地球のホコリとなりて!

地球をうろつきその感じを点描する。歩きながら考えたことを。

♪菜の花や汗と油で世を生くる♪・・

2005-03-27 | 遍路つれづれ
菜の花が咲き乱れる歩き遍路の2日が終わった。
初日は考えながら、歩いた。
何か?いい言葉を。
次の日の早朝、4:30に目覚めた。
少しの空白時間の後、閃いたのだ。
天の声か?菜の花の句ができた。
跳ね起き色紙に書いた。
近々、嫁ぎゆく仲間の菜々(仮名)さんへの贐の詩が完成した。
 
1日目。
前回の終着地点からのスタート。
はじめは、ゆっくりとしたペースであった。
川も見えた、少し濁っている。
山は雨なのか?それともどこか工事中なのか?
緋鯉が見え隠れする。鴨もゆっくり進んでいる。
海岸に出ると、あたり一面に、
縮緬雑魚のほしばがあった。
仲間の一人が 一掬い戴いたらし、それをつまんだ。
少ししょっぱい素朴な味があった。肴にいいぞ!

♪ゆで乾した縮緬雑魚に春の風♪

だんだんペースが速くなる。
番外の極楽寺に着いた。
前の庭は、太平洋に面し、断崖絶壁!
木の陰からしか 下を覗けない。
岩に砕ける白波。何処までも続く蒼い海、碧い空。
身が竦む。
・・・童謡の碑・・・・・・・・・・・・
週刊誌のカメラマンがついてくる・・・
堤防には、西洋たんぽぽの顔が・・・・

♪たんぽぽのように生きよと父の声♪

松林にかかる。 琴が浜。
風が松にあたる調べが琴に似る?
琴ヶ浜?昔、こんな名の相撲取りいたよなあ。
松原が続く。姉妹の像があった。
野生のぐみを食べた。まだ・・・。

♪ぐみの実や30年経ち残る渋♪

跳ね上がっている橋が、見えた。
今日の終着が近い。
ほうえい橋。
船の航行のための可動橋である。
根元まで近づき見た。誰かが、油圧のシリンダーがあると。
写真も撮った。詳細はわからないが、多分そうだろう。
跳ね橋の前で、記念撮影。いい顔せえよ! 1+1=?(ニー)

つづく
2日目
7:30出発。
絵金資料館 残念。閉館。時間が早いのだ。
おどろおどろの芝居絵。見たかった。
トイレも使用できない。出発。
少し行くと、
左に見える。ビルは、
ケアハウス ”菜の花”、高齢者の・・・施設?

♪菜の花と仲間が囲む遍路かな♪

竜馬資料館素通り大日寺まで、2km?

20m離れた遍路に。親子?をみた。離れていたが。
9:17 『僕は 何歳?』、『**才』 5歳?と聞いた?
♪5歳の子供を連れし母遍路♪

山道、石段をあがると、
28番大日寺 大きい寺だ。
ここの売店で仲間が備品を補給する。
60分?ほどのように感じた。

先ほどの母子遍路との再会。
10:58  二人をカメラにおさめ、年齢を確認。

→♪8歳の子供を連れし母遍路♪


みなの足が重い。大人から子供の遠足の歩みに。
2kmほどで、今回の打ち止め。
終着 ”戸板島橋”の向うたもと。
またまた 親子と。
なぜ、親子で遍路?
不登校?まさか。
キリッ!とした顔は、成績優秀のご褒美だ。(未確認)
11:13 立派な大人になれよ!と後ろ姿に祈った。

♪菜の花に『ありがとうよ』と頭下げ♪


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7.写真解説(0409):今回の打ち止め ”橋の袂” 
 *子供遍路との別れ。幸あれと。祈る!合掌。

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6.写真解説(0406):♪ぐみの実や30年経ち残る渋♪
  *田舎では 母からしゃしゃぶと聞いた、この辺では、ビービー? 
 *野生のぐみを食べる。子供の時の、あの渋が口に残った  
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5.写真解説(0404):西洋蒲公英
 *堤防に根を張りる春の花
  たくましい主根 風に強い茎 軽い種
  
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4.写真解説(0401):ケアハウス”菜の花”

看板→建物(今の写真)
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3.写真解説(0330):縮緬雑魚を乾す
*みんなの味、懐かしい味、大根にあった味。
 *子供にもいいが、酒の肴に絶品。でも、作業は大変だぞ。
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2.写真解説(0329):今回の出発地点
 *出発準備の我が師(先達)
  ローソンの駐車場にて
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1.写真解説(0327):セイヨウアブラナ  別名/ナノハナ、アブラナ
 *遍路のいたるところで、われわれを、見守り、はげましてくれる。
 *私にとって、素朴だが、汗と油まみれで育て、安らぎをくれた親の化身。
 *菜の花と呼ばれている。茎や葉は粉っぽい白さがある。
  種から油をとるために栽培された。
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青春へPLAY BACK。・・

2005-03-21 | 斜視 斜め撮り
いつだって『青春の時』にリターンできる。
新たな勇気や活力を与えてくれる精力剤になる・・・・。
”青春リターン句”(夕刊フジ連載 田付賢一編)のまえがきにこうある。
青春の思いを綴るこの本から、抜粋引用(元と略す)し その右欄に、私が”もどき”(擬と略す)を詠んでみる。
ほろ苦い青春に浸るのも、また酔狂というもの。
(目次は少し変えています。)

出逢いが春散るのも春かやまじ吹く 
1.四季の恋
(1)元:恋猫の恋をうらやむ夜明けかな  →擬:猫の恋思い当たりし眠られず
(2)元:春の森見つけられたいかくれんぼ 
(3)元:手をつなぎふんわりふんわり春の唄  →擬:『春よこい』と唄って踊った卒園式
(4)元:好きだから好きだと言えず山笑う   →擬:冗談でしか好きだと言えない僕
(5)元:蛍追う浴衣に恋をしのばせて  →擬:君の胸に蛍となって入りたい
(6)元:逢いたさに爪まで熱き遠花火
(7)元:初恋の日記にひびく祭笛  →擬:同窓会宴のあとの祭かな
(8)元:面影を石仏に見て春深し  →擬:面影と還暦前に別れるぞ

実をつけぬ蕾のままの恋も来い
2.花の恋
(1)元:菜の花を眺めていたら蝶にになり  →擬:菜の花のどこにこの蝶止まるかや
(2)元:曼珠沙華大人の恋を未だ知らず  →擬:早乙女のかんざし思う彼岸花
(3)元:百合咲けば北上夜曲沁みる酒  →擬:小さくもひたむきに咲く姫小百合
(4)元:白ゆりが好きと言ってたお下げ髪  →擬:美しいあざみの棘に刺さりたい
(5)元:待つだけの恋の終わりや薔薇飾る  →擬:好きなのに棘のある君冬の薔薇

憧れはただあこがれてそれでいい
3.あこがれ
(1)元:マドンナの幸せ知らす赤とんぼ  →擬:凡々の独身伝えよ盆とんぼ
(2)元:人妻の君に年賀を書き迷う  →擬:人妻と知っても年賀をかきくけこ
(3)元:あこがれの君と机を並べた日  →擬:寒月やフランク永井の君恋し
(4)元:同窓会あなたはあの娘のもとへいく  →擬:さりげなくあの娘に近づく同窓会
(5)元:初恋や後ろ姿の優等生  →擬:面影のあの娘をさがす秋まつり

過去はみな君と僕への郷愁か
4.うれしくて、哀しく
(1)元:遠き日のひとより届く年賀状  →擬:20年前書くべし君への年賀状
(2)元:青春の最後のページにいたあいつ →擬:好きなのにいやな奴だと友に言う
(3)元:風便り今もこのおれ待つという  →擬:片便り自惚れるのもこれまでか
(4)元:恋消えて女遍路に憧るる  →擬:恋消えた女遍路に再着火
(5)元:夏帽子渚にすてて恋終わる  →擬:夏帽子わざと忘れし汽車の棚
(6)元:プロポーズ返事は無言の時雨かな  →擬:わかってる言い放しのプロポーズ

あの人にいとしいとしというこころ・・・・・
5.恋しくて
(1)元:旧姓を呼ばれた気がする風の中   →擬:いつまでも旧姓で呼びたい春嵐
(2)元:君はまだ俺にほの字か風だより  →擬:片便り君にほの字の僕がいる
(3)元:きっぱりと別れし勇気日本晴れ  →擬:熱もあり胸も苦しい春のかぜ
(4)元:ふる里に初恋残すさくらんぼ     →擬:ふるさとに初恋の味今探し  
(5)元:惚れていたあいつの使者かも赤とんぼ →擬:君の前くちなしの花蒼くなり

赤い夕日はますます赤く・・どうそうかい・・・
6.学舎に
(1)元:夾竹桃咲けど恩師の今はなく
(2)元:転校生皆が見に来たガラス越し  →擬:ガラス越し順次見に行く転校生
(3)元:胸苦し斜め後ろの彼の顔  →擬:気になりて盗み見してる君の顔
(4)元:悪ガキがまっすぐ生きて同窓会  →擬:悪がきがマジックでなく社長かな
(5)元:あだ名ある教師親しく同窓会     →擬:恩師の名忘れしあだ名でかかりし
(6)元:初恋の抜け殻がいる同窓会  →擬:初恋の抜け殻並ぶ同窓会
(7)元:同窓会宴のあとは北の風  →擬:同窓会宴のあとはやまじ風

家族へのテレ、癒しの旅も若気かな?
7.家族、旅、若き日
(1)元:亡き父の忘れられないあのパンチ  →擬:仏の座摘み来し父の三回忌
(2)元:辛くとも母に元気と書く便り  →擬:帰ろうか帰るまいかと空便り
(3)元:夏祭弟男の顔でおり  →擬:男見たはっぴ姿の甥と兄
(4)元:花曇り時刻表なき旅に出る  →擬:入場券行き先きめず汽車の旅
(5)元:月光仮面現れそうな風呂帰り  →擬:月光仮面恋の病の薬くれ
(6)元:青春は大夕焼けにあずけおく →擬:青春は茜に染まる白い壁
(7)元:黒似合うママが唄った藤圭子  →擬:黒づくめの恋の抜け殻脱ぎ捨てる
(8)元:民主主義のどかな村とともに消ゆ  →擬:村社会残った村はジジとババ

言葉散歩(私の言葉で書く)

2005-03-15 | 斜視 斜め撮り
 人間学小門 ”言葉の魅力”(藤田義隆著)が図書館の入り口の机にあった。
図書館推薦の本をよんで見る事にした。
今まで、自分の好きな本を 本屋(最近は BOOK OFFでも)で買って読んでいた。
読者会に参加するようになって、人の薦める本も読んでみようと思っていた。
一読したので、ここに目次を掲載し、
私の考えで、私の言葉で短く表現することにTRY。
どうなるか?
少しずつすすめることにします。

目次 :        私の思い

 1.言葉   ・ すべてを思考・表現する唯一の手段。これを勉強しなくて何をする。
 2.心    ・自分の根源はここにある。ころころかわらない心でありたい。前向きに。
 3.やる気 ・ 行動しようと・継続しようとする心の動き。
         →(集中力)*(時間)*(回数) 
4.好き   ・すきこそ者の上手なり。すべてを好きになる努力をすること。
 5.感動   ・ はっと!する心の動き。そんな人生であれと、自分に問う。   
 6.ほめる  ・忘れていた私の苦手。妻で試行中。
 7.可能性  ・あきらめなければ、できる。1度、10度、100度、3倍は努力してみよ。
 8.教育   ・教えるべきは教えよ。後は、背中で教える、共育と心得る。 
→(意識、態度のつぎの)行動が変化すること。
 9.感謝   ・ 最も美しい言葉 『ありがとう』。有ることは難いことと理解せよ。
10.スポーツ ・負けても、やった!といえるところまでやる事。
11.信仰   ・この世(あの世も)を動かすGREAT SOMETHING。
                               釈迦を目ざす。
         →自分の心の中の何か。
12.道    ・未知と心得る。自分で切り開くしかない。素直に聴こう。
         
13.仕事   ・生活の基盤。恒産なくして恒心なし。やれば好きになる。よりやりたくなる。
14.計画   ・(夢・理想)・目標に日付をつけたもの。 
15.健康   ・親がくれた最大の贈り物。感謝!
16.幸福   ・心の平安であり、感謝の生活を送る。微笑みの毎日。        
17.素直   ・聴く事。そのために耳が2つ有る。(口は一つ)
18.和    ・楽しく議論すること。 
19.目標   ・2~3年後の自分の姿。
20.希望   ・暗がり中の光るものへの前向きな姿勢。
21.努力   ・あきらめず一歩一歩それに近づくこと。
22.よかった ・思っていたことが、できたこと。
23.怒り   ・自己の誇りを失った状態。
24.反省   ・目標と行動結果とのGAP。 
25.生き甲斐 ・そこまでやれば 死んでも悔いのないこと。
         →集中してやれること。
26.自己理解 ・釈迦の目で自分を見れること。
27.優しさ  ・強い者が 表現する余裕。
28.精一杯  ・自分の能力と行動が一致すること。
29.時間   ・万民に平等にあるが、自分で創出するもの。


雪花散る梅見も!

2005-03-13 | 書き集め 撮り集め
遍路仲間で梅見と洒落た。
あいにくの 冬型の天気図。
行くのだ。
行けば 楽しい。
歩けば、いいのだ。

10:00神辺駅前発。
城跡、吉野山公園、菅茶山墓、廉塾、本陣、豊姫神社、梅林、駅 。
途中で昼食と休憩。
15時スギ。

雪のちらつく寒い一日だった。
が、
遍路を始めて、1年が過ぎた。今。
雪も、いいでは ないかい。
これまた風流。
心は、温かい。
みんな仲間。

♪また雪か思いし歩む白い梅♪

追加

紅梅が散った。
白梅が満開になった。 今見ごろ。

♪紅白へリレーも嬉し谷の梅♪

大人の遠足(一夜漬けⅣ )

2005-03-07 | 遍路つれづれ
 
 駐車場、小さな春の花に見送られ
遍路(散歩)開始。
神峯寺へ・・・。
なだらかな田舎の風景。
ああ、ここから 山道なのだ。
しばらく、山道を行く。
・・・・・・・・・
角を曲がる。梅に出合いて。

1.♪曲がり角ぬっと出たかと梅一輪♪

山寺到着、
神水をいただく。この水はうまい。
コーヒにもいいぞ・・・。
お勤め後。
参拝休憩所。
その壁に『体感体得』のサインがあった。
私のサインなら罰金なのに  と。
ひとつ、悪乗りして。
洒落てみた。

2. ♪菅直人書いたサインも春のごみ♪


次の寺までは、果てしなき遠い・・・。
歩くしかない。
民家の多い海道沿いの遍路。
大きい木があった。
椿だった。
仰ぎ見ると、赤い大きな花が見えた。

3.♪紅椿見上げる先の碧い空♪
   →紅椿見つめる目の先空碧し

少し高台から海を見た。
海、高架、空が続く。

4.♪高架橋空と海とのはしわたし♪


黙々と歩く。
今。おやつの時間か。
堤防の上を。
太陽と私が、光で、一直線に結ばれた.
向こうに島があり、光が海面に反射する。

5.♪春光や空海の島後光なり♪
→春光や空海の島の後光あり


20kmほど歩きの遍路の後。
コンビニの駐車場、今回の打ち止め。

帰路のバスの中。
お祝いの句を考える。
・・・・・・・・・・
俳句では、表現できない。
えーいっ!短歌もどきで。

6.♪縁ありて嫁ぐ仲間に幸あれと
     一歩一歩と遍路の祈り♪

着いた。
朝出発した観光バスの駐車場。外は真っ暗だった。
時間と金と健康の要る、『大人の遠足』であった。
歩いて、学ぶ、体験学習であった。
一日の終わりである。

これも何かのご縁。縁ありて!!
ありがとう みなさん!

雛まつり(俳句一夜漬けⅢ)

2005-03-01 | 斜視 斜め撮り
 福山の鞆の浦に雛飾りがあるという。
ポスターを見た。
江戸時代七段飾り、明治期の御殿飾りや
押絵雛、立雛、流し雛を紹介していた。
見たい思いを。

1.♪鞆の津の栄華を偲ぶ雛の家♪

 だが近くに”ひいな”をみることが、できた。
近所の知人宅を訪問。
隠居のご主人が、土蔵から出した”ひいな”があった。

2.♪子が嫁ぎ夫婦で飾る土の雛♪

一対の夫婦雛であった。
まだ見ぬ奥様の顔を想像した。

3.♪飾りたる家の夫婦に似たひいな♪

とおもいつつ、家を辞した。
昔の土蔵のある、傍の畑には大根もあった。