やっぱり
あいみょん は いい!
飽きない!
ここ数年こんなに絶賛したアーティストは
いないくらい
彼女の作り出す世界観には
前のめりになり
聞き入ってしまう。
なんかこのアルバムは垢抜けた、一皮むけた
そんなあいみょんが聴ける。
女の顔と
少女の顔を
都度都度だしてくる
あいみょん
その女ごごろと秋の空的な……
代わる代わる
訪れる場面と瞬間に
第六感が働く
そんなアルバム。

1曲目
「満月の夜なら」
いきなり官能的な世界に引っ張られた感の
ファーストコンタクトは
さぁ見ていって下さい…
これが今のあいみょんの世界!
とばかり言わんとする想像と妄想をかき立てられ
る歌詞に
「うん、こんな世界も好きだな…」独り言を呟く。
2曲目 「マリーゴールド」
2曲目に持ってきたかぁ~!
もうね……
このイントロのギターに心を揺さぶられる
あのリフが流れるとなんだか
うるうるときてしまう。
せつなく 泣けてくるそんな歌になってしまった
マリーゴールド。
こんなに心を鷲掴みされた歌はココ最近なかった。
ヒットすべくしてヒットした感じ。
麦わらの帽子の君が……
麦わら帽子はもう消えた~
拓郎さんの夏休みという歌が
被ってでてきたり、
遠くで懐かしく流れるそんな
それぞれが胸に抱いてある
歌を引っ張り出してきてくれる
そんなトリガー的な歌
「マリーゴールド」
しばらくは
僕の中でヘビーローテーションしてる。
3曲目 「ら のはなし」
タイトルの付け方がいいよね
"君のいない世界で僕が生きるとすれば
それはそれはとても居心地が悪いことだろう
愛しい人のためならなんでもできるつもりさ
ただそれは
君がとなりにいてくれたら、の話だから。
こんな歌気持ちが悪いだけだから
あ あ余裕を持って人を好きになれる人って
この世にいるのかな"
〇〇らの話
仮定
要望
希望
妄想
願望
〇〇らの話は終わらない。
4曲目 「2人だけの国」
天国という字は二人の国と書く
男と女
夫婦
パートナー
手を取り合って
作るもの
般若心経のような
ラップのような
始まりに
あいみょん流の天国感なのか?
5曲目 「プレゼント」
優しい少女のような目線で
なぜだか僕達大人の歳の行ったものに
語りかけてくれるように
歌うこの歌は、
なんだかアニメの魔法使いの少女のような
ほんの少しの希望を与えてくれるような
そんな場面をふと、想像する。
ほんの少し メッセージとして
受け取った。
あいみょん からのプレゼント……
6曲目 「ひかりもの」
このアルバムの2番目、3番目にあたる好きな歌だ。
曲としてもよくできてるし、アレンジもいい!
この辺が今回のアルバムとしても垢抜けた作品
として完成度が上がった感じ、プロっぽくなった感じなのだ。
作品としてまとまってきている。
こうした決意の中にある健気な言葉がささる。
7曲目 「恋をしたから」
呟くように ささやくように
吐息のように
いいねぇ
恋をした時の
弱気になる瞬間
よく分かる よく表してる
表現者としてのあいみょんは
その瞬間役者になってる。
あいみょんの裏の顔?
これが表の顔?
どっちもあって
あいみょん
昔も今も 恋をした時
はみんな誰しも同じだって事。
激しい歌を歌うあいみょんもいいけど
こんなに可愛らしく健気に歌われると
「はぁ~」
とおじさんはため息をついてしまう。
8曲目 「夢追いベンガル」
ベンガルって?
猫の種類
高いところに登りたがる習性がある走り回る
動き回る猫
を自分の恋愛と引っ掛けて
歌にしてる。歌の中の自分があいみょん
なのか?は別としても
抜け駆けのアイツに
負けてない
そんな強がりと
負けて無い
そんな自分に自信をもってホントの幸せを
つかもうと
疾走感をビートの効いた曲調にしてる
あたりが聴いてて も
ジメジメ感や
自虐的と後ろ向きな感情は差し込まれてるけど
それを感じさせない旨さがあるね…
9曲目 「今夜このまま」獣になれない私たち
ドラマの主題歌だったから
当然ヒットしたわけだけど……
もう、前からメロディメーカーとしての
素質の片鱗は見えていた訳で、
主題歌 をつくる
時点で当てにきてるよね…
上手くつくってる。
それまでのあいみょんは少し尖ったりしていたり
その辺の角をちょっと丸めて
作品として作った感じが
もう プロっぽくなってきた証拠なのかな?
10曲目 「あした世界が終わるしても」
これも同上の映画のタイトル の主題歌としての歌。
あいみょんノッテルね……って感じ。
サビの
🎶迎えに来たんだよ 迎えに来たんだよ〜
ってフレーズがキャッチーでいい!
メロディラインの美しさは
狙って作られてる。
印象に残るフレーズは
当然主題歌としても
映画作品の1部なのだから。
11曲目 「Good Night BABY」
サラリと流してしまうくらい
印象薄く、アルバムにはこんな歌もある。
たぶん 男目線の
男言葉での歌だから
ピンと来ないのかも……
まあ、……
こんな歌もあるんだね
という感じ……
12曲目 「From 四階の角部屋」
アルバムラストの曲
タイトルの付け方がいいね
言葉遊びっぽく
韻を踏む感じ
ラストにこれをもってくる
男の女の戯れ事の
後悔と懺悔
はじまった時から終わってる
はじまった時から悔やんでる
はじまった時からもう泣いている
この歌詞が重い。女の性なのか?
後に引けない恋愛なのか
手にした相手のハズレくじ。
後悔で終わってる
アルバムラスト
あいみょんらしいといえば
らしくて、
できればスカッと終わって欲しかったね。
変なあと引くアルバムの終わり方。
全体印象では
垢抜けた プロっぽい仕上がり
渾身の1枚としてのアルバム
といえますね……
ジャケット写真も綺麗になって
可愛くなって
魅力的にだんだんなってきた
あいみょん
ビジュアルでもイケてきたね。

