明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

悪女 中島みゆき

2021-01-31 19:03:00 | 僕の音楽日記
中島みゆきさんが
ヒットチャート、を意識して、
いわゆる売れる歌い方
好感度をあげ可愛く、歯切れ良く
売れるように狙って
歌って
作られたであろう
「悪女」
シングルバージョン。

これは中島みゆきさん
作品の中にあって
別格
に位置する作品なように感じる
アレンジ、歌い方
メロディLINE
歌詞 どれも見事で
今聞いても古さを感じない


アレンジャーは
80年代大活躍された
船山基紀さん

沢田研二さんの
「勝手にしやがれ」や
田原俊彦さんの
「ハッとしてgood」や、
クリスタルキングの
「大都会」
円広志さんの
「夢想花」
なんかもそう
船山基紀さんは
だいだいデビュー曲を担当することが多いようでした
中島みゆきさんのデビュー曲
「アザミ嬢のララバイ」もそうでした。




1981年10月21日にリリースされた
この歌は
80年代オリコンチャート1位を獲得したシングルレコード80万枚を超えるセールス。

中島みゆきさんの作品には
よく女性の名前が入ってることが
多い。
「玲子」という作品もあるし、

「あの娘」という作品には
ゆう子あい子りょう子けい子
まち子かずみひろ子まゆみ
が出てくる。

さて、「悪女」での
まり子さん…
浮気された男への
精一杯のあてつけと
自分のプライドをみせる
いじらしさと健気さと
侘しさと可愛さを
感じさせる女性像を
まり子さんに授けたわけで

あの時代、女性はまだ今のように
軽やかで、サバサバしてなかった
どこか弱さと影ある所をもちあわせ
男より、上へいく
そんなキャラクターの女性は
出現してなかったわけで
今の時代で
「悪女」という歌のタイトルが
あるとしたら
内容は全然違うだろうと思う。

あの時代
そうそう
悪女、なんて人種はいなかったの
だから、
今の、時代なら…
かなり、居そうな感じだけど
それだけ
男は弱くなって
女が強くなっていった
のだろうと思う。

♫悪女になるなら…
月夜はおよしよ
素直になりすぎる
隠しておいた言葉が
ホロリ溢れてしまう
「行かないで」…

素直な女性は月夜でその
隠していた本性が
現れるのだそうだ…

強がってみても
「行かないで…」と言ってしまう
みたいだ。

今の時代は?
反対に
「勝手に出て行け」?なのかな?

悪女になりたくて、
なれなくて
精一杯悪女のふりをして
一太刀浴びせるつもりが
自分を傷つけてしまった
やるせない
そんな女性。

裸足で夜明けの電車で
泣いてから
この人は
悪女になれたのだろうか

たぶん
なりきれなくて
ポロポロ泣いて、泣いて
悪女になれない
自分に
また、泣けてきてたの
だろう…



白日 KING GNU

2021-01-29 21:34:00 | 僕の音楽日記

バンド名は、由来である動物の“ Gnu ヌー ”が、春から少しずつ合流してやがて巨大な群れになる習性を持っており、自分たちも老若男女を巻き込み大きな群れになりたいという思いから名づけられた

日本語でJ-POPをやる!というバンドコンセプト。

「白日」聴いたことある
メロディ
どこかで聴いていた歌
グループ名と作品タイトルが一致しない
そしてKING GNU(キングヌー)というバンド名も
キングガンと読み違い、覚え違いしていた。
時に人は、興味がないと
はっきり向き合おうとしない故、覚えようとしないもの。
興味が湧かないでいたけど
出会い頭?
何かの拍子で
耳にした
キングガン
ではなく
KING GNU キングヌー

四人組であり、ギターボーカル、そして
作品をつくってるソングライターの
常田大希さん
彼の作り出す音、言葉、
大衆受けする
馴染みのあるどこか聴いたことのある
音だったりするが
この「白日」は
クラッシックの要素が入ってたり、
また、転調して
ハッチャケたロックに進行したり
色んな要素がパーツの良さにみせかけて
飽きのこない仕上がりとなっている。

破壊と構築

新しいものをつくるという
意味において
その作業がないと
作り込めない。

まるで
神にでも
なったかのように
破壊と構築を繰り返す。

どこかで満足することは
楽な作業だし、
大人の仕事なのかも
しれない
しかし、構築する作業は
積み上げていくばかりでなく
破壊させなきゃ
その先へはいけない
もどかしさが存在する

化学反応を待って
さらに新しいものをつくりあげていく
そのゴールを決めるのは
このバンドの場合
常田さんに一任されている
仕組みも面白い。

音作りの職人
とも違う

むしろ科学者のようなそんな
発明と発見を模索する
立場の者のようだ。
バンドも入れ替えがあり、現在のメンバー
四名に落ち着いた。

このメンバーが繰り広げ
起こす化学反応は
王道なものと、
新しい発見のものを
内包した
音と歌詞の中にいきついている。

何かとてつもない 伸び代を、抱えた
怪物のような
グループだ。



狼になりたい cover 根津甚八

2021-01-29 07:14:00 | 僕の音楽日記

好きな俳優さんだった
根津甚八さん
が、歌った
中島みゆきさんの「狼になりたい」

今日4時17分頃満月を迎えた
今年最初の満月
「ウルフムーン」

(送り狼)(羊の皮を被った狼)
(狼少年)
(前門の虎後門の狼)
など
あまり良い言い回しのないたとえに使われる狼。


オオカミになりたい…
男はどこかに
その変身願望を抱えて
日常を過ごしている生き物
なのだろう…
理性というリミッターを
外さないように
辛うじて抑えながら
息を潜めて生き抜いている
そんな危うい人間関係の中

本能の暴走が起こる寸前の
心の葛藤、心の叫びを
見事に表現してる
「狼になりたい」
中島みゆきさんの見事な
作品の一つ。

気弱な男だけど
男を見せたい
見せつけたい

せめて一度くらい
俺だって狼になりたい
いや、なれるんだ
なるぞ!
なるぞ!
その辺の心の動きを
ドラマ仕立ての映像のように
見せてくれている。


俳優である
根津甚八さんが
歌った
「狼になりたい」
どちらかといえば
もう、オオカミになってる
根津甚八さん
(笑)


でも、熱唱が
心地よいです。

♫男はオオカミなのよ
気をつけなさい〜

この歌が聞こえてきそう…





たどり着いたらいつも雨降り cover山崎ハコ

2021-01-28 19:46:00 | 僕の音楽日記

作詞作曲 よしだたくろう

かの「モップス」でヒットした
ロックバージョンも好きだけど

アルバム「元気です」に収録されてるアコースティックバージョンも

ほんとに疲れ果てた時
聞くと
沁みるんだなぁ

♫疲れぇ果ててぇぇ〜
いることはゎぁぁ〜
誰にも隠せは しぃないだろうぉ〜
ところがオイラは〜
何のために こんなに疲れて
しまったのか〜


もう…
ほんとに へとへとに疲れて
口に出るフレーズは
やっぱり
「たどり着いたらいつも雨降り」
の歌なのだ。

なんのために…
こんなに疲れてしまったのか?

自問自答。
何のために…

働く…ということは
「はた」〜自分の周りの人たち
を楽にすること
を[はたらく]というのだから…
自分の身を粉にして
動く、働くという事なのだ


それでも…
疲れたぁ〜


今日は何故か穏やかで
知らん顔してる
自分が見える


名曲
「たどり着いたらいつも雨降り」
のcoverは
モップス
氷室京介さん
子供バンド
和田アキ子さん
大友康平さん
THE POGE
そして
この山崎ハコさんが
coverしている

楽しそうに
アコースティックギターでの
演奏でも
ノリノリで歌ってる山崎ハコさんの
このバージョンも
元気をもらえる。

よく、歌いこなしてる。
山崎ハコ節にして、仕上がってる。


On the Road again 山口岩男

2021-01-27 20:32:00 | 僕の音楽日記

毎日 毎日 同じ景色が
流れていき
1日1日が過ぎてゆく
家から仕事場との往復
いい加減見飽きた景色


コロナ禍での自粛で
みんな 口々に
「何か良いことないかな?」
「最近面白いことなんにもない」
フラストレーションも溜まる一方。


最小限、最低限 自粛 
先の見えない
トンネルに入ってような
日々。

我慢なのか、辛抱なのか、

近道なのか 回り道なのか


ぼくらは
再び
道の上を走ることが
出来るのか?
許されるのか?

坂道の向こうに
少しの希望が…
約束の場所が…
あってたどり着ける
のだろうか?

希望という言葉や
夢という言葉は
今の世の中
無意味な、死語なのだろうか
空回りして、空々しい
見せかけだけの
お飾りのような言葉に
なってはいないのだろうか?



やるせなさの その先に
待ち受けてるものは…


♫同じことの繰り返し
色んな夢をみた
そして今夜もまた
on the road again