おはようございます!あるくべきのふみです!
暑くなってきました。日中は気軽に歩けないので、日が落ちてから歩き氷冷しましょう♪
骨は内臓を守っている内臓の入れ物です。骨盤を正常な位置で保つということは、内臓の位置も正常になるということです。
よく聞く『頻尿(ひんにょう)』の原因について、過活動膀胱、残尿(排尿後にも膀胱の中に尿が残ること)、多尿(尿量が多いこと)、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性…と言われますが、もうひとつ、骨盤のズレも関係があります。
頻尿とは、「尿が近い、尿の回数が多い」という症状をいいます。一般的には、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。しかし、1日の排尿回数は人によって様々ですので、一概に1日に何回以上の排尿回数が異常とはいえず、8回以下の排尿回数でも自分自身で排尿回数が多いと感じる場合には頻尿といえます。
そもそも尿は、腎臓で血液から作られます。血液には、全身の臓器に栄養素や酸素を運ぶと同時に、体中の老廃物や有害物質を集めて腎臓に運ぶという役割もあります。血液が腎臓に流れ込むと、腎臓の「糸球体」という場所で老廃物や有害物質、余分な水などがろ過されて原尿が作られます。
その後、原尿は「尿細管」を通って「腎盂(じんう)」という場所に集められます。原尿には、体に必要な栄養素などがたくさん含まれており、尿細管を通るときに必要な成分が再吸収されます。実は、原尿の約99%(ほとんどは水分)がここで再吸収され、残った1%が尿として体の外に出されているのです。
このように、腎臓は、血液から老廃物をろ過して体の外に捨てるだけでなく、体に必要な栄養素や水分を戻すという過程を踏むことで、「血液の濃度を調整する」という役目も担っています。
なお、1日に腎臓がろ過する血液は、約150リットルにもなります。健康な大人では1日に800~1,500mlもの量の尿が作られています。
「腎盂(じんう)」に集められた尿は、さらに「尿管」という管を通って「膀胱」へと流れ、最後は「尿道」を通って体の外に出されます。
膀胱は、尿の「貯水タンク」のようなもので、「膀胱の容量がいっぱいになってくると尿意が起こる」という仕組みになっています。膀胱の平均的な容量は300~400mlほどです。そこに、尿が150~200mlほど溜まると、尿意をもよおす仕組みになっています。膀胱の容量と尿意をもよおす尿量との間には100mlほどの余裕があるため、私たちは、尿意が起こった瞬間にトイレに行かなくても大丈夫なようになっています。
膀胱は骨盤の下部、恥骨付近にあり、袋状で収縮伸展します。もし骨盤がズレて斜めになっていると想像してみてください。当然、その内部にある膀胱も斜めに傾くことになります。
そうなると、“尿が150~200mlほど溜まると尿意をもよおす”膀胱のラインがあったとして、膀胱が斜めになることで実際は数十mlしか溜まっていなくてもラインに達してしまい、脳が尿が溜まっていると誤認してしまうことになるのです。
例えば、ペットボトルにマジック等でラインを引いて、水を入れていった時、水平にした状態と、ペットボトルを傾けた状態では、ラインに到達する水量が違うのと一緒です。
そうなると、尿意があってトイレに行っても少量しか出ません。そして、また数分経って、尿が少し溜まるとトイレに行きたくなるという頻尿の状態になるのです。
つまり、骨盤の位置を水平に整え、膀胱の位置が正常になれば、頻尿も解消される可能性があるのです。ちなみに、腎臓の位置も正常になるので、血液循環もよくなります。
しっかり歩き氷冷して、骨盤を自己矯正することで、内臓の位置も正常になり、それらが正しく機能するということは多々あるのです。