スルドいご指摘

2011年09月30日 09時11分29秒 | Weblog
以前にも登場した私の生徒のMちゃん。
(2010.12.27記事「きょうびの女子小学生ってヤツは・・・」参照)
彼女は現在小学2年生。
子どもらしくてニコニコしていてみんなから可愛がられている。

先日のMちゃんのレッスンでのこと。
彼女が最近凝っているのか何なのか,血液型の話題を出してきた。
Mちゃん自身はA型だそうで,
どういう行動についての話だったか忘れたが,
「こういう時,A型って○○なんよな~」
ということを言った。

で,私がB型なので,Mちゃんに
「じゃ,そういう時B型はどうなん?
 先生はB型だから教えてよ。」
と言うと,Mちゃんは驚いた顔で私を見て
「あさひ先生,B型だったん!?」
と言った。

予想外にMちゃんが驚くので,
「え?意外だった?」
と聞くと,
「うん,わたしね,あさひ先生はAB型だと思ってたよ。」
と言う。

ナニナニ,それ,どういうこと?

「え?Mちゃん,何でそう思うん?」
と尋ねると,彼女は,
「AB型って迷う人が多いから,先生はAB型だと思ってた!」

えっ
ますますどういうことですかー

「Mちゃん,それって・・・」
と,うろたえる私に,Mちゃんは,
「あさひ先生っていつも迷ってるじゃん。」
と言い放った!!

Mちゃんは大勢の家族の中での唯一の子どもなので,
冷静にいろいろ大人を観察する目があるのかもしれない。

だとしても小学2年生の女の子から
人生の迷子になっていると思われている四十路半ばの私っていったい・・・・
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旧友Kちゃんとの再会

2011年09月15日 19時08分29秒 | Weblog
先日,仕事で大阪へ行った。
午後1時で仕事は終わる予定になっていたので,
大学生時代の友人,くみちゃんに会う約束をしていた。

Kちゃんは茨木市に住んでいる。
大学生の時は彼女は実家の寝屋川市から学校へ通っていた。
一人暮らしをしていた私は,
Kちゃんの家へしょっちゅう泊まりに行かせてもらっていた。
そして,ご飯を御馳走になり,かなり気楽に寛がせてもらっていた。

お父さんとお母さんも大変気さくな方で,
こちらに余計な気を遣わない,また,遣わせない,
という気配りが絶妙なご夫婦だった。
だからこそ,私はKちゃんの家へ
ずうずうしくも何度も泊まりに行っていたのだと思う。
大変居心地が良くて,安らかな気持ちで過ごせるお家だった。

Kちゃんの家には猫が4匹もいて,それもまた楽しかった。
なんだか,人間以上に人間ぽいというか,
言葉をしゃべれない,というだけで,
「飼われている」
というより,
「同居している」
というたたずまいの猫達だった。

4匹とも全く同じキジ柄で,最初は全然区別がつかなかったのだが,
通ううちにだんだん見た目の微妙な違いや
パーソナリティー(って猫でもいうのかな)が
わかるようになってきた。

Kちゃんと大阪駅の中央改札で待ち合わせして,再会を喜んだ。
いつ以来だろうか,以前たまにコメントをくれていた,
「ぱぴ」さんの結婚式以来かもしれない。
(「ぱぴ」さんも同じ大学の仲間。2009.5.6記事「友,遠方より来る」参照)

カフェに入り,お茶を飲みながら話に花を咲かせる。
長い間会わなかったことが嘘のように一気に盛り上がる。
お互いの今の生活,子どものこと,昔の思い出話・・・。
Kちゃんは早口かつ弾丸トークなので,聴きとるのが大変だが,
それもまた大学生の頃を思い出し楽しかった。

私たちは,4人で仲が良かったのだが本当にいい距離感の間柄だった。
Kちゃんがそのことをしみじみと懐かしみ,
「ほんまにベタベタしてなくて,
 学生時代の女子の付き合いにありがちなじめっとしたところの
 全くない関係がすごく楽やったわ。」
とつぶやいた。

本当にそうだった。
お互いのことに干渉し過ぎない。
かと言って,冷たいわけでなく,困っていたら全力で支える。
しかし,相手に負担を感じさせることなく,さりげなく。
いけない,と思ったことはきちんと言いあえる。
しかも,後腐れなく簡潔にはっきりと。
本当に本当に気持ちのいい間柄だった。

家庭を持ち,子どもが生まれてからできる友人関係,
いわゆる「ママ友」というのは,一種独特で,
なかなか 心底腹を割りきれないこともあるのだけれど,
学生時代のそれは,本当にかけがえのない間柄なのだということを
卒業から時間が経ってみて,あらためて感じた。

別れ際にKちゃんは
その日会った時からずっと持っていた紙袋を私に差し出した。
「これ,焼いてきてん。スイートポテトやねんけど,
 あさひは甘すぎるのは苦手やから,甘さ控え目で作ってあるからね。」
と,彼女は言った。
Kちゃんは家でダンナさんと自営業をしているのでバタバタとせわしく,
いつも忙しそうなのに,私のために,わざわざ手作りのスイートポテトを
用意してきてくれただなんて,感激した。
しかも,甘さの好みまで覚えていてくれて。

Kちゃん,本当に楽しいひとときだったよ。
2時間半だったけど,ぎゅっと凝縮して楽しめたよ。
改札で別れる時,私はちょっと涙が出た。
そして,Kちゃんの姿が見えなくなるまでずっとずっと手を振った。

10代から20代へかけての一番キラキラした時期のことを思い出し,
旧友の優しさにも触れ,なんだかおセンチ(死語)になってしまった
あさひなのでした。

今日は笑いは一切なし。
コメント (4)
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若者の群像劇

2011年09月03日 20時24分44秒 | Weblog
現在テレビ朝日系列で放映中の
「陽はまた昇る」
というドラマに今,ハマっています。

警視庁警察学校を舞台に,
佐藤浩市演じる教官と,30人の訓練生たちが繰り広げる
人間ドラマ。

「なぜそんなにこのクラスばかり問題が起きる?」
と,ツッコミを入れたくなるほど,
やたらと毎週事件だらけなのだが,そこはドラマなので仕方ない。
何に惹かれるかというと,たぶん私は群像劇が好きなのだと思う。

30人の訓練生たちの中にはいろんなキャラクターの人間がいる。
チャラくて調子がいいが熱血漢,とか
優秀だがマイペースで融通が利かない,とか,
みんなの兄貴的存在でいつも頼られている,とか,
とにかく一人一人の個性が魅力的である。
若干誇張した演出のところもあるけれど,
様々なキャラクターの人間が大勢出てくる群像劇が好きなのだ。

思えば,「忠臣蔵」「新選組」も群像劇で,もれなく大好きだ。
時代劇でこれらがテーマになる時は必ずと言っていいほど
観てしまうほど。

たぶん,このことは自分の仕事にも少し関係しているからかもしれない。
若い講師さんの研修を行っているのだが,これがまさしく群像劇。
一人一人のキャラクターを生かしてクラスを運営していくことの
面白さ,難しさ,遣り甲斐ということを日々感じているからかも。

現在担当しているクラスも実に魅力的な若者達だ。
ムードメーカー,ご意見番,天然ボケ,リーダー格,地道な努力家,など
誰一人としてキャラクターがかぶることなく,
絶妙なバランスを保ちながらお互いに育ち合っている。

そう,「育ち合う」ことがこの群像劇の魅力かな。
もちろん,彼女達が一人前の講師として育っていくにあたって,
指導を直接に担当するのは私ではある。
しかし,個々が,他人にあって自分にはないものをお互いに認め合いながら
彼女達自身で育ち合っていくことなくして,本当の研修は成立しないと思う。

「陽はまた昇る」の中で,佐藤浩市扮する教官が鬼の指導をする。
しかし,訓練生たちは,戸惑い,打ちのめされながらも,互いに助け合い,
認め合いながら一歩ずつ前進し成長していく姿に,毎回さわやかな気持ちになるのだ。
私の教え子たちと重ね合わせているのかな。
(あッ,私は別に鬼の指導はしてませんよッ)

彼女達はまだまだ悩むことも多く,時には涙することも一度や二度ではない。
でも,根気強く彼女達に寄り添い,一人前の講師になるお手伝いをしていきたい。

今月から,彼女達が今実際に行っているレッスンを見学しにあちこち行脚する。
楽しみである。
彼女達は私が行くことにドキドキしているだろうけれど。

ところで,「陽はまた昇る」をご覧になったことのある皆さん,
あのドラマのタイトルバックで,教官と訓練生全員が
大雨の中でなぜか,尋常ではないくらい爆笑しているのだが,
あれ,どういうことですかねぇ?
ご覧になったことのない方は一度検証してみてください。
「一体,何がそんなに面白いのか?」
というくらい,全員が恐ろしいほどに爆笑しています。
必見。
コメント (4)
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