トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

私のMT4チャートセットアップ例

2018-09-24 13:52:13 | 投資

 最近の筆者のFXチャート展開は、順張り・逆張りの両方に対応することのできるセットアップにしている。西山孝四郎(石原順)氏のセミナーを参考に講師の採用されている相場分析指標をMT4システム上でプログラム化するとともに、さらに改良を加えたものとなっている。(GBPUSD 1H足)

① 順張り用指標

 西山講師採用の順張り指標は、ボリンバーバンド(BB21)、ADV(14)、標準偏差(StdDev26)、の3種が採用されているが、上記チャートではそのいずれも単独では表示されていない。なぜなら、それらはすべてサブチャート最下2段にある2個のインディケータに集約されているからである。講師の言われるADX、StdDevが同時に上昇している状態(トレンドありの状態)では、下から2番目のインジが濃い青色に表示される。ADXとStdDevのいずれかが上昇しているときには淡い青色に変色する。現在のバーでは濃淡いずれの青色も表示されていないから、トレンドは発生していないということである。 一方、最下段のインジでは、ローソク足が終値ベースでBB +σ1を上回っていれば赤く、逆に-σ1を下回っていれば黄色く変色する。現在のバーでは、赤・黄いずれの色も表示されていないから、こちらからも現在はトレンド相場ではないことがわかる。結局、現在相場がトレンド相場にあるかどうかは最下段の2個のインジを見ればよく、濃い青と赤色が重なれば買い、濃い青と黄色が重なれば売りエントリーのチャンスとなる。ローソク足自体も最下段の色と同じに表示することができるインジも開発しているが、上のチャートではローソク足のままにしている。(陽線・陰線の判別も重要)

 ② 逆張り用指標

 メインチャートに表示されている7本の曲線はATR Channelと称されるインジであり、ボリンジャーバンドではない。MT4には標準搭載はされていないが、逆張り用インジとして知られている。見やすいように筆者の方で最上段と最下段のバンドに色付けをしている。赤い帯に入ったら売り、青い帯に入ったら買いという典型的な逆張り戦略に利用される。サブチャートにはMT4標準搭載の%R(49)を表示している。西山講師はADXとStdDevを補助的に採用されていて、両指標が平坦もしくは下降に入ったのを見て、逆張りを仕掛けることを提唱されている。上のチャートを利用するとすれば、下から2番目の濃淡青が無色になれば、トレンドが終了してレンジ相場に入ったと判断されている。筆者が補助的に使っている%RはRSIと同様に利用すればよい。

  このチャートによるとGBPUSDは現在逆張りのチャンスということになるが、本日東京市場は祝日休場、欧州市場に入るのを待ちたい。

(注)照会のインディケータはMetaGenicFX社にて「西山孝四郎(石原順)順張り逆張りMT4キット」として公開中。https://metagenicfx.thebase.in/