明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

シャワーな気分 田原俊彦

2019-02-28 20:52:00 | 僕の音楽日記

トシちゃんの歌を

よくよく聴いてみると

歌謡曲 歌謡界には

作られたアイドル

歌手像があるとするならば

上手く大衆に受けいられる男性アイドル

だったんだな…と思う。

決して歌は上手くない

けど

下手でもない。

ダンスなんかは

努力家のあとをみせてくれてる。

歌って踊るアイドルとして、

特にピン 1人でアイドルを張る人は

トシちゃんやマッチが最後なんじゃないのかな?

それ以降男性アイドルはみんなジャニーズとして

もグループになって行ったように思う。

80年代 アイドル花盛り

咲き誇る 彩りある歌謡界 華やかかりしあの頃

下手も上手いも

個性ある歌手として

みんな受け入れられて

注目されていたようだ。

シャワーな気分

というタイトルも

意味深で少し踏み込んだ大人の

雰囲気と男としての色気を

出していこうという

売り込みの戦略。

で?シャワーな気分って……

何?

未だに思うんだけど……

聞くもの達の想像に

妄想に任せるわけなのかな?

そうなると……

お風呂派か?

シャワー派か?

ということになるわけで……

僕は季節によって使い分け派

寒い季節はお風呂派

暑い季節はシャワー派

40~42度のお風呂が

いい。

やはり寒い時期の露天風呂に入ると

日本人でよかったと思う瞬間。

そこへいくと

シャワーで入浴をすましてしまう

西洋の人は

ちょっと残念な感じがするよね…

ヨーロッパでも入浴の文化がある国もある訳だが

シャワーな気分とかいって

それで済ますのは

オシャレって言えばオシャレだけど

あの湯船に肩まで浸かる時の

んぁぁぁあわぁあぁぁぁぁあああ〜はぁぁ~

って声を上げる

入浴時の漏れる声がまた、なんとも気持ちのいいものなのにね…


何度でも DREAMS COME TRUE

2019-02-27 16:48:00 | 僕の音楽日記

人はある時を境に

変わってしまうこともある。

良くも悪くも

その変貌の仕方に

時間と距離を置いたものは

変化に対応できずに戸惑ってしまう。

人は、なのか

自分はなのか?

お人好しで都合いいものだから

いいイメージでしか心に残っていない

その人やその事柄たちの

残像は

今を知るものからの情報をつき尽きられると

ギャップが生じ

愕然とする

いわば 空いた口が塞がらない

「人ってそんなに簡単に変わるもの?」

そう言ってしまうくらい

外敵環境とその人の内包する内的事情

が悪くなれば

人ってのは簡単に変わってしまう。

見る影もなく……

特に悪い状況に陥るのは

坂を転がる如く早いようで……

好き勝手やりたい放題

規範や規律もなく

真面目にやるものが馬鹿を見る

そんな環境を

少しづつ正しいことが評価できる環境に

変えて行ったプロジェクトも

組織変換で

全て吹っ飛び

今では

ゾンビのように

蓋をした厄介者が復活し、横行し

どこを向いて仕事をしてるか分からない

そんな職場環境になってる

ことも聞かされ、

愕然となり、

身を削って投入した自分を全部否定されたようで……

しかしながら、そこは過去のこと、

そこにはもう自分はいないし

存在してない

過去の栄光だけが自分の胸にあればいいと、

何度でも

何度でも

立ち上がっていったじゃないか?と

これからも

これからも

やればいいじゃないか?

と自問自答。

やり方やる場所は違えども

常に自分が求める目標と追い続けるものは

見失わないように

振り回されないように

しっかりと

何度でも何度でも

自分に言い聞かせなきゃいけない。

一喜一憂してはいけない。

もう、あの頃の自分ではない

過去と現在を比較して

ビフォーアフターを嘆いてもいけない。

断はそのうち下される。

正しいもの

正直なもの

真面目なものが

ちゃんと

生きやすく

働きやすく

やることが目標ならば

どうして行くべきか

何度でも何度でも考え方柔軟にして

やっていかねばいけない

でも、あまりにも

もう時間が経過しすぎて

若さもなくなってパワーも落ちてきてる

また、1から何度でも……

なんて、そうそうやれっこないっていうのも事実。

今更ながら……

という気持ちとの戦いは続く。

ドリカムの

この歌には

いつも背中やお尻を引っぱたかれてる

感じがして、

なんか嫌なんだけど、(笑)

ハイハイ、分かったよ

なんて

ついつい口走って仕舞う

聴きながらそんな答えを喋ってる自分がいる。

また、奮い立たないといけない動機が

ひとつ増えたようだ。


アルバム よしだたくろうオンステージ第1集 ともだち

2019-02-27 09:27:51 | 僕の音楽日記
よしだたくろうさんの魅力はライブ
ステージにあり、
また、軽快な語り MCにあり
 
ボソボソ喋る照れ隠しの語りと
テンションの上がったときの
子供のような
はしゃぎが女子のファンからは
たまらない魅力であっただろうし
 
男子からすれば
モテる要素は真似する事が
自身がモテる近道となる訳だから
 
自ずと拓郎風になるわけで……
 
語りとアコースティックサウンドの
ライブ実況がふんだんに楽しめる
オンステージ第1 ともだち
を手にしたのは
コンプリートまであと少しの頃だった。
ギター小僧としても
だんだん拓郎さんの曲を練習して
真似て コピー出来るようになってきて
きた時期だった。
 
ライブでの拓郎さんの曲の弾き方が
参考になる
ライブアルバムでもあった。
聴いてよし
弾き語りの参考にしてよし
のバイブル的な
アルバム
よしだたくろう オンステージ第1
ともだち
だ!
 
 
1曲目
「おろかなるひとり言」
タンタタ タンタタ タンタタ
タタタタ
というリズムを刻み
淡々と歌が始まる
よしだたくろうのオンステージ!
 
🎶丘を登って下界をみるぅとぉ~
 
その時下界という言葉がやけに
引っかかって、
まるでこの世を斜めに見ているかのように
若者であり、哲学者でもあり
宗教者のようでもあり、
このアルバムの雰囲気を決定付けるオープニング曲。
 
悟り
達観を
模索して始まる
そんな
広大なスケール感のある
コンセプトが裏には隠されていているかのように……
 
ただ単に
若者の苦悩だけに
言葉遊びで曲が歌われてるものでもなく
 
そんな自分を愚かと
 
言い放つ
よしだたくろうさん
 
です
ます
調の歌詞はこの頃から
広がり始め
生活の中での
切り抜いたひとコマは
拓郎節にのり
ドラマになっていった。
 
2曲目 「マークⅡ」
 
アコースティック・ギターと
パーカッションでのシンプルなアレンジ
マークIIのパホーマンスの中で
やっぱり
僕は
オンステージ第1集のこのバージョンが
好きだ。
始まりかた
終わり方
見事なまでのコードアレンジと息のあった
ミニバンドとの演奏。
 
カッコイイの一言!
 
3曲目 「もう寝ます」
コミカルだけど
真剣に歌おうとする
拓郎さんと
客席とのやり取りが最高に笑える。
当時のライブのアットホーム感が
伝わる。
 
🎶起きててもっ……
で始まる歌い出しで会場が笑いに包まれる
 
既に何かやらかす
そんな雰囲気に笑いが漏れる
笑うことろじゃないと
会場に向かって放つ拓郎さんの言葉と
歌が進み歌詞の中にコミカルな笑いを
誘う本題がそこにある。
狙って作った歌なのだろう
そんなお遊び的な
歌にしても
ちゃんと丁寧に計算されて
作り演奏する
拓郎さん。
 
4曲目 「老人の詩」
 
青春の詩をパロディにして
若者目線の歌だった青春の詩を
老人目線で歌った
これもコミカルな歌
明らかに
明らかに
ライブで笑いを取れる
計算された歌。
こういった所が
いやらしくもあり (笑)
ファン思いの拓郎さんでもある。
 
🎶SEXを知り尽くして
老人になり
若夫婦の夜を覗くこと
ああ それが老人!
 
ヅッコケ 赤面した
高校生の僕でした。
 
 
5曲目 「私は狂ってる」
脳波が異常
という
当時ホントか
嘘かわからないけど
そんなエピソードを語ってた。
それで
私は狂ってる?
 
🎶すると僕は こう答える
体裁つけて……
 
この繰り返し
延々と箇条書きされた事柄を歌っていく
 
念仏を唱えるように
何か
人の剛のようなものを
歌で削ぎ落としていくように……
 
6曲目 「何もないのです」
 
歌のタイトルどおり
印象の薄い
投げやりな歌い方と
気だるさばかりが印象に残る
1部ラストの曲。
 
 
B 1曲目
7曲目 「やせっぽちのブルース」
サイレンを模した エコーをかけたギター?なのか
ぅぅぅぅ~ぅという音から
始まり 拓郎さんの
「わん つぅ すりぃ ふぉー
のカウントから始まるブルースは
ミニバンドとのしっかりとした絡みのステージだ。
 
リズム・アンド・ブルースをやってたと自負する拓郎さんの本領発揮の第2部の幕開けだ。
 
8曲目 「されど私の人生」
斉藤哲夫さんの
歌をcover
初期の頃はよく
人の歌を歌ってた。
いい歌はいい!
というポリシーの上で
拓郎さんが歌うと
本家の歌のイメージを上書きして
仕舞うほど
影響力と説得力があった。
 
ライブで光を放つ歌でもある
「されど私の人生」
75つま恋 でも
2部のラストステージでギター1本で熱唱したのもこの歌。
 
79年のツアー 篠島と
バンドアレンジでジェイク H コンセプションさんがサックスで奏でた
されど私の人生 のイントロは秀逸!
 
 
9曲目 「わっちゃいせい」
レイ・チャールズさんのワッツアィセイ
コミカルに茶化して歌った
単純に笑える。ライブパホーマンスにあってる。
 
10曲目 「夏休み」
ミニバンドとの掛け合い
コーラスはこの歌にぴったり。
リードギター ベース
アコギ コーラス
シンプルであり
この歌を引き立たせる。
 
🎶それでも
まぁってる
あぁああ~
とコーラスが入るところなんかは
泣ける。
 
11曲目 「面影橋」
六文銭の及川恒平さんの歌をこれも
coverしてる。
 
当時は六文銭 小室等さんとも
ベッタリの関係だったし、後に最初の奥さん
四角佳子さんと知り合うことにもなっていった
活動期だった拓郎さんと六文銭との関係。
色んなアーティストが一同に集まりオムニバス形式のステージを各地でやっていたわけで
そんな中でワンマンで抜きに出て
いってたよしだたくろうさん
 
気を使ってか
他人の歌を歌ってたイメージ。
 
12曲目 「イメージの詩」
ライブでフル演奏をするのにも、本当は、一体何番まであるのか?
とイメージの詩の長さは
当時 コアなファンには
注目のまとで、
イメージの詩
自体
ラブソングだと思うし、
見方 聞き方を変えると
反戦歌のようにも聞こえるし
それでも
最初に述べたように
哲学的な要素も持ちつつ
念仏のようでもあり、
若者の苦悩につきものの
感情がこのアルバムには散りばめられてある。
 
13曲目 「ともだち」
🎶やぁるぅ せなぃ〜おもいをむうねぇに
 
三拍子だ。
とつとつと
淡々と
友との別れを歌にした。
アルバムタイトル
ともだち
となるくらい
拓郎さんにとっては
思い入れがあっての
タイトル曲でもあっただろうけど
さほど
僕は
どってことない歌として
いいとは思わなかったし、
 
ラストにする程の歌なのか?
 
という疑問だけを残して
このアルバムを聞き終えた。
 

アルバム 元気です よしだたくろう

2019-02-27 06:49:02 | 僕の音楽日記


よしだたくろう
の名を轟かせ販売セールスが
当時のアルバムにして、
シングル盤並に売れて行った
脅威のアルバム。

レコード店にも入荷待ち状態があったという
伝説のアルバム。

ステレオの普及とフォークの市民権
確立といった
追い風と
自身の大ヒット「結婚しようよ」
に続く「旅の宿」が収録された
アルバムでもあり
いわゆるフォークのプリンス
貴公子とまで言われた
あの頃のよしだたくろうさん。

「結婚しようよ」という歌が巷に流れ
小学生
中学年頃の僕が
スーパーの有線放送で聞いた記憶のある
「結婚しようよ」も
どこか軽やかで歌謡曲にない
自由な言葉と身近な語り言葉が
耳馴染みよく
小学生でもほのぼの聴き入ることが
出来たくらいだから

でも、はたして、
その歌が
かの、よしだたくろうさんだと知るのは
も少し後だったわけだけど……

アルバム「元気です」自体を
手に入れるまで、まだ……
4年後になる。


吉田拓郎ファンになってから
中学に上がり少ない小遣いを貯めて
徐々に買い集めた
名盤 「元気です」
知ってる曲
初めて聞く曲
お得感満載の15曲入り。

A面 1曲目
「春だったね」
オルガンの軽快なリードの主旋律
C Am C Am のあのイントロ
跳ねる感じでアルバム全体の印象を
決定付ける
第1曲目から
フォーキーだけどGroove感もあり
なんていっても
あの字余り……
音符に歌詞をねじ込んむかんじ

それまで音符ひとつに
1文字が普通の曲作りのところ
ひとつの音符に言葉は2個3個
とよしだたくろうさんの
作品には存在する。

特に「春だったね」はそうだし、
本人曰くボブ・ディランを意識したと
言われるくらい
確かにディラン風。

パックインミュージックのパーソナリティ
をやられてた時
歌詞募集し、その時のリスナーさんからの
歌詞に曲をつけた
「春だったね」
確かに歌詞が良かった。
歌詞に曲がついていたような
いい歌詞である。


その後 スタンダード・ナンバー的に
「落陽」とに分する
拓郎ファンに愛される曲である。

2曲目 「せんこう花火」
短すぎて
え?もう終わりって感じ
当時初めて聞いた感想は
何が言いたいのか?
難解な文学小説を読んだ後のような……

🎶せんこう花火が欲しいんです。

その次が

🎶海へ行こうと思います。

ときて、

🎶誰かせんこう花火をください

と尋ねて

🎶ひとりぼっちの私に

と自分の置かれた立場を説明

ぅぅぅぅ〜ん
わからん……
まま時は過ぎた。


3曲目 「加川良の手紙」
三拍子の曲
ほのぼのと
手紙の内容をダラダラと歌ってる印象。
何なん?
って思ったのが第一印象
アルバムって自由やなぁ

やりたいことをやる
そんな印象だったし、
それがいっぱい詰め込まれてる。
実際加川良さんが書いた手紙?なのか
歌詞なのかを
当時コンサートで一緒に回ってたりしていて、
楽屋で加川良さんのこの歌詞を拝借して
もらって、
歌にしたというエピソード。

だからタイトルも 「加川良の手紙」となった。

4曲目 「親切」
この辺になると
よしだたくろう節 全開になる
詩の内容が
かなり尖っていて
聞いてて、いいぞ!なんかエネルギーを
発散出来る同期できる感覚が
この歌にはあった。
大人しめなフォークではなく
紛れもなく
ロックに近い。

5曲目 「夏休み」
名曲は5番目に隠されていた。
唱歌的な今で言えば
日本の原風景的な
まだこのアルバムを聞いていた頃は
そこまで懐かしさはなかったまでも
今 に至れば
この夏休みって歌は
遠い幼い頃の記憶として
大切に歌にパッケージされて
誰しも共感できる思い出の歌になっている。

6曲目 「馬」
この歌も短い。(笑)
オチャラケ拓郎。
馬の夢を見た
そのまま歌にしたということ。
漫画的な……
当時黒鉄ヒロシさんと親交があったようで、漫画的と言えばそんな感じの歌。
当時コンサートでもレパートリーでよく歌われていた。

7曲目 「たどり着いたらいつも雨降り」

モップスに提供した歌はロックに仕上がり
自身のアルバムでは
フォーキーなアレンジ
どちらもいい感じなのだが
元歌が
「好きになったよ女の子」
をこれもパックインミュージックで
心の中で傘をさして裸足で歩いてる自分が見える
というフレーズをひらめき

後にモップスから曲の依頼があり
歌詞を作り替えて
「たどり着いたらいつも雨降り」の作品として出来上がったとか……
気だるい やるせない
若い時にあるあの感情が
当時思春期の多感なガキだった僕にも
共感できた
歌の歌詞だった。

B面
1曲目
8曲目 「高円寺」
コードが2つで
その繰り返し 多重録音で輪唱のように
拓郎さんの声がおっかけてくる

何気ない電車の中での
出来事を
リズミカルであり
単調なカッティングの曲
でありながら
なんか気になる歌。
これもコンサートでよく歌われていた。
ギター弾き語りで向かうところ敵無し
的な圧倒感を持ってた。

9曲目 「こっちを向いてくれ」
これも三拍子のバラード
岡本おさみさんの詩が
可愛い感じがして
僕は好き。
拓郎さんのファルセットも聴けて……
やさしいラブソング。

10曲目 「まにあうかもしれない」
初期の頃の岡本おさみさん作品でも
抽象的でありながら
それぞれ聞き手に鼓舞させたり、
勇気づけしたり
共感を呼んだ歌でもある。

🎶僕は僕なりに自由に振舞ってきたし、
僕なりに生きてきたんだと思う

自分を振り返り
さらに変化していきたい願望
間に合うんだと
言い聞かせながら
メッセージを頂いた
勇気の曲。
拓郎さんも好きでよく歌っていたように
思う。

11曲目 「リンゴ」
コード進行が
かぐや姫の 「あの人の手紙」
とよく似ていて

同時に練習できて当時笑った覚えがある。

岡本おさみさんの詩には
情景によくよく
男女のやり取りを投影させる
場面が出てくる
リンゴを切って食べるまでの
何気ない情景にも
歌になる。
なんでも歌にしてしまう

12曲目 「また会おう」
もう 拓郎さんのシャウトが
当時聞いてて
少し 嫌だった。
なんか無理矢理感が
馴染めず
また、歌詞も岡本おさみさん

あいつの背中に斧を打ち込み
なんて表現が
怖くて……

嫌だった歌
よく飛ばして聞いていた。

13曲目 「旅の宿」
アルバムバージョンが大ヒット
ギターの完コピに手こずった名曲は
この歌なくしては
拓郎ファンに
あらずと思うほど
抒情派フォークとしても
説得力を持つ
岡本おさみ
よしだたくろう
作品の中でも秀逸な作品だ。

14曲目 「祭りのあと」

よしだたくろうオンステージ第2集 に収めらてる
初期の作品
「ゆうべの夢」の曲を流用。
こちらはバラードに曲調を変えて
リユース。大人の歌で
詩の世界もまだ理解不足だった。

苦いお酒を初めて飲んだ時の様な
これが大人の仲間入りかぁ
みたいな
そんな感覚で聞いた難しい歌だった。

15曲目 「ガラスの言葉」
六文銭の及川恒平さんの絵本的な詩にEで始まる弾き語りには心地いい歌。

これも完コピには時間がかかった。

初期のコンサートでたまにやってた歌

アルバムは静かに少しホンワカして終わる。
レコードから
ラジカセに録音して
簡単に手軽に聞けるようになっていた当時

A面とB面の曲数のバランスが合わずに
どうしてもB面の方が多くなり
テープの時間数を60分テープにしないとダメだった。A面は45分に入るけど
B面は入らない
やたらテープのA面に空きがでて困った
ことを思い出す。

いちいちレコードだと針を乗せたり下ろしたり自動で戻っても面をひっくり返したりが面倒で
その点カセットテープは手軽で便利だった。

何回も聞くにはカセットテープは
当時の宝物だった。

拓郎さんのアルバムのコンプリートまで
あと2枚
よしだたくろう オンステージ第1集 ともだち

第2集を残すのみだった。
よしだたくろうを知る
興味はマニア化となりうるところまで
きていた僕だった。

当時帰れ帰れと
アンチ拓郎ファンからの逆風の中で発売された「元気です」


そんな状況を理解するのも遅れてからだった。
リアルタイムで聴いてなかった分
当時をしのぶ形で
思いは拡大し神格化していった。
ライナーノーツに記されてる当時のよしだたくろうさん言葉が
せつない。

帰れと言った方も
言われた方もその時から敵味方

自由だった歌がそんな締め付けと定義に縛られるのなら
フォークなんて嫌だと

でも
元気です。と
言葉を結んでいた。


空も飛べるはず スピッツ

2019-02-25 19:55:33 | 僕の音楽日記






空も飛べるはず
作詞 作曲 草野マサムネ

幼い微熱を下げられないまま 神様の影を恐れて
隠したナイフが似合わない僕を おどけた歌でなぐさめた
色褪せながら ひび割れながら 輝くすべを求めて

君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい

切り札にしてた見えすいた嘘は 満月の夜にやぶいた
はかなく揺れる 髪のにおいで 深い眠りから覚めて

君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも
ずっとそばで笑っていてほしい

君と出会った奇跡が この胸にあふれてる
きっと今は自由に空も飛べるはず
夢を濡らした涙が 海原へ流れたら
ずっとそばで笑っていてほしい





地を這いつくばっていたような
日々から
考えると
今は……
きっと……
たぶん……

空も飛べるはず……

君 という
奇跡。
君と出会えた季節。

偶然でもあり
必然でもあった。

夢を濡らした涙が
海原に流れたら
もう、僕達は違う港へ旅立たないと
いけない。

でも
ずっと そばで笑っていて
欲しい

願っている
僕がいる。






テレビドラマ
「白線流し」
の主題歌だった
とってもピュアな曲。
酒井美紀さんが
長瀬智也さんが
柏原崇さんが
京野ことみさんが
馬渕英里何さんが

卒業に向かって苦悩する学生を
みんな好演されていた。
1996年のもう随分昔のドラマなのだけど……
当時は
あのピュアな気持ちに同化できて
見ていて
とても清々しいドラマでもあった。

抱えきれない不安や
将来の希望
卒業を前にしたそんな季節に
みんな
1度は通過する
ほろ苦い時期を
上手く表現し、好演された皆さん

なかなか
あのくらいのドラマは
あれからお目にかかれてない。
時代でもあったし、
ピッタリとハマった
いいドラマだった。