ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

誰のための鮨でありたいか

2013-04-27 23:32:24 | たららん記 
今日は結構頭が冷静でいられた
なんとかこなせた

1年で二回目
あ、今日うまく動けてると
思えたのは。

きっと向いていない
鮨屋の仕事

かといって他の仕事が向いているとも
思えないから続けるしかない
あと2年で10年になるもう少し

自転車って
何年ぶりにのっても
忘れずに乗れるんですよね
でも、鮨はそうはいかないと思う
カタチは思い出して
鮨は握れるだろうけど、
微妙なシャリの固さとか
ネタの大きさ、切り方
力の入れ具合
一度離れたらもう取り戻すのに
相当時間かかるんだろうなと思う

自分自身もそうだけど
あと20年もしたら
海の状況、魚の状況が
今とまるっきり変わっているだろう
養殖が一般的になるだろうし
商社は外国から大量に仕入れをする
それは今も変わらないけど。

きっと国産の天然は
天然記念物並みになって
値段も天然記念物並になる

「いいものを仕入れたい
 いいものを提供したい」ってことと

自分が食べてもらいたい人たちが
きっとかけ離れてしまう
こだわればこだわるほど

勝手なイメージなんだけど
矢沢栄吉のコンサートチケットより
高い値段をもらいたくないんだよなー笑

なんていうか。
すごいよなー
一晩で何万人にも届く仕事って。