10年くらい、ずっと誘ってくれていた花火大会にようやく行けた。
「来年も来てね、なんて軽くは言え無いけれど。」と言われた。
10年越しによう
「明日も三角公園でサッカーしようぜ、9時集合ね」
「わかった、じゃあね」
明日も明後日も、夏休みは公園でサッカーか、青灯台で泳ぐか。
子どもころは、退屈も楽しさも、窮屈も安心感も、全部ふくめて、この小さな島での日々が、ずっと続くと思っていた。
いつの間にか、大人になって。どこにでも行ける自由を得た。
「来年どこで、なにをしているか」
人生って、こんなにも、わからないものなのね。
ようやく不安定なことに、慣れてきた。漠然とした不安はないと言えば嘘だけれど、その都度、判断して、今日を生きていくしかない。
ただ、どこでにいても、楽しく、明るく、仲間を見つけで、ごはんをつくっているんだろうなというのは、想像できるし、楽してると思う。
楽しいことだけではないのは、わかってるけどね。
さ、でかけよっと。
東京も、好き。