同一人物とは思えない

2009年01月30日 22時11分39秒 | Weblog
レッスンをしていても,子育てをしていても思うことだが,
「叱り方」って難しいですね。

レッスンでは,まぁ,自分としては優しい先生なのではないかと思っている。
怒るってエネルギーの要ることだし,
こどもの側からしても,やはり,褒められた方が伸びると思う。

余談だが,私は関西出身のため,イントネーションも方言も関西弁である。
こちらへやってきた時,関西弁のままレッスンをしたら
こども達に

「あさひ先生,話し方コワい・・・」

と言われてしまった。
えッそうなの?
以来,標準語か,こちらの言葉を無理して使ってレッスンしているが,
白熱したり,たまに叱ったりすると,関西弁が飛び出す。
今日も,あまりに何度言ってもわからない子に

「アカンアカン!やり直しや!
 さっきから,ここ何べんもやってるやろ!!」

とスゴんでしまい,怯えさせてしまった。

さて,近頃は叱って伸びるこどもというのはどんどん少なくなっているようである。
まぁ,自分自身も,前回のブログで書いたように「褒めて伸びるタイプ」
なので,エラそうなことは言えないのだが。

そんな中,なっちゃんという小学3年の生徒はなかなか根性がある。
簡単に妥協して褒めてあげるよりも,どんどん突っ込んで絞りあげるほうが
「何くそ!」
という感じで燃えて,さらに練習してくる女の子である。
私も鬼のような形相で,毎回シゴキ,泣かせることもしょっちゅうである。

そんななっちゃん,今度の日曜日にステージがあるので,
その補講のため普段とは違う曜日に来るように呼んだ。

なっちゃんの補講の前には3歳児のクラスがある。
このクラスが超可愛くて,私はもういつも喜色満面。
いやー,3歳児って可愛いですねぇ。
しぐさのひとつひとつ,こちらから投げかけた事に対する反応のひとつひとつ,
どれをとっても愛くるしくて,こちらも元気をチャージさせてもらえる。
また,3歳児ともなると,ずいぶんこちらの言うこともわかってくれるのでやりとりも成立するし,
かと言ってそれ以上の年齢の子のようにスレてもいないので,にくたらしいことも言わない。
あー,天使たちだぁ~~~

そんなこんなで,その日の3歳児のレッスンを終え,部屋から送り出した。
3歳児のレッスンではいつも,ドアのところで一人一人握手をして送り出す。
この小さな手がまた可愛い。
私の顔もまたもや笑みがあふれる。

その時である。
左斜め方向から何やら視線を感じた。
振り向くと,そこには補講を待っていたなっちゃんが,
目をまん丸くして私のことを見つめていた。

あの鬼のようなあさひ先生が・・・
あんなに溶けそうな笑顔をふりまいて・・・

と,彼女の目は物語っていた。
そして,その目は,まるで多重人格者をみつめるかのようであった・・・
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なんちゅうええ子なんや

2009年01月26日 14時17分50秒 | Weblog
パソコンが苦手です。

microSDカードに録音するポケットレコーダーを買った。
発表会の模範演奏などを,生徒に録音してあげても,
近頃はMDを再生する機械が無い家庭も多く,困っていた。
で,このレコーダーで録音して,パソコンに取り込み,
CDに焼いて生徒に渡そう,と思ったのである。

どうもこれがうまくいかない。
録音もうまくできた。
パソコンにも取り込めた。
CDにも焼けた。
しかし!!!
そのCDを,パソコンでは聴けるのに,CDプレイヤーでは聴けないのだ!

途方に暮れた私は,職場の後輩のタカヨさんに電話した。
彼女はこういうことにめっぽう強く,いつも頼りになる。
親切に教えてくれて,その通りにやってみた。
しかーし!
やはりできないのである。

タカヨさんは,もどかしくなってきたようで,

「あさひさん,私,今からそれを取りに伺いますから,
 持って帰って調べてみていいですか?」

と言ってくれた。

なんちゅうええ子なんや!!
私は感心した。
パッと腰を上げて行動してくれるその身軽さにも感服した。
しかも,彼女は隣の市に住んでいるというのに,

「裏道を通って行ったらあさひさんのお宅の町まで15分ほどだから大丈夫ですよ。」

と,こともなげに言ってくれる。
ほんまに,なんちゅうええ子なんや!!

きっとダンナに言わせれば

「アンタは何か物貰ったり,褒められたり,何かしてもらうと,すぐに
 『ええ人や,ええ人や』って言うからなぁ。」

ってことなのだが,んなこたぁ知ったこっちゃない。
あー,そうですよー。
物貰うの大好きですよー。
褒められて伸びるタイプですよー。

とにかく15分ほどで,来てくれることになった。
タカヨさんは我が家を知らないので,
近くのスーパーの駐車場で待ち合わせすることにした。

しかし,ちょっと待った!
私は今日はオフで化粧をしてないぞ。

そのことをおそるおそるタカヨさんに電話で告げると
彼女は,

「えーっと,あさひさんってことは見てわかる程度ですかね?」

と,さらっと言った。

タカヨさん,「なんちゅうええ子なんや」発言は撤回させてください。
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流行おくれ

2009年01月22日 10時17分34秒 | Weblog
今,通常のレッスンに加え,ご病気の講師のかたの代講をしている。
それも今月いっぱいで終了なのだが,
普段行っているレッスン会場とは違う場所だったので,
なかなか,普段みられない光景が多々あった。

市の中心部より車で20分程の郊外にあり,
どちらかというと,素朴なこども達が多かった。
中には,

「どういう食べ方をすれば,そんなところへつくのか!?」

と,いぶかしく思ってしまうほどの
おびただしい量のご飯粒を服につけたままやってくる子どももいた。

ある男の子が,明るくムードメーカー的な感じなのだが,
この子が,2009年1月,という今,この時点で,
親指を突き立てて,やたらと

「グぅぅぅぅ~~~!!」

と,連呼してくる。
エド・はるみの物まねということらしいが,
なぜ,今,彼の中でブレイクしているのか?
遅すぎやしないか?
2009年1月ですよ?(←くどい?)

私は何気なく名簿を見てみた。
なんと,彼の住まいはそこから更に山奥へ小1時間入って行った
ところであった。
なんか,妙に納得・・・。
ダンナにこのことを話すと,

「あのあたりは,ニュース以外は全部再放送なんと違うか?」

と,とんでもないデタラメを言っていた。
笑えたけど。

この話を,そのご病気で休まれている,元々の担任のかたに話した。
すると彼女はこう言った。

「あ~~~,そう言えば,あの子ごく最近までやたらと
   『おっぱっぴー!!!』
 って連呼してたわ・・・。」

ダンナの言ったことはあながちデタラメではないのかもしれない・・・。
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コケちゃいました

2009年01月18日 22時04分01秒 | Weblog
久々に派手にコケました・・・

いったい何十年ぶりだろう?
というと大げさなようだが,人前で華々しく(?)コケたのは,
20年前に新大阪駅で地下鉄に乗る前にやった時以来のような気がする。

今日,図書館へ行った。
町内にあるので,家に居たときのラフな服装のまま,
足にはクロックスサンダルをつっかけて,出た。

図書館はバリアフリーになっているため,
入口のところが緩いスロープになっている。
そのスロープの上がりかけのところに,クロックスサンダルが
ひっかかってしまったのだ。
(履いてる人はわかると思うけど,あれ,よくひっかかりません?)

あッと思った時は遅かった。
なんとか,態勢を立て直そうと,空中で手をバタつかせたが,
そんなことをしても何の足しになるわけでもなく,
見事にベチャッと地面に叩きつけられた。

ああいう時って,いつもそうなのだが,
恐ろしいほどのマッハの速さで立ち上がれるものなんですよね。
私は普段は行動はそう速い方ではないのだが,
この時ばかりは

「えッ,私ってこんなに素早く動けるん!?」

と思うほどの,機敏さである。

時間が経つにつれ,体のあちこちが痛くなってきた。
その瞬間はよくわからないが,膝,腕,手のひら,
あちこちを,しこたまぶつけたようである。
膝なんか,紫色になっちゃってる。

帰ってダンナに事の顛末を話すと,

「それ,クロックスサンダルがどう,とか言うより,
アンタの足がちゃんと上がってないんとちがうの。」

と言われ,極め付けには,

「そもそもスロープって段差でコケないようにするために存在するもんやろ・・・」

と,呆れ顔で言われた。

あまりの鋭いコメントにぐうの音も出ない私であった・・・

コメント (2)
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久々にダンナの夢ばなし

2009年01月13日 09時30分27秒 | Weblog
ダンナは寝てる時にやたらと夢を見る話は
ずっと以前に書いたことがある。

内容も、必ず有名人が出てきたり、
ウルトラマンが出てきたり、
と、こどものような、非現実的なものばかり。

今朝のこと。

「はぁ~競馬で勝つ夢見たわぁ」

と、言いながらダンナが起きてきた。

ダンナは競馬をするわけではないが,
いつものウルトラマンだの何だのという,
突拍子もない夢から思えば,格段に現実味のある夢だな,
と思い、私は

「金運アップ、みたいな縁起のいい夢やな。」

と言うと、彼は,


「いや、オレ、騎手のほうやで。」

と言った。

やはり、癖は直ってないようで…
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えくぼ美人

2009年01月12日 18時59分35秒 | Weblog
毎年、年賀状を見るのは楽しみですね。
みなさん趣向を凝らしてあり、面白い。

今年は11月のヨーロッパ研修で知り合った方々からの年賀状も多数あり、
その中の一枚に、こう書いてあった。

「あさひさんの笑った時のえくぼに幸せな気分を感じました。」

あ…あのぉ~…
私、えくぼなんて、
これっぽっちもできないんですけどぉ…

いったい、誰と間違っておられるのだろうか…
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親子は似る

2009年01月05日 16時48分45秒 | Weblog
ギックリ腰により、
あまり積極的に人とも会わずに過ごした休暇。
友人のTが
うちの近くまで来た、と寄ってくれた。

Tというのは、

「ミシン目騒動」

の記事に登場した、京都に住む、
私の高校時代からの友人である。
彼女は京都の由緒ある寺へ嫁ぎ、
いろいろ苦労しつつも、日々頑張っている。

Tは娘2人を連れてやってきた。
まぁこの子達が、ホンマに

「寺の子」

という趣の、和風な可愛い8歳と5歳の姉妹で、
お揃いのワンピースなんか着ちゃって
愛らしいことこの上ない。

T親子と私の4人は、ケーキでも食べに行こう、と表へ出た。
私の実家の界隈は、今は観光地となり、その目玉がガラス館である。

ケーキを食べる前にそこへ寄った。
そこにはガラス細工でできた、
超ミニな動物や植物が売り物として置いてあり、
小さな姉妹達は一目見るなりとりこになってしまった。
女子はどうしてああいう
ちまちまッとした物が大好きなのでしょう。
姉妹は目をランランとさせながら
じっくりと選び始めた。

「2つだけよッ、2つだけッ」

Tがすかさず牽制する。

姉の方は、とにかく動物が大好きでたまらんらしく、
選ぶのに非常に悩んでいた。
散々考えあぐねて、彼女は
アザラシとウサギをカゴに入れた。

ふと妹の方を見た。
何やら握りしめている。
おッ、アンタも選んだね、
どれどれ…、と見ると、
その手にあったのはなんと

「門松」。

えーーーッ、シブぅーーーッ
アンタ、ホンマに5歳の女の子ぉーッ

Tも驚き、

「も…もうちょっと違うの選んだら…?」

と何度も促すが、
妹は門松を握った小さな手を金輪際離そうとしない。

根負けしたTはシブシブ門松を買ってやった。
しかも、門松の値段は
他の動物系の物の5倍くらいして
Tは

「ジジくさい上に高いッ」

とおカンムリであった。

いやー、何が妹の琴線に触れたのだろうか。
実に興味深かった。
ひとつ言えることは、
ミシン目を20年以上も気にしていたTに似て
娘もやはり,そこはかとなくオモシロイな、ということ。

DNA恐るべし。
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やっぱり…

2009年01月05日 11時03分28秒 | Weblog
今、おばあちゃんに

「あさひちゃん…
えーと…お年玉はまだあげてないよね…?」

と言われました…
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新年早々ナンですが…

2009年01月01日 20時54分43秒 | Weblog
あけましておめでとうございます。
今年もマイペースで更新しますので、気長にお付き合いください。

あ、おばあちゃんから、今年もモレなくお年玉もらっちゃいました(笑)。

ギックリ腰もやや楽になってきた。
昨夜はよく眠れたので、気分もいいわ~。


昨日、父が、私にデジカメを持ってきて、声をひそめて言った。

「これでおばあちゃんの正面からの写真を撮ってくれ。」

そう、おばあちゃんはもう90歳を越えている。
いつナニがあってもおかしくない。
父はその時に備え、「遺影用」の写真を用意しておきたいのだと言うのだ!
おばあちゃんはその時の為に自分自身でも用意しているらしいのだが、
なんとそれが40歳の頃の写真なのだ!

半世紀も前の写真…
んなもん、参列に来た人が違う人の葬儀へ間違って来てしまったのかとビックリするじゃないか!

母は

「ったく、女優じゃあるまいしッ」

と悪態をついていた。

かくして、

「おばあちゃん、カメラ買ったばかりだから、ちょっと写真撮らせて。」

とか何とか丸め込んで、「遺影」を撮ることに成功した。

それにしても、お正月早々、遺影の話なんかゴメンなさいね~
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