いちよさんの親戚のおばちゃんちに
野菜を取りに行きました。
この日は、ウニ採りの解禁日だったので、
初物のウニも一緒に持って帰りました。
山のものも、海のものもあって、
70歳をすぎても畑仕事と、
海の仕事をしながら暮らしています。
おばあたちの生きる力はほんとにすごいなと
思いました。人参は収穫したものを
土の中で保管しています。大根も。
この前、気仙沼市にスイスから
山田桂一郎さんという方が講演に
来てくれました。
「まちづくり」「地方創世」で大切なのは、
「自立、持続」だと言っていました。
これは、ひとりひとりの人間としても、
会社、組織としても当てはまりますね。
それで、いろんな地方の色んなブロジェクトを見て来て
上手くいかない要因となるものは「エゴと利害関係」だそうです。
これは、どうしたらいいのか考え中です。
「人ってエゴと利害関係がある」ということを
念頭にいれながら、自分自身が目的のために
「エゴと利害関係」にどれだそれに囚われないで
動けるかっていうことだと思うのですが
上手くまとまらない。
唐桑のおばあたちは、
ずっと「自立、継続」をしている。
いや、「継続」はしていないあ。
漁業は衰退して、
唐桑の住民も市内に働きにでているし、
子ども達は都会に働きにでる。
震災後の5年間で1000人も
人口が減った。
1割以上人口が減ってる。
会社経営したことないけど、例えば
社員が1割減ったら結構大変なんじゃないのか?
夕張の財政破綻を例にだして。
財政破綻はしたけれど、
夕張メロン農家は今までもこれからも、
全然やっていけてるんだって。
でも、町に、病院、スーパー、
コンビニ、電気屋さんなくてもいいの?
メロン農家だけあればいいの?っていう話しをしていて。
あぁ、確かにないと困るよなと。
唐桑にいるおばあたちみたいに、
「自給自足」みたいに、畑やって、
食べる分の海産物とって暮らすっていうのは
見ていて幸せそうだなーと思ったけれど。
やっぱりそれだけじゃあだめで、
「働く場所」「稼ぐ会社」が
地域でどれだけ大切なのかが、
メロン農家の例ですんごいよくわかりました。
「お金が欲しい」とか自分の欲だけではなく、
お金を稼がない=まちが死ぬって例えは
すごくわかりやすかった。
「ひとりでは、家族だけでは幸せになれない」
「まち」ってなんなんだろうなー。
2011年の4月から唐桑に入って
今でもずっと唐桑のまちづくりを
仕事にしている加藤拓馬くんも
今年は気仙沼の経営未来塾に入ったみたい。
色々聞いていこう。
山田さんがつくってくれたデータを見たら、
今、気仙沼市民がそれぞれ、
地元で使うお金を1%増やせたら
それだけで、8億円の税収が増えるんだって。
高齢化率35%の気仙沼では大切な財源ですね。
気になってる「ヤンキーの虎」読もうっと。
でもさー、Amazonのワンクリックで頼める便利さは
これ麻薬みたいなもんで。本屋に注文して
取り置きしてもらう。ってすんごい手間に感じるなー。
本屋さんまで40分だし、この時間やってないし。
でも、本屋行くか。