マンタマンタに告ぐ

映画・政治経済・日常生活などの観察日記。

映画最後の早慶戦に告ぐ

2008-08-28 07:17:43 | Weblog
平日の昼間。1日、3本しか上映していない。上映15分前に着いた。たいした作品では、なさそうだ。お客は、10人もいるかな。余裕、余裕。前の座席に足でもかけて、観ようっと。

どっひゃー。満杯だー。何で、何で? ジジババばっかり。10分の7も、座席が埋まっている。

1人で観に行ったから、かろうじて好みの座席を確保できた。意外と人気があるのね。

早稲田を中心に、慶応との試合実現に向けての物語が進行する。昭和18年、野球はアメリカの舶来球技だから、政府は禁止にした。舶来ビールは、飲んでもよいようだ。

それでも、教育の一貫という名目で、早稲田では練習を認められた。学生たちに、召集令状が発布される。出陣する前に、何か思い出を残したい。

慶応との野球大会だ。神宮で開催したい。文化省の許可がいる。学長の許可がいる。軍部が睨んでいる。息子が戦死した、その親が許さない。簡単にはいかない。

それでも、どうにかして開催にこぎつけた。戦いの火ぶたが切られた。惨敗した大学には、それなりの理由があったようだ。

勝った大学が、その原因を作ったらしい。勝っても、うれしくない試合だ。それでも、両者はその試合を堪能した。野球よりも、応援団に感動したな。これも実話なのかな。

片思いのシーンがいくつかあるが、この脚本化と監督は、笑いのツボを心得ているな。

スポーツ刈にすると、みんな同じ顔に見えてしまう。誰が誰だか、分からなくなったぞと。

冨司ちゃんの演技が、涙を誘った。ワンシーン演技賞を贈りたいな。さすがベテランだ。他のベテラン陣は、今一つだな。山本は、顔がでかすぎて感動しないぞ。

実話のようだが、この主人公は実在の人物か。学年が不明だ。補欠か。架空の人物だったら、物語は容易に作りやすい。選手だったら、実在の人物の氏名が登場することになる。

選手たちのその後の出来事は、物語としては構成されていない。テレビでも放映をしていたが、実際に、生き残った選手がいるはずだ。その人たちの、感想的な話が知りたかったな。

モンペ・ファッションは、今でも流行っている。近所のおばさんによると、とても機能性がよいようだ。もっと、明るい色合いにできないのかな。黒地が多い。ファッション性がない。

若い女性でも、農作業では着用するはずだ。もえちゃんが着たら、どんなデザインになるのかな。