金春安明師の「采女(うねめ)」を觀に、國立能樂堂の金春會定期能公演へ出かける。奈良の春日大社に詣でた旅僧は、社を褒め稱へながら植樹する女性と出會ひ、女性に誘はれるまま猿澤池にやって来ると、女性は古へにミカドの愛を失なったことを悲しんで、自らこの池に身を沈めた采女と明かして姿を消す──采女とは、大和朝廷においてミカドの食膳や衣類の裁縫など、身の回りの世話を担當した女官を云 . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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