

巡恋歌 のヒットから
待望のファーストアルバム
東芝EMIから。
発売された時に
馴染みのレコード店で予約して、
店頭販売1日前で受け渡し
してもらい
トシくんの家で
針を落とした
長渕剛さんのファーストアルバム。
「風は南から」
長渕剛さんがYUI音楽工房事務所に所属して、南こうせつさんやら
イルカさんの前座でやられてた時期もあり、
初期の頃
小さなライブ会場でギター1本で弾き語りでのコンサートを展開していた。
ギターのピッキングや歌のうまさには
定評があり、吉田拓郎さんや
加川良さん
友部正人さん
遠藤賢司さん
の影響を受けて
待望のアコースティックを軸に歌う
アーティストが出てきたなぁ
と心待ちにしてたアーティストだった。
コッキーポップでテレビで披露した
「巡恋歌」
ハーモニカを吹き
アコースティックギターをかき鳴らし
僕の好きなスタイルの歌手の登場に心踊らせた。
「風は南から」
そのアコースティックスタイルをふんだんに詰め込まれた
秀逸なアルバム。
ギター教本のような
コピーに勉強になる
いいアルバムでもありました。
1曲目
俺らの家まで
軽快なリズムでライブで盛り上がる曲だった。
🎶機嫌直して~
のあとに
「つよし〜」とファンが合いの手をいれる
みんなで盛り上がる雰囲気曲はこうせつさんの影響もありつつ
色んな要素
いい所取りのこれから個性を磨いていく
そんなファーストアルバムの始まりの1曲目だった。
2曲目 「僕の猫」
当時付き合ってた女性を猫に例えての
歌らしい
ギター演奏はもとより
歌のパートは
追っかけのハモリがあったりアレンジ
も面白い。
3曲目 「いつものより道もどり道」
コンサートで生ギター1本で演奏すると説得力ある良い歌でもある。
🎶あなたのつくった歌をひとり口ずさんでます
私今頃あなたをわかってきました
私に対する思いやりみたいなものを……
男が歌う女心の歌。
新しいフォークの香り
長渕剛さんの綺麗な声で
涙を誘う バラード。
4曲目 「決別」
重く暗い歌 これぞ70年代フォークの真髄。
ファルセットでの歌唱も初期の頃の剛さんならでは、綺麗に歌う
その歌い方は
おおよそ 吉田拓郎の影響と言うより
南こうせつっぽいのか?
5曲目 「カントリーワルツ」
やはりアコースティックサウンドには
カントリーっぽい歌がいい。
似合いのワルツは
声高らかに
張りのある歌唱にとてもあっている。
コンサートでもよく歌われていた。
B面 1曲目 第6曲 「待ち合わせの交差点」
アコースティックでの早弾き奏法でのイントロ
なかなかアレンジがいいのと
ノリがいい歌
5歳年上の姉に対しての歌詞
がなかなか
ポップな歌に仕上がって
聞いていて楽しくなる。
7曲目 「不快指数100%ノ部屋」
唯一モノラル録音の曲
ビートルズの「ブラックバード」のような雰囲気。
8曲目 「今宵最後のブルース」
アコースティックギターとドブロギター
ウッドベースのシンプルな構成。
9曲目 「君は雨の日に」
これは泣けるバラード曲。
雨の日には何気に口ずさんでしまう
今でも。
ピアノは松任谷正隆さんが参加
しっとりとじっくりと聞かせるバラード
はレコード版の方が
心に突き刺さる。
コンサートでのアコースティック版も良いけれど
こちらの方がいい。
10曲目 「巡恋歌」
ヒット曲をアルバムに入れるという
まぁ、順当な所。
11曲目 「長いのぼり坂」
オールナイトニッポン第2部を担当していた 長渕剛さんの番組エンディング曲でもあったりした。
これから
この世界で頂点を目指す
意気込みと
当時ニューミュージック全盛
アコースティックサウンドが
下火の頃
あえて一石を投じるように
現れた 骨太のアーティスト、
気のいい兄貴という感じは当時からも
雰囲気持っていたし、コンサートでの
フランクな語り口と
聞かせる歌と
泣かせる歌と
楽しませる歌
なんかも使い分けながら
エンターテインメント性といったら大袈裟だけど
楽しみなアーティストが現れたと
期待大の満足度120%のアーティスト
「長渕剛」の登場と
ファーストアルバム
「風は南から」
YUI音楽工房
東芝EMI
YAMAHA
と3つがスクラム組んで
送り出した
大型新人でもあった。