明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

五月雨ワルツ 小林旭

2022-05-29 19:55:00 | 僕の音楽日記
もうすぐ梅雨に入りそうな
晴天も
長続きしない
この毎日
ちょうど過ごしやすい五月の日々

五月の雨と書いて
五月雨とさみだれと読む

♪五月雨は〜
村下孝蔵さんの「初恋」の始まりのフレーズ

粋な雰囲気の五月雨
粋な歌手といったら
もう、小林旭さんをおいて
他はいない
僕は石原裕次郎さんより
小林旭さんの方が粋でカッコいいし、
歌ってる声、楽曲も好きだ。
昭和の流行歌には
ワルツの三拍子の歌が
数多くあった
哀愁漂うバラード調の
歌も
粋なスターが歌うと絵になるし、
それでいて古さも感じない
今聴いてもなにか
響くものがある


それなりの古さはあるにせよ
雰囲気はちっとも
悪くない

絵になる歌になる
男がカッコつけてたそんな
時代。



長い夢 六文銭

2022-05-27 20:43:00 | 僕の音楽日記

六文銭

作詞:小室等

作曲:小室等

何かが待っているわけでもなく
絶望を抱えているわけでもない
さほどの意味があるわけじゃない
船に乗り合わせたのは 偶然のこと
おかしなことだけど あてどないことだけど
それでも船には 夢が乗っている
Sail away, sail away 長い夢の船出
きみの夢と 僕の夢を乗せ 長い航海に出る

子供が聞く「船長は誰?」
大人は答えられず 船は進む
わだかまりの中に 笑顔を見せ
盃の中に 言葉を沈める
おかしなことだけど あてどないことだけど
それでも船には 夢が乗っている
Sail away, sail away 長い夢の船出
きみの夢と 僕の夢を乗せ 長い航海に出る


小室等さんが1980年にフォーライフから発売されたアルバム「長い夢」を

六文銭がセルフカバー

言わずと知れた

今現在の六文銭

小室等さん

小室ユイさん(娘さん)

及川恒平さん

四角佳子さんの四名。


メインボーカルは四角佳子さんと

小室ユイさん


優しい子守唄のように語りかける

これぞフォークという正統派の楽曲。


僕たちに置かれてる状況

これは長い夢の中のことなのか?

色々最近深く考えることが多い


時間が限られてきた年齢

取り返しの効かない人生の分岐点

悔いのないような

行動、考え方

もともと行動的な僕だったが

レスポンスもよく若い頃は

考えなしですぐ、行動に移した

ことがあだになったり、多くの

失敗をしてきました。

落ち着いて行動することを覚え

そのうち、どこかで尻込みしたり、

面倒などと思って動かなかったり、

歳をとるのはある意味

ズルく賢くなることもある

だけど

何かのキッカケでそれが違うと

考え直すことになったのが

父親の死と

最近の上島竜兵さんの死

当たり前がそうでなくなる事実

まだずーっと同じ夢を見させられて

いるかのように

当たり前がつづいているかのように

長い夢が続いている

そんな気がする時


僕は振り返って

遠ざけていたこと

後回しにしてきたこと

切ってきたこと

それぞれをもう一度自分の中で

洗い直して再チェックではないけれど

のちのち悔いの残ることのないように

動きをはじめた





旅に出よう 寺田十三夫 

2022-05-25 19:13:00 | 僕の音楽日記
寺田十三夫さんという
アーティストを知った
1972年に
信天翁(あほうどり)という
タイトルのアルバムでデビュー
アコースティックのソフトロックな
サウンドで
アレンジが当時売れっ子の
柳田ヒロさん

ジャパニーズポップスの
胎動期
フォーキーなサウンドが
全盛の時に
軽やかなサウンドとボーカル
これは違う土俵で光を放つアーティストだと…

特別何かキャッチーなものは無いけれど
あの時代には
早すぎたアーティストだったのだと思う
あと5年後くらいにデビューしていたら
ニューミュージックというまた、違ったウェーブの中でだったら
評価が高かったのではと
思えてならない。
早すぎたアーティスト。

ファーストアルバムの
第一曲目の
この作品
「旅に出ようよ」
アルバム全体印象の良し悪しを決める
第一曲、そして、二曲目

そのつかみの第一曲目に
この作品から始まるのだから
期待大だったのだと思う。

話はそれるが
プロレスの試合も同じことが言えるのだ
興行でその日始まるプロレスの試合
第一試合って結構重要だと言われる
ダレた試合だと
メインイベントの試合までの流れができないので
とても重要な位置なんだという

もちろん
アーティストのアルバムにおいても
いえることなんだと思う。
特に第一曲目は導入部分
イントロに値する
そしてエンディングへと
結んでいくアルバムの価値を
あげるのも下がるのも
やはり
第一曲目なのだと思う。

旅に出よう…
そうなんだよね
もう、そろそろ
いいんじゃない?
なんか
コロナのことも気にしないで
思いっきり羽を伸ばして
楽しみたいなぁ
無邪気な時間、
好奇心の地図を持って
旅に出ようよ






五月の風 加藤和彦 

2022-05-23 07:37:21 | 僕の音楽日記
シングル「純情」のカップリング曲
この頃1993年発売の作品
吉田拓郎 加藤和彦の
名前が大きく刷られたジャケット
の作品「純情」
シングルCDでは
A面B面ではなく
カップリング曲という扱い。

共作、共同作業では
1971年に
エレックレコードから
アルバム「人間なんて」を
制作した時から
始まった関係。
途中
1986年に
アルバム「サマルカンドブルー」を
制作
プロデュースを任せてる
86年頃の拓郎さんはもう
迷走していってた頃
色々な意味で誰かの助けを必要とされていたようで
作詞 安井かずみさんの作品群で
固めた
アルバム「サマルカンドブルー」
から
7年後に
このシングルを発売している
93年。


90年代になっても
やはり吉田拓郎は吉田拓郎を
作り上げていく作業を迷いながら
外的刺激も含めて
作詞家阿久悠さんのチカラ借りて
「純情」を出し
盟友加藤和彦さんのチカラを借りて
「五月の風」を作った

作詞吉田拓郎
作曲加藤和彦
クレジットの作品
最初で最後だったろうと思う

歌:加藤和彦

作詞:吉田拓郎

作曲:加藤和彦

5月の風を 浴びたくて
心の窓を開けてみる
ただ何となく それらしく
ここまで歩いてきたようだ

いく度か胸に しみたのは
その頃愛が見えたから
今ひたすらの 純情を
つらぬく気持があふれくる

いさかいは はるかな夢になり
遠い日が しみじみなつかしい

※夏に向かう 雲たちよ
先に行ってくれないか
あの人の事を もう少し
考えていたいから※

Yeh… Mm…

思い出は 静かに抱けばいい
また次の 季節に逢えるまで



夏に向かう雲たちよ

先に行ってくれないか

もう少しあの人のことを

考えていたいから…


そんな風に考える

清々しく五月の風が吹いている…






君が好き 吉田拓郎

2022-05-19 19:14:49 | 僕の音楽日記
【君が好き】という
歌のタイトルは数多く

どれもイメージは
ラブバラードを想像する

しかし
吉田拓郎さんの
【君が好き】は
ぶっ飛んだ。
今から
49年も前
もうすぐ50年経とうとするのに

なんだろうこの作品は
古さも感じなく
ただ、ただ、ファンキーで
凄いR&Bでシャウト
しまくってる
吉田拓郎という
アーティストのピークを
第一次のピークに
到達しようとしていた年
1973年

激動の年でもあった。
無実の罪で逮捕されて
マスコミからバッシングを受け
その反動の爆発的エネルギーが
噴出した
LIVE'73のコンサート
そこでの披露曲

作詞岡本おさみ
作曲吉田拓郎
のコンビネーションで繰り出す
作品は
おおよそ1973〜74年が
二人ともに燃焼している感じが
ひしひしと
伝わってくる

喫茶店で何気なく過ごす
シーンの中で
君が好きというワードへつながっていく
岡本おさみさん独特の
世界観。
その歌の歌詞に当てはまらない
字余り、字足らずの歌詞を
見事に歌にしてしまう
また、これも才能の吉田拓郎さん
どうしたって歌にするのは
難しいものが
メロディーとアレンジで
とんでもなく凄い作品に
仕上がってしまう
当時の飛ぶ鳥を落とす勢いの
吉田拓郎旋風は
良くも悪くも世間を敵に回しながらも
時代を撃ってきた。

君のことが好き
君が好き

感情を爆発的にして表現するならば
こんな感じで
君に好きだという
感情を伝えるのだろうか?

もっと優しく
もっと囁くように
君が好きって
言って欲しいのが
女心なんだろうと思うが

吉田拓郎さんは
あの頃1973年ごろは
そうじゃなかったんだなぁ

多分もう、この頃を越えられることは無いのだろうけれど
これはこれで若い時の
最高のパフォーマンスで
語り継がれるものだと思うし
いつまでも
古さを感じない
そんな
作品だし、
君が好き
というセリフも
普遍的なものだし
それをこうまで捻って
ファンクにしちゃうのは
やはり
フォーク歌手ではない。