ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

謎の列柱から豊島区立池袋本町小学校・池袋中学校

2018年12月16日 | キャンパス建築巡り

最近は起床時刻の6時20分くらいだと外は真っ暗です。朝食の準備ができるころに日が昇ってくるのですが、最初の光が池袋方面に差し込むのがとてもきれいです。
見慣れた風景の中に何か見慣れないものを見つけました。赤い矢印のあたりの連続した縦の白い棒とそれを横につなぐもの。

ズームしました。朝日に輝く不規則な細い列柱。これなんでしょう。さっぱりわからない。
この方向でうちに5階建ての古いアパートがありました。先日それが取り壊されて、それで今までその後ろにあった何かが顔を出したのです。
ということで今日の散歩はあっち方面の捜索。

すぐに答えが分かりました。学校の校庭。この界隈の校庭にしてはかなりでかいです。そしてフェンスも高い! なんとしてもボールを外に出さないという強い意思が見えます。
このご時世だから、野球のボールが外に飛んで民家の窓でも割ったら騒がれるんだろうな。そしてこの高さだからうちからも見えたんですね。





グラウンドと細い道を挟んで新しい校舎。この辺りを工事していたのは数年前から見ていましたが、2016年に完成していたとは知らなかった。
元は、さっき見た広いグラウンドの敷地が豊島区立池袋中学校のもの。そしてこちらの校舎の土地が池袋第二小学校でした。
さらに少し離れた場所に文成小学校というのがありました。中学校一つと小学校二つ、合計で三校を一つの場所にまとめたのがこちらの学校です。




大変かっこよい校舎です。設計は石本建築事務所。最近は公立の小中学校でも有名建築事務所を使ってかなり凝ったものを作ります。
小中学なんて義務教育で住んでいるところで自動的に行くべき学校は決まっているわけですから、こんなにステキな設備なんてなくても良さそうなものですが。
・・・いや、違うか。少子化で子供の数はどんどん減り続けている。(だから二つの小学校をひとつにまとめた)
さらに最近では私立に行くことが特別なことでなくなっているから、公立小学校といえども魅力を出して生徒に入ってもらわないと立ち行かないのかもな。
有名建築事務所による公立学校の校舎。他にどんなのあるか調べて見ます。
コメント
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