明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

となりの街のお嬢さん 吉田拓郎

2022-08-30 05:46:00 | 僕の音楽日記
夏の終わりになると
僕の中で鳴り出す歌

拓郎さんには
夏の歌が多い
「夏休み」
「夕立ち」
「暑中見舞い」
「蒼い夏」
「せんこう花火」
「いつも見ていたヒロシマ」
「サマータイムブルースが聴こえる」
「夏・二人で」
「風のシーズン」
「無人島で…」
「7月26日未明」
「夏が見えれば」
「サマーピープル」
「初夏'76」
「ひまわり」
「渚にて」
「いつもチンチンに冷えたコーラがそこにあった」
「海を泳ぐ男」
「白いレースの日傘」
など

その中でも
僕は
やっぱり
夏の歌の中で切なく
甘酸っぱい香りを運んでくれる
【となりの街のお嬢さん】
一番の夏の歌だ。

拓郎スタンダードサマーソングなのであります。

夏が終わるように
恋も終わる

夏の終わりに感じる
寂寥感や
喪失感に似て

歌詞に見る
突然の登場に
突然のサヨナラ
となり街のお嬢さんは
ひと夏の気まぐれで
ひと夏の夢であって
大人になるための
ひとつの試練でもあって
嬉しいところから
奈落の底に突き落とされるような
喪失感

悔しさ、やりきれなさ
など
いくつかの複雑な感情が絡み合って
進みゆく季節とともに
気持ちも変えていかないと
いけない残酷な恋の終わりを
経験しながら
大人になっていく

夏は人生における
青春期
活動的な季節
夏の終わりは
壮年期への準備
大人への準備にはいるわずかな時間
夏の終わりは
ほろ苦い


となりの街のお嬢さん
夢をみさせてくれたんだ…





君が思い出になる前に(再) スピッツ

2022-08-28 05:36:00 | 僕の音楽日記
いつか
歩いてきた道は
同じ歩幅できた道
付かず離れず
寄り添いながら
半歩先で導きながら
乗りはじめた自転車の
補助のように
危なかしい動きに
手を添えながら

横やり、ひがみ
ねたみ
矢の如く飛んでくるものを
払い除け
ただ、前へ前へと進むために

ゴールは最初から見えていた
それは時間稼ぎの遠回り
でも
そこには一生懸命やりきった
清々しさだけを残して
影だけを残して去っていった

喜びや悲しみや
悔しさや
せつなさや
やりきれなさや
色々な思いが
濃縮された月日はとても
短くて
それでいて
長い沈黙の後に
押し寄せる悲しみに似た
喪失感

ここにいるはずの存在を
今でも探してる


それは時間がきて
段取り的に機械的に
脳が思い出に
認定してしまったら
君が思い出ファイルにされたなら
もう、元にはもどれない
元の場所には帰れない

出会えた奇跡
かけがえのない戦いの日々
いくつもの見えない敵と対峙した

僕らの夢の日々

きっと僕ら
導かれるように歩いてはいけない
きっと、これからは…







サヨナラは八月のララバイ 吉川晃司

2022-08-26 19:11:00 | 僕の音楽日記
歌謡歌番組全盛の頃
新しい様式の耳触りのいい
ロック歌謡なるものが
お茶の間に流れていたのも
80年代に入ってから

吉川晃司さんの
歌は
全体的にキザで
それでいて
あまりそう感じさせないところが
スマートなところ

いわばジュリーのようなエンターテイメント性を持ってる
男の嫌味のない、色気がある。

サヨナラの八月
夏の別れ
秋よりも夏の暑いうちに
別れるほうが
寂しくなる秋にはいってからより
ダメージは少なくすむ?

このタイトルがまた
イカしてて
「サヨナラは8月のララバイ」
8月の子守唄
っていうのが意味深で
恋を眠らせる意味合いをもたせる
ものなら
別れを思う時
静かに
眠るように終わりたい
って
いかにも
キザな男が思いそうだし、
僕もそれは同感だ。

ガチャガチャ終わる恋より
静かに終わりたいと願う

サヨナラを切り出すほど強くない
優しさに溺れるほど弱くない
ってフレーズとか

胸の夢黙らすほど勇気ない
淋しさにくじけるほど甘くない
悲しいけれど夏のまま
生きてはいけないのさ


夏のまま…
激しい恋…夏
そのまま生きていけないってこと?

大人になろうと
する時
線引きして終わりにする恋

そんな恋をプロデュースするような
男になってみたいわ!って言いたくなる

僕なんて
いつもいつも
一方的に振られてしまう

その原因は自分にあったのだろうけど
認めなくないし、
わからずじまいだった

どこかで
続けていくのが嫌になったのだろうし、その気持ちにさせてしまうのも
自分だったのだから

8月の恋は秋を待たずに
子守唄に包まれて
「サヨナラ」を告げた
なーんて
ギサに
一回くらいまとめてみたいなぁ




立ちとまるな ふりむくな 沢田研二

2022-08-25 21:38:00 | 僕の音楽日記
迷ったときは
立ち止まって…
なんてよく聞く言葉


人生には
いくつもの迷い道と
立ち止まる分岐点がある

動いちゃいけない時があるという

そんな時だから逆に
動いてしまうことすらある

しかしながら
今の自分は
真っ暗なトンネルの中に立ち往生
して動けないでいる
そんな立場
遠くに見えるはずの出口の光さえ
見えない

辛抱し、時をやり過ごす
そんな状況なのか

いくつもの不安と
どちらに転ぶのかわからない
状況と、結果は
委ねる立場にあるから
自分が望むとおりには
事は運ばないのかもしれない
そういった不安と少しの希望が
心を揺り動かす

何も決まらない
何も始まらない
終わりはみえていても
結論が出ないなかに
取り残されている
そんな立場の弱い自分

はじまりの終わり
終わりのはじまり


立ち尽くすその場で振り向いても
何もかわらない
何も残らない
何も始まらない
前を向いて
よく言う言葉
「自分を信じて」
行くしかないんじゃない?

こんな時
迷ってる時
自分が信じれなくなってる
からこそ
立ち止まって
振り返って
しまってるんだ




夏の日 オフコース

2022-08-21 19:06:00 | 僕の音楽日記
The Best of my Life 
の頃のオフコース

鈴木康博さんが脱退してからの
新生 オフコース
小田和正カラーが全面に出たバンドだったけど
整ったコーラス
安定の演奏
そして
小田和正さんの
ハイトーンボイスの曲

MVがドラマ仕立てにしてある
かわいらしさ


「夏の日」
とてもしんみりした気分になる時
夏の終わりによくカーステで聞いて車を流してた

オフコースもニューミュージックというジャンルを確立させた
立役者。
メッセージソングのような
汗臭い70年代前期、中期のフォークの頃も活躍していた
オフコースだが
小田和正さんの
時代の寵児としての活躍ぶりにて
オフコースたるや
世間に認められた
スーパーバンドにのしあがっていた。

都会的なメッセージソングや
リゾートソングなど
カタチを変えて
ニューミュージックというジャンルは膨れ上がっていった
その時代の真ん中に
オフコースはいたように思う。

男と女の愛や恋の恋愛ソングの達人
小田和正さんの珠玉の作品の一つ
【夏の日】

久々にこの季節耳にすると
懐かしさと
時代背景に記憶が溶け込み
なんとも
ほろ苦く小っ恥ずかしい

松本隆風に表現すると
「懐かしい痛みだわ…」とでもいうところか……