読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

正しいストレッチ

2020-10-05 12:34:38 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
日が短くなってますが、歩くには本当に心地好い時期ですね。いつもよりちょっと多めに歩いてみてはどうでしょう?氷冷も忘れずに♪

さて、今回はストレッチのお話です。ストレッチとは「伸ばす」という意味で、身体の筋を伸ばすことを指します。準備・整理体操として行ったり、身体のリラックスや疲れをとったりする目的などがあると言われます。
ただ、過剰な、もしくは間違ったストレッチをして体を壊す人もいるので、やり方には注意が必要です。

体を動かす時はいつでもそうですが、反動や勢いをつけることはNGです。基本的に、ゆっくりじわじわ動かしましょう。

筋肉は、筋膜という薄い組織膜に包み込まれています。筋膜に包まれた筋肉は、さらにグループごとに筋膜に包まれています。筋膜は、体全体に張り巡らされ、表層から深層まで立体的に包み込むため、組織を支える第二の骨格であると言われています。

筋膜は柔らかい組織なので、委縮・癒着しやすい特徴があります。筋膜自身はコラーゲンでできており、水分の枯渇やストレス、同じ姿勢での長時間作業、筋肉の柔軟性の低下などにより、筋膜同士が癒着してしまい、筋肉自体の動きを阻害したりします。

萎縮して固くなっている筋膜を、急激な運動で動かすと、どうなるでしょう?

例えば、皮つきのウインナーソーセージを思い浮かべてください。筋膜は皮の部分です。皮(筋膜)が固くなっている状態で、端と端にぐっと力(急激な運動)を加えると、皮(筋膜)はパキッと簡単に裂けてしまいます。

つまり、重要なのは、この筋膜を(裂けないように)ゆっくり伸ばしていくようなストレッチなのです。

勢いや反動をつけずに、対象となる筋を少しずつ伸ばしていきます。これは、筋膜の話だけでなく、筋は急激に伸ばされると、筋断裂などの傷害を防ぐため反射的に筋を収縮させてしまう特徴があるためでもあります。そのため、反動をつけながらストレッチを行うと、反対に筋紡錘の働きにより筋が収縮してしまい、逆効果になるのです。

また、ストレッチをしている時は、ゆっくり呼吸を続けましょう。呼吸を止めると身体は緊張状態になり、筋が硬くなるため、十分に筋を弛緩させることができなくなってしまいます。鼻と口を使って細く長く呼吸をしながらリラックスした状態で、ストレッチしましょう。

筋をゆっくり伸ばしていって、関節の動く限界までいったら、ストップしてじっとします。そうすると、じわりじわり筋が伸びるのを感じると思います。ストレッチは、それだけで十分です。可動域以上に無理に伸ばしたり、引っ張ったり、痛みがある部位を過度にストレッチしてしまうと、身体を壊す原因になります。

ちなみに、正しくストレッチすると、筋肉が付いてる骨がぐぐっと少し引っ張られ、骨が元の位置に戻ることもあります。筋膜をゆっくり伸ばすイメージで、無理のない正しいストレッチすることをオススメします。