トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

西山孝四郎(石原順)の順張りEAを自由自在に操る

2018-08-12 00:12:34 | 投資

 8月10日付ブログにて案内の通り、西山式順張り手法で使用される3個のインディケータ、ボリンジャーバンド(BB)、標準偏差(Stddev)及びADXをエントリーのフィルターとして自由に組み合わせることができるEAを完成させました。 

 すでに開発・公開済みのオリジナルEAはそのままに据え置き、別個のEAとして、オリジナルEAに追加Extra版としてパッケージしたものです。西山式順張り手法は、様々な通貨ペア・取引時間軸で利用されており、最適なフィルターの組み合わせにつき、過去検証を通じて事前に探索することを可能としています。MetaGenicFX社によれば、Extra EAを含んだTrendBlazer_MT4EAは従来価格を維持するとともに、オリジナル版EAをすでにお買い求めの方には、ご希望に応じて別途無償にて進呈するとのことでした。Extra EAの開発の趣旨及びその利用法は下記の通りです。(追加商品説明書より) 

         TrendBlazer_MT4EA_Extraの公開とその利用方法 

はじめに  

 弊社にて開発・公開中の西山孝四郎(石原順)提唱順張り手法は、TrendBlazer_MT4EA_V3としてご愛用いただいておりますが、この度、ご利用者様からの要望にお応えし、オリジナルEAはそのままに据え置き、これに加えて、新たにエントリー条件に数種のオプションを持たせたTrendBlazer_MT4EA_Extraを開発・公開することとなりました。 

一、目的 

 オリジナルEAは西山講師の手法に忠実に従ったものでありますが、昨今の利用例としては、日足未満の時間足トレードにて活用される場面が多くなっております。その結果、ADXと標準偏差(StdDev)がともに上昇するというエントリー条件を待っていては、出遅れてしまうという声が寄せられています。ADXとStdDevの一方が上昇をしていれば十分ではないかとか、中にはローソク足がボリンジャーバンド(BB)σ±1を飛び出せばエントリーをし、その後はトレイリングストップ(自動・手動)を適宜利用することにより、ダマシに対処しているとの実績のご報告も受けております。今回のExtraバージョン公開の背景にはこうした事情があり、西山講師のオリジナル順張り手法は尊重しつつ、新たにエントリー条件として4種のオプションを追加しております。オリジナルEA同様ご利用いただきますようお願い申し上げます。 

二、エントリー条件の変更 

 オリジナルEAでは、第一のエントリーシグナルとして、ADXとStdDevを採用しています。そして、BBσ±1からの終値での飛び出しをフィルターシグナルとして追加第二条件としています。換言すれば、ADXとStdDevが上昇し始めた際、ローソク足の終値がσ±1を飛び出していれば、買いまたは売りのエントリーとしておりました。 

 Extraバージョンでは、上記エントリーシグナルとフィルターシグナルとを逆にしています。価格のBB±1の突破を第一エントリー条件とされたいトレーダーのご要望にも対応するとともにADXとStdDevを組み合わせ自由のフィルターシグナル(追加第二条件)といたしました。ADXとStdDevの組み合わせを単独使用から両者使用まで4種のオプションから自由に選択可能といたしました。BB±1の突破のみをエントリー条件とするオプションを加えると、計5種からエントリー条件を選択することが可能となっています。 

 換言すれば、終値ベースでローソク足がBB±1を突破した際、ADXやStdDevをフィルターとして様々な組み合わせで利用することが可能となり、通貨ペアやトレードする時間足に応じた最適の条件を適用することができます。トレーダー個人が事前にバックテストを行って最適条件を探索することを可能としております。エグジット条件はオリジナルEAと同じです。 

三、TrendBlazer_MT4EA_Extraの利用方法  

 ダイアログボックスを開くと、次のような設定画面が表示されます。

 オリジナルEAと異なるところは以下の2点です。

① フィルター利用の有無

 デフォルトではADX、StdDevをフィルターとして使うことになっています。もし、BB±1突破のみをエントリー条件とする場合は、これをfalseとします。 

② フィルターの種類

 フィルターを使う4種のオプションは、最下段の「Filter_ Type」から選択します。0はADXのみ上昇、1はStdDevのみ上昇、2はADXまたはStdDevのいずれかが上昇、3はADXとStdDevの両方が上昇となっています。デフォルトは3となっており、これはシグナルの使い方は逆になっていますが、西山式オルジナルと限りなく同一視できるオプションとなっています。 

以 上 

*  TrendBlazer_MT4EAはMetaGenicFXにて取り扱っています。

https://metagenicfx.thebase.in/