一昨年に現代手猿樂をもって参加した催しの實行委員會から、来る四月に予定してゐた催しは國難下ゆゑに中止に決まったと、丁寧な通知をいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/cb/171e80f2ef906b44e152e44bcb2ff099.jpg?1610893621)
昨春、この催しでの初演を考へて創った手猿樂は、為政者からの自粛要請を受けて中止となった為、いまだ陽の目を見ずにゐる。
だが、それは致し方のないこと。
必ず初演させてみせるために、私は時節に合はせた生活を續けてゐる……、つもりだ。
なんでもかんでも制約を加へるのではなく、不急でも有要であるならば、もちろん“病原菌”どもを避けた上で、ちゃんと行動に移す──
結局のところ、感染は成るべくヒトが成ってゐるやうに見受けられるのだ。
こちらは、終熄する日までいくらでも待ってやる覺悟は出来てゐる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/cb/171e80f2ef906b44e152e44bcb2ff099.jpg?1610893621)
舞台に立つならば、後顧の憂ひは断つべし。
今回の通知で、私は久しぶりに嵐悳江の“居場所”を取り戻す。
今回の通知で、私は久しぶりに嵐悳江の“居場所”を取り戻す。