








神辺の夜明け
神の描く墨彩画とや二日明け
冷凍のガラスの如き十月桜
山茶花の霜の縁取り日が溶かす
凍てつきの堂々公園音もなく
国分寺阿形にはじまる去年今年
薄氷の蓮の姿を隠す如
国分寺松の参道霜を踏む
古代山陽道 奈良の都へ続く
冬遍路への訓練歩行の国分寺
一般参賀
伝統を守る天皇二日朝
自然との調和と心の平安を!
日出づる国の旗に敬礼
家族で 君が代 斉唱
初日の出国旗の日の丸眩しかり
本家よりずっと小さい鏡餅
一日を一生と見ゆ去年今年(こぞことし)
百歳へしゃべくりで生く去年今年