トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

FX Happy福袋

2022-01-04 12:10:05 | 投資

 今年こそは、FXで期待以上の成績を残しVery Happy Yearにしなければと考えてしまうのは、どのFXトレーダーにとっても常のこと。そのトレード・システム作りに励む筆者にとっても、精いっぱいの努力をして一般のトレーダーに評価される存在になりたいというのが、本年の年頭の誓い且つ願いであります。

 昨年末に、一般のFXトレーダー達の成功例を調査した中で、ちょっと他言を憚るような事例がありました。過去に高額の税額を払った(払わされた)例や、もうけ過ぎてFX会社から強制退去させられたり、レバレッジを落とされたりした例を発見しました。

 調査例は少なかったのですが、いずれにも共通していたのは自動取引を行っており、その取引システムには何らかの方法でマーチンゲールを組み込んでいるということでした。調査対象外ではありましたが、一般トレーダーで年々着実に税務申告している人にはトラップ・リピートイフダン(トラリピを主とするgrid取引)の利用者が多いということでした。トラリピについては、このブログにて繰り返し述べておりますので、ここでは割愛いたします。

 マーチンゲールEAについては、このブログでも採り上げたことがあります。海外口座にFXPROというのがありますが、そこで連続2ヶ月最高益を記録したEAに関したものです。そのアルゴリズムに安全性を付け加えたEAを筆者が作成、ブログで発表し試用希望者に無償配布いたしました。ご試用者からは大変な好評をいただいたのですが、筆者の付加した安全機能だけでは1年に1~2回はいわゆるドボンに陥ってしまうのを避けることが難しいのです。例の高額納税(脱税)者は、海外のハイレバ口座で半年程度運用し、たまたまその期間中にはドボンで強制退去されることがなかったのです。筆者作成EAも一部から好評をいただいたとはいえ、とても一般公開できるものではありませんでした。

 もう一つの例は、こちらも海外口座を利用したものですが、ハイレバで運用していたところ、突然レバレッジを下げられて、実質的にはその業者での取引をあきらめざるを得なかったというものです。累積利益はさほど大きくないのに、半ば強制退去させられた理由は、あまりにも利益率が高く、しかも、安全性が抜群に高いからでした。

 ナンピンを覚悟のマーチンゲールで安全性が高いとは、一見矛盾しているように聞こえますが、その秘密はナンピンの途中でもヘッジを並行して繰り返していることでした。ナンピンによる含み損は並行するヘッジ取引で実現益として証拠金を増大させているのです。フルカバーとは参りませんが、含み損は実質大きく減少するので安全性は格段に上がります。そのことに気づいたFX業者はそのトレーダーを追い出しにかかったということです。FX業者の多くは顧客の注文を市場でカバーしていない実情がはっきりとする事例でした。

 ヘッジ戦略の併用ということがはっきりしましたが、上記の強制被排除者によるとそのEAは2個のEAで構成されているようです。一方は、マーチンゲールEAで他方はヘッジ用のEA(又はScript)ということです。いずれにせよMT4では1個のチャート上では2個のEAは利用できないので、同じ通貨ペアのMT4チャートを2個開いて、それぞれのチャートでマジックナンバーを変え、EAを各別にて運用しているとのことでした。

 こうなると、職業柄製作意欲に火が付いてきました。先行者が、EAの2個別個運用ならこちらは1個のEAに統合してみせる、加うるに、海外FX会社限定ではなく、レバレッジ25の国内業者でも安全運用できるように配慮したいというのを目標としています。

 全体の設計構想はもう描き終えましたので、後はこれをMQL4でプログラム化するだけとなっています。新年の福袋となるよう頑張りたい、青山大の新年駅伝ビデオを見ながら決意を新たにしています。

 

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