トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

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2019年 パーフォーマンスの良い MT4 EA

2020-01-01 22:04:15 | 投資

 新年に改まったところで、早速、昨年度のシステムトレードのレビューを行ってみた。

 筆者がMetaGenicFX社に提供したEAの数はそう多くないが、公開後ユーザーのアドバイスを得て、何度もアップデートを重ねてきた結果、そのパーフォーマンスが日々向上していることはうれしい限りである。の中でも、昨年度好成績を収めたEAのうち、3個のEAを取り上げてみたい。 

① Dynamic HiLoBand_MT4EA(順張り型)

通貨ペア GBPJPY 4H(4時間足)運用期間: 2019.01.01~2019.12.31

初期投入資金:US$10,000.00、取引単位:US$10,000.00(レバレッジ 1)

Parameters:EntryType = 0、SLpips = 20、TrailingStop = true、TSpips = 10、TimeFilter = false

利益総額:$1,161.43、PF: 2.34、トレード回数:156、勝率:69.8%

レバレッジ3で運用すると:年間利益率は34.8% 

 

② TrendBlazerOptional_MT4EA(順張り型)

通貨ペア:GBPUSD、4H(4時間足)運用期間: 2019.01.01~2019.12.31

初期投入資金:US$10,000.00、取引単位:US$10,000.00(レバレッジ1)

Parameters: EntryFilter 1、ExitType 2、SLpips = 0、TPpips = 0、

TrailingStop = false

利益総額:$1,203.92、PF: 2.40、トレード回数:44、勝率:59.9%

レバレッジ3で運用すると:年間利益率は36.1%

 


③ MetaGrid_Ameth_MT4EA(逆張り型)

通貨ペア:USDJPY、1H(1時間足)運用期間: 2019.01.01~2019.12.31

初期投入資金:US$10,000.00、取引単位:US$10,000.00(レバレッジ 1)

Parameters: StartLots = 0.01、MaxPos = 5、SLpips = 50、TPpips = 50

その他:省略

利益総額:$947.07、PF: 2.72、トレード回数:78、勝率:66.7%

補足説明

① Dynamic HiLoBand_MT4EA(順張り型)

期間21のHighLow Bandを上下に飛び出したところで、トレンド発生とみなしてエントリー、トレンド相場となりやすいGBPUSDやGBPJPYが狙い目。一旦トレンドが発生すると20~30ピップスは容易に一方向に動くので、トレイリングストップの活用が不可欠となる。損切り値を20ピップス、TSピップスを10ピップスとする設定の効率が良い。 

② TrendBlazerOptional_MT4EA(順張り型)

西山孝四郎(石原順)講師の順張り型手法(標準偏差ボラティリティトレード)に加えて仕掛け及び仕切りのオプションを大幅に取り入れてオリジナル手法の修正を行ったもの。オリジナルでは仕掛けの条件としてボリンジャーバンド、標準偏差及びADXが採用されているが、近年、標準偏差とADXが十分に機能していないことから、この代役としてMACDのオプションを新たに採用した。仕切り(決済)条件としても、オリジナルとともにMACDを含む4種のオプションを追加した。こちらも順張り手法であるから、トレンド相場を形成しやすいGBPUSDが狙い目。オリジナルの西山式設定では、好結果が得られなかったが、MACDをフィルターとした上記設定では、ほぼ満足な成績を残すことができている。 

③ MetaGrid_Ameth_MT4EA(逆張り型)

こちらは、未公開EAで筆者が試験的に運用しているもの。未公開の理由は一部マーチンゲールの手法を含んでいるため、十分なリアル口座でのフォワードテストを経て、MetaGenicFX社とその後の取り扱いを相談することにしている。マーチンゲールといっても最大ポジションは5であり、それぞれに50ピップスの損切り(SL)と、同じく50ピップスの利確(TP)が設定してあるので、リスクは有限である。1千ドルからスタートし、最大ポジション合計は3万1千ドル、全敗しても31000x0.5=$15,500である。しかも、ナンピンのトラップの中ではトラリピのように利益確定を数度にわたり繰り返すようプログラムされているので、上記の損失額が$15,500となることは稀である。一挙に巨額の利益を出すこともないが、損失限定の安全な逆張り手法、ただし、通貨ペアは今のところドル円限定としている。StartLotsは$1,000とする。レバレッジをあげるのは危険!

  1月第2週目から、上記3EAをそれぞれ記載の条件で実口座にて通年運用予定、本ブログ上、月に一度のペースでレビューすることにしたい。 

MetagenicFX: https://metagenicfx.thebase.in/

 

  



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「2019年 パーフォーマンスの良い MT4 EAのGMTについて (長井)
2020-01-15 20:38:02
「2019年 パーフォーマンスの良い MT4 EA」の企画、とても面白いです。楽しみにしています。
4時間を使用されるようですが、ブローカーのGMTにより、日本時間での4時間の刻みが異なるので、日本時間、16時が始値があれば、18時が始値の場合もあります。GMTの値も記載いただくと助かります。
よろしくお願いいたします。
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Unknown (管理人)
2020-01-23 10:57:44
ご報告ありがとうございます。
プログラムの内容を再検討いたします。
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