最強の受付嬢たち

2011年03月31日 13時59分38秒 | Weblog
私たち音楽教室の講師にとって,
教室運営スタッフの方たちは大切なパートナーである。

私の稼働している教室の受付嬢達は,このブログにも時々登場してくれる,
「3人みゅじ娘」こと,「みゅじな」さん,「みゅじ子」さん,「みゅじみ」さん,
の3人なのだが,彼女達は本当によくやってくれている。
私たちが滞りなくレッスンを進められるように
全面的にバックアップしてくれている。
しかも,いつも明るく朗らかで,彼女達のおかげでこちらが元気づけられることが
しょっちゅうあるのだ。

音楽教室にやってくる子ども達にとっても,受付のお姉さんというのは,
非常に大切な存在だと思う。
私自身も,小さな頃からずっと音楽教室へ通っていて,
受付のお姉さんには本当にお世話になってきた。

実家が商売をやっていて両親がバタバタと忙しく働いているせいもあり,
音楽教室のある時間ぴったりに送ってもらえることばかりではなく,
時には,レッスンにはだいぶん早い時間でも,連れて行かれることもあった。
そんな時は,私はいつも受付のお姉さんにつきまとい,
学校であったことを色々聞いてもらったり,
その日の宿題を見ていてもらったり,
絵を描いて誉めてもらったり,と,
今思えばお姉さんの仕事の手をずいぶん止めさせていたのだと思う。
しかし,お姉さんは嫌な顔ひとつせずに,いつもにこやかに接してくれて,
お姉さんに会いたさに教室へ行くこともしばしばであった。

飼っている愛犬が死んだ時,いつまでも泣いている私の頭を撫でて
一緒に涙をこぼしてくれたお姉さんもいたっけ。

お姉さんもずっと一緒の人が何年もいるわけでなく,
場合によっては短いサイクルだったこともある。
(今思うに,夏休みだけのバイトとか,そんな感じだったのかもしれない)
でも,「このお姉さん,いやだな・・・」
と思った人は一人も居なかった。

お姉さんが,例えば結婚などで退職されるときは,本当に悲しかった。
最後の日にお手紙を書いて渡して,一緒に泣いたりもした。
それくらい,私の生活の中の大切な人が,
音楽教室の受付のお姉さんだったのである。

心のより所,とまで言うと大袈裟かもしれないけれど,
ふとした時にいつも「止まり木」になってくれて,
そこで気持ちを落ち着かせてもらった,というか・・・。
今思い出しても,お姉さんたちとの思い出は温かいものばかりである。

先述の「3人みゅじ娘」さん達を見ていると,
そんな自分の子ども時代を思い出して,心が温かくなる。
あぁ,私もこんなふうに,
いろんな話を聞いてもらってたな,
お絵描きの相手をしてもらっていたな,と。

そして,彼女達が本気で子ども達のことを可愛がり,
面白がっているところを,
私は大変好ましく思っている。
良い意味で,子どもを子ども扱いしてない,とでも言うのか,
一人の人間として興味を持ち,尊重してくれているのが
講師としても大変有難いことである。

そうやって,子ども達を大切にしてくれているから,
保護者の皆さんも安心して通わせてくださるし,
私たちも安心してレッスンに集中できるのである。

そんな最強メンバーの「3人みゅじ娘」さん達だが,
残念なことに,「みゅじみ」さんが,このたび,退職されることになった。
「みゅじみ」さんは,オーボエ奏者でもあり,
音楽教室の受付業務の傍ら,演奏活動にも精力的だったのだが,
今後はその演奏活動と,オーボエの指導者のお仕事に軸足を置いていかれることになったのだ。

「みゅじみ」さんは,見た目も口調もほんわかとした,おっとりしたお嬢さんなのだが,
意外とキツイ毒を吐くところもあり,そんなところが大変好ましかった。
また,一番若いこともあり,口の達者な子どもには,
やり込められてしまうシーンも多々見られ,
それはそれで,なかなか外野としては面白かった。

また,まだ経験が少ないこともあり,
無料体験レッスンで初めて仕切りを任されたときなど,
彼女は,アガリまくりの噛みまくりで,
私は横で思わず笑ってしまいそうになりましたよ,「みゅじみ」さん。
(笑ってないで,フォローしてやれっちゅうの。)

「みゅじみ」さん,あなたの「素直さ」と,「可愛げ」は一生の財産です。
きっと,どこへ行っても可愛がられると思います。
生徒達を心底可愛がってくれて本当にありがとう。
感謝しています。
あなたの新しいスタートを心から応援しています。

そして,「みゅじな」さんと「みゅじ子」さん,
いつも全力でレッスンを支えてくれてありがとう。
これからも,よろしくお願いします。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり猫もイイ

2011年03月24日 23時59分48秒 | Weblog
夕方、洗濯物を取り込んでいると、
裏のお家の飼い猫がウチの畑へ
ぴゃーッと駆け込んできた。

白と黒の、毛並みの綺麗なその猫は、
ウチの畑をうろうろとして、
土で遊んだり、水仙の匂いを嗅いだりしていた。

ほどなくして、裏の奥さんが出てきて、
「○○ちゃーん」(←よく聞き取れなかった)と、猫の名前を呼んだが、
猫は外遊びに夢中で、奥さんの呼びかけを無視していた。

私は、猫の側に行き、抱き上げた。
猫は、嫌がることなく私の腕におとなしく抱かれていた。
そして、裏の奥さんに手渡した。

…やっぱり、猫、可愛いーーーーーッ

いやー、メルが亡くなって以来なので、久しぶりに猫を触りましたが、
なんちゅうか、こう、抱っこした時の
「でろりん」
とした感じが、やっぱりなんとも言えずいいッすねー

動物を飼った経験がない方にとったら
「んなもん、犬も猫も大差ねえだろうよ」
てなもんかもしれませんが、
これが違うんですよねー。

犬には犬の、猫には猫の
それぞれの触り心地があるんだってば。

裏の奥さんに手渡した後も、
手に残った心地良い猫の感触にうっとりする私に、
愛犬みどがじっと視線を注いでいた。

「あさひさん…オレの触り心地、悪いッすか…」
その目は心なしか、憂いを帯び、悲しげであった…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今,できること

2011年03月14日 11時15分05秒 | Weblog
金曜の夜にでも更新しよう,と思っていたネタがありましたが,
あまりにも馬鹿馬鹿しい話なので,今回はそれは延期。
やはり,今日は,日本の今のこの状況に対して,思うことを書きます。
今日は真面目に。

現実と非現実のはざまで,気持ちが動揺している,というのが
正直な私の週末の心の中だった。
今の自分の,ごく普通の生活が現実で,テレビに映し出されていることが非現実なのか?
それとも,あの悲惨な状況が今の現実で,私ののどかな暮らしが非現実なのか?
なんとも言えない,不思議な気持ちで,只々テレビ画面を見つめていた。

昨年,仙台へ家族旅行をしたこともあり,あの美しい街や海岸風景が
見る影も無くなってしまっていることに,驚愕するばかり。
美しくて品があって,大好きな場所のひとつになっていたのに・・・。
(2010.1.31「仙台にて」,2010.2.1「仙台にて・その2」「仙台にて・その3」参照)

そんな中,毎日の暮らしや仕事は普通にやってくる。
土曜日は朝からずっとレッスンで,子どもたちと歌を歌ったり,ピアノやエレクトーンを弾く。
日曜日は春から稼働予定の新講師さんへの研修を,一日中ずっと岡山にて行う。
心の中でもやもやした気持ちを持ちつつも,
「今,自分の役目を粛々と行うことが一番大切なこと。」
と心の中でつぶやく。

何かできることはないか?
しかし,自分がせねばならぬことを,きちんと行うことが,とにもかくにも大切なのでは?
という思いの中,一番自分の心にスッと入ってきてストンと落ちるメッセージに
出会うことができました。

陸上選手,為末大さんのオフィシャルサイト「侍ハードラー」より,
「アスリートにできること」というメッセージです。
是非皆さんにも,読んでいただきたいです。
↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓
http://tamesue.cocolog-nifty.com/samurai/message/

これを読んで,一気にもやもや感が晴れ渡った気がした。
やはり,間違ってなかったのだ,という思いがした。
もちろん,私はアスリートではないけれど,考え方はどの道の人も同じだと思う。

普段から私たち夫婦のモットーのひとつに
「餅は餅屋」
というのがある。
何でもその道の専門家に聞き,お任せする,というのが,我が家の考え方。

この考え方を,あてはめたときに,やはり,今現在としては,
実際の災害現場で動けるのは,その道でその訓練を受けたプロ。
悲しいことではあるが,私たちが現場に乗り込んでどうこうという話ではない。

でも,具体的に小さなことで動くことはできる。
やはり,それは募金ということが今一番の具体的な方法。
「たくさんのお金を!」
と思うと尻込みしてしまうけれど,
例えば,一本の缶コーヒーを我慢してそのお金をコンビニのレジ横の募金箱にいれることなら
誰にでも,そして,今すぐにでもできますね。

そう,「具体的に動こう!」
というのは,ここのところ,ずっと新講師さんへ言い続けてきたことでもある。
春からの稼働を前に
「頑張らなきゃ,頑張らなきゃ!!!」
という思いだけが空回りしがちな彼女達に,
「例えば,5分の空き時間ができたとしたら,1曲でも伴奏の練習をしてみる,
というふうに,超具体的に動いていこうね。」
と何度も言ってきた。
この精神だ。

さきほど書いたように,
・1本の缶コーヒーを我慢する
・いつも買うお菓子を今日だけ買わない
といったような,100円,200円単位のことから動くことが大切。
一人の力は小さくても,これが何百,何千と集まれば,大きな力になる。

そして,余裕のある人はもう少し大きな単位で。
と言っても何千円単位でも良いではないか。
買おうかなと思った洋服を一枚我慢することでそれは可能だ。

とにかく具体的に!!

あとは,為末さんも言っていたように,
それぞれが自分の本業でできることを一生懸命すること。

私は・・・
音楽を通じて人を育てることが本業なのだから,そのことに邁進するのみ。
音楽を浴びて心豊かに育った子どもたちは,
未来の日本を背負って行ってくれる,思いやりのある頼もしい大人になってくれるはず。
そして,新講師さんにもその使命を伝えていき,全国各地でこの思いを広げてもらいたい。

人材を育てていくことは,ひいては国力が上がっていくことなのだから,
長い目で見て,日本を元気にしていくことに貢献できる,と信じています。

ミクロな話からマクロな話まで大きく飛んでしまいましたが,
今,これが私の考えていることです。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔の確定申告

2011年03月02日 23時32分14秒 | Weblog
ふー、疲れました…。
今、確定申告の計算がやっとできました。

私達の仕事はこの時期、
確定申告をせねばならない。
これが、毎年憂鬱で…。

とにかく数字が苦手です。
これでも、高校1年くらいまでは、
数学は得意科目だった。
(今となっては信じられないが…。)
それが、高校2年あたりから、劇的に理数系が不得意になってしまった。
今では、すっかり数字嫌い。

毎年ウンウン唸りながら、
この時期は数字と格闘する。
領収書の束やら保険の控除の証明書やら、
部屋中に広げまくり、格闘すること数時間。
ようやく完成。

夫に、
「計算ばっかりして、脳がグラグラ揺れてる気がする…」
と言うと、
「あんなもん、ほぼ100%近く、足し算と引き算だけやろう」
と言われた。
そ…それはそうなんだけど…。

とにかく、気掛かりなことを終えることができた。
明日は気分転換に好きなものでも作って食べよーっと。
最近ハンバーグにハマっているので、
それもいいかなー。

…と考えながら、ハタと気付いた。

数字が苦手でハンバーグが好きって…

ハクション大魔王じゃないの!

一気に疲れが倍増した…。

明日はハンバーグを作るのは止めます…。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする