食いしん坊のはずなのに

2023年06月04日 13時27分00秒 | Weblog
加齢を感じる瞬間、いろいろあるよね。
調子が悪いなと思ってお医者さんにかかると
「…まあ、加齢ですね」
と言われると腹立たしさと虚しさが一気に襲ってくる。
いや、ものすごい重病だと宣告されるより絶対いいんですけど(笑)

若い頃には中年くらいから目が近くなったり疲れやすくなったりするんだろうな、
くらいのことは漠然と思っていたけれど、
思いもしなかったのは食が細くなるということ。
いや、それも諸先輩がたからお聞きはしていたことではある。

「ええお肉とかな、ちょっとだけあったらもうそれで十分やねん」と。

いやいや、何言うてはりますのん、ええお肉なんてなんぼあってもええですからね!!
と謎の自信をいつも持っていた。

実際、食べることは大好きで、美味しいものには目がない。
それはとてもいいことだと思っている。
だって、どんなに嫌なことがある時でも、絶対に1日に3回は楽しみがあるんですよ?(笑)

ああそれなのに、そんな私も以前より食べられなくなってきたのです。
食いしん坊なことには変わりないので、食べる前と食べ始めはそれはそれはウキウキなのだ。
ああ、たくさん食べてしまいそうだわ〜などと思いながらパクパクと箸を進める。
しかし…!
自分の思っているよりもかなり早い段階で
「ん…?なんか、ワタシ、もう…お腹いっぱい…かも…?」
と急に箸が止まってしまうのである!!

これか、これが諸先輩がたの仰ってた
「ええお肉とかな、ちょっとだけあったらもうそれで十分やねん」かーーーー!

そんな中、私の大好きなコラムニスト、ジェーン・スーさんが著書の中で
「(加齢により)目で見て食べられる量と、胃が食べられる量が違ってくる」
と書いていらして、
それや!それそれ!!
と首がもげるほと頷いてしまった。

それ以来、その言葉を肝に銘じるようにしていて
飲食店で注文する時などに暴走しそうになると
「目で見て食べられる量と、胃が食べられる量は違う」
と心で一人でご唱和している。

さあ、そこの中年のあなたもリピートアフターミー。
「目で見て食べられる量と、胃が食べられる量は違う」

コロナ禍が一応明けたとされ、バイキング形式の食事の機会も増えると思われるこれからの生活、
このフレーズはあなたも私も心に深く刻みましょうね。

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