわん(←もはや平仮名)」
と、テキトーに吠えていたみどは、
私の姿を見て、慌てたようにダダッと外へ駆け出してきた。

遅いっつーの
ナニ今頃体裁つくろってんの!?

「みど・・・アンタ・・・今、手抜いてたでしょう・・・」
と問い詰める私に、みどは、目を泳がせながら
「あの・・・あの・・・あさひさん、これはたまたまで・・・
 えっとぉー、いつもは、もっと真剣に吠えてるんスよ」
とそわそわ動き回った。

言い訳はいらんわー

それにしても、かなり衝撃的だった。
律儀に怪しい人にいつも吠えまくっていたと思っていたのに、
このかなりの手抜き作業ぶり。
最近、甘く育てすぎていた。
もっとビシッと教育せねば。

あー、油断も隙もありゃしない

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冬のある日のファンタジー

2011年02月17日 14時34分47秒 | Weblog
昨年,夫の伯父が亡くなり,先月法事があった。
義母と夫が出席したのだが,彼らが帰ってきた夜,
義母が私にこう話しだした。
「不思議なことがあったんよ・・・。」
と。

彼女の話はこんな感じ。
お寺へ行き,法要がすんで,夫が車を出そうとしたところ,
道幅が狭く,後輪がストーンと溝へはまってしまった。
そこで,みんなで持ち上げてみようということになったらしい。

法事に出席していたのは,大人では夫が一番若いくらいで,
あとは初老以上の男女ばかりだったのだが,それでも,
「居ないよりはマシ」
とばかりに,一斉に持ち上げることになった。

すると,義母が言うところの
「不思議なこと」
が起きた。
みんなで,
「せーの!」
の掛け声で持ち上げたところ,
車が音もなくふわりと浮いて,スーッと動いて溝から脱出できたらしいのだ!

私もその話を聴いて,かなりコウフンした。
そ・・・それって・・・
亡くなった伯父さんが持ち上げてくれたんじゃないのーーーーーーッ

もちろん,義母も同意見で,その時そこに居合わせたジジババも,
皆,一様に
「車がふわッと動き出した!!」
「全然音もなく動いた!!」
と大騒ぎになり,伯父さんが来たに違いない,と
満場一致で決まった。

私も,話を聴いただけだがコウフンがおさまらず,
夫のところへドドドドーーーーッと走っていき,
「きょ,きょ,きょ,今日,伯父さんが『降りて』きたって!?」
と,詰め寄った。

すると,夫はふふふ,とうすら笑いを浮かべ,
あれはな,と話し始めた。

種明かしはこうです。
うちの夫は昨秋車を乗り換えて,ハイブリッド車にした。
御存知の方もいらっしゃるかと思いますが,
ハイブリッド車って,発進する時,めちゃ静かに
「すーーーーーーーーっ」
と出るんですよね・・・。
夫が言うには,ジジババの人海戦術でけっこう楽に溝から出られたのと,
車が音もなくすーーーーっと出たのとで,
完全に勘違いしたのだろう,と。
ジジババは,まだハイブリッド車をよく御存知なかったらしいし。

で,あまりに皆が
「伯父さんがッ!!」
「そうよッ伯父さんがッ!!」
と盛り上がりまくっているので,本当の事を言い出せず,
「まぁ,こういうファンタジーも有りかな」
と思い,
もうそのままそう思い込ませておくことにした,と言っていた。

夫よ・・・私にも種明かしせずに,そのままそう思い込ませておいてほしかったぞ・・・
と,スピリチュアルな世界を結構信じているあさひは,ガックリきてしまったのでした。
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愛猫・メル

2011年02月12日 17時24分04秒 | Weblog
怒涛の5日間を終え,昨夜無事に戻って参りました。

本来は土曜日は朝から晩までずっとレッスンなのだけれど,
いつもつま恋の宿泊研修から帰ると「時差ボケ」のようになって
しばらくふらふら,ユラユラするので,
今回はずっと前から
「2月12日はお休みです。」
と生徒たちに言っておいた。

ハイ,正解でした。
普段遅くとも日付が変わる前には寝て,朝は5時に起きる,
というリズムの毎日を送っている中,
夜の2~3時に寝て7時に起きる,という生活に変わると,
体内時計がずれる。
昨夜はその反動で11時間も眠ってしまった!
起きてびっくりした。

5日間,濃厚な毎日だった。
講師の卵ちゃんたちが日々成長する姿を間近に見ながら,
その姿に感動した。
あの子たちは,今,一番伸びしろがある時なのだなぁ。
どの子も皆,素直でポジティブな子ばかりで,
むしろこちらが助けられたし,
必死に課題を克服しようとしている彼女達を見ていると,
まだまだ負けてられぬ!
と,物凄くこちらが刺激を受けた。

さて,実はこの5日の間に,悲しい出来事がありました。
我が家の飼い猫のメルちゃんが天国へ行ってしまいました。

私が出かける時は全然そのような兆候はなかったのでびっくりした。
メルはもうなんと20歳で,人間で言えば100歳近かった。
でも,動作は緩慢だが元気だったし,ご飯もよく食べていた。
ここ2週間ほどから,夜だけはオムツをしてあげないといけない状況だったが,
昼間は全然問題なかった。

火曜日あたりから,急にご飯を食べなくなったらしい。
水曜日の早朝5時くらいからどこかへ行ってしまい,
家族みんなで捜して心配していたそうだ。
ほら,よく猫って死ぬ時はどこかへそっと行ってしまうって言うでしょう?
(実際,私が実家で以前飼っていた猫のマリはそのようにして亡くなった。)

心配したが,水曜日の夜遅くに戻ってきたらしい。
しかし,それからはもう殆ど動けなくなって,コタツでずっと寝ていたようだ。
水を自分で飲みに行けないくらいだったので,義母が水をタオルに含ませて
少しずつあげたりすると,ぴちゃぴちゃと飲んでいたそうだ。

そして,すこしずつ命の灯が消えていくように,メルは弱っていき,
金曜日の朝夫が起きると,まだ少し温かさを残したまま亡くなっていたそうだ。

私はその頃,研修最終日だった。
一番最後のコマで,ステージ上で少しお話をすることを任されていて,
その内容の最終チェックをしていた。

通常,研修中はメールチェックする時間など昼間はほぼ皆無なのだが,
その時は虫が知らせたのか何なのか,少し間があき,
何気なく,携帯を見ると,受信を知らせる光が点滅していた。
息子から
「今朝メルちゃんが逝ってしまいました。
これから火葬場へ行きます」
とのメールだった。

そのタイミングでメールを見た事を正直言って悔やんだ。
ものすごく気持ちが落ち込んでしまい,
ステージに上がり人前で話すテンションになれる自信が無くなりかけた。

しかし,ここは踏ん張らなくてはいけない。
この何日間も
「プロとは!!」
ということを,若者に叩き込んできた者が,ぐんにゃりした姿を見せてる場合か!

そう思った瞬間,霧が晴れるように気持ちが整理され,
また背中がピンとまっすぐになった。

今,思うとテンションが下がりかけた私をどこかでメルが見ていて
「あさひさん,悲しんでくれるのは嬉しいけど,プロとしてもうひと踏ん張りよ!!」
と,
「闘魂注入」
してくれたのかなぁ,と思う。
自分でもびっくりするほど,気持ちを切り替えることができたのだ。

そうこうして,無事にお仕事を終えることができた。
メル,ありがとうねー。

メルが亡くなったのは悲しいけれど,
彼女の臨終に際し,息子が,いろいろ頑張ってたちまわっていた,
というのを夫から聞き,優しい子に育ってくれたことに感謝した。
思えば,メルは私がお嫁に来た時にはもうすでにこの家に居て,
息子はメルに遊んでもらったりして育ててもらったようなところもあるもんなぁ。
試験勉強の期間などは,メルは息子のかたわらで寝そべり,
その喉を彼が撫でていた。
「疲れててもメルを撫でてると癒されるわ~」
と彼はよく言っていたものだ。
息子とメルが寝ている姿はこれ。


愛犬みどにも
「あんた,メルちゃんはもういないよ。
 よくあんたが,せわしくわっほわっほとするから,
 腹を立てたメルちゃんから猫パンチくらってたけど,
 もうそういうこともこれからはないんだよ。」
と話しかけた。
みどが,
「あさひさん,これからもメルさんの思い出を大事にしていきましょう」
と言って私の鼻をぺろり,と舐めた。

メルちゃん,天国で安らかに。
合掌。
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怒涛の日々でした

2011年02月07日 10時21分31秒 | Weblog
今日からお仕事でつま恋へ4泊5日で出かけます。
長丁場だ。
ただ今、新幹線の中。

この春から講師になる人達への研修。
かなりハードなスケジュールですが、
「一人前」とまではいかなくても
「『八割』人前」くらいにはなってもらわねば!

さて、今日を迎えるまでが大変だった。
研修の準備以上にプライベートが。

先週末、息子が、
「かーちゃん、なんか寒気がして体が痛い。」
と言い出した。

えー、あんたさっきまで超元気に焼きうどんをモリモリ食べてたやん。
も、もしや、この急激な体調の悪化…

まさか、インフルエンザ!?

もう時間が遅いので、ひとまず今夜は寝て、
明日の朝イチでお医者さんへ行こうね、
と、様子をみた。
その夜、熱はもれなく上がってゆき、
体が痛い、寒い、と、息子はウンウン唸っていた。

翌朝、一番にお医者さんへ行くと、
やはりもれなく
「あー、インフルエンザだね。
検査も一応しますけど、まず間違いないです。」
と言われた。

鼻にグググッと綿棒のような物を突っ込む、
例の検査キットで調べてもらい、
やはり、やはり、もれなくインフルエンザでした…。

ガガーン
覚悟してきたけどガガーン

研修で今週のレッスンをまるまる休むので、
その前の週は休むわけにいかない。

でも時間のやり繰りがつく限りはできるだけ看病にあたった。
不幸中の幸いというか、
息子の容態の一番ヒドい日が、
元々私の休みの日だったので、よかった。

さて、ここで心配なことは、インフルエンザをうつされないか、こと。
薬用ソープ、消毒用アルコール、うがい薬、マスク等を大量に買い込み、
やたら、手を洗いまくり、うがいをしまくった。

それにしても、今はインフルエンザのいい薬がありますねー。
今年は点滴タイプの薬も出ていて、
それをしていただいた。
それだと1度打つだけで、あと全く何も薬を飲まなくてよいのだ。
息子はやたら体力があるおかげで早く効き、翌日には平熱になった。
しかし、当分はフラフラしていたが。

熱が下がっても菌はまだまだ体内にいる。
引き続き、手洗いしまくりうがいしまくりの日々だった。
そこまでしなくても…というくらい、とり憑かれたように(笑)。

美容院も予約していたが、キャンセルしたので、数日後、やっと行けた。
アシスタントのお兄ちゃんが、ブローしながら語った。
「ボクねー、駅とかでキャリアウーマン風の女の人が
染めてない長い黒髪をなびかせてカツカツ…って歩く姿にグッとくるんですよー」

知らんがなっ

心でそんな悪態をついたバチなのか何なのか、
週の半ば過ぎから、私が熱が出てきた。

ヤバいッ
ヤバ過ぎるッ

ソッコーでお医者さんへ。
「普通の風邪でしょうね。熱がインフルエンザほど高くないからね。
まあ、今夜にでも上がってくればまだわかりませんけど。」

そのグレーゾーンは何なのー

結局、37度台から下がらぬまま3日程経った。
インフルエンザではなかったので良かったが、それはそれでかなりしんどかった。
やはりバチが当たりました。

そんなこんなで、まだ書ききれぬアクシデントも他に数々あったが、
何とか、今日を迎えることができました。

ホッとして、つま恋でダウンしないようにせねば。
…ホッとする間はないけどね…。
でも一旦つま恋へ行けば、
日常を離れ、上げ膳据え膳で仕事のみに集中できるので
先週のドタバタ一週間よりは楽かもしれないなあ、
と天秤にかけながら思うあさひなのでした。

とにかく行ってきます。
コメント (2)
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