迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

異郷カマクラ。

2018-11-22 14:58:31 | 浮世見聞記
鎌倉歴史文化交流館の古写真展「激動の鎌倉」を見る。

観光客だらけの喧しい町となる以前、幕末明治の“古都”の姿を見られるかと期待して出かけたが、廊下に横長の写真入りパネルが掛けられてゐるだけで、


(※館内は写真撮影可)

内容は案内パンフレットの域を越えるものではなく、廃仏毀釈直前の鶴岡八幡宮を写した数葉のほかは、期待ハズレに終わる。


むしろ、奥の展示室に設けられた杉原千畝、小辻節三博士両氏を顕彰したコーナーに、



身の引き締まる思ひをする。


この施設は、もともと英國人が設計した個人宅を改修したものらしい。

資料館としては内容が薄く、またなんとなく異國人のニッポン趣味が漂ってゐるのも、そのためなるか。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニッポン徘徊──ハマ台場 | トップ | これぞ“玄人”の怠慢なり。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。