トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

MT4で自動売買ーこんなに簡単VPS無料体験

2018-03-24 20:46:12 | 投資

 MT4で自動取引をするとなると、外部コンピュータ(VPS)をレンタルしなければならないという考えが頭をよぎる。ついつい、そんな大げさなことまでして自動取引などしたくないという結論となるのが通常である。 

 外国為替取引が活発になるヨーロッパ時間帯からニューヨーク時間帯の数時間にかぎってFX取引を行うデイトレーダーであれば、VPSをレンタルしなくても自分のパソコンで自動取引ソフト(EA)を走らせることができる。パソコンのスイッチを切らなければよいだけのことだから、現実にそのような形で自動取引を楽しんでいる人は多い。彼らにとっても、自分で決めた取引条件を見逃すことなく適格に市場参入するのは神業に近いから、そのような作業を忠実にこなしてくれるEAの存在は大変ありがたいものとなっている。 

 MT4システムを採用する日本のFX業者のほとんどは、外部コンピュータ業者と連携しており、ほぼ2ヶ月間無料でVPSサービスを提供してくれている。FX業者に本口座を開いていれば、ホームページから簡単に申し込むことができるから、食わず嫌いの人も一度デモで試してみられることをお勧めする。VPS上の取引画面には、パソコンから随時アクセスが可能であり必要に応じて自動取引の状況を監視することや制御することができる。自己のパソコン環境と異なるところはない。 

 実は、筆者も上記経過をたどってVPSのお世話になっている一人だ。因みに現在の取引画面を紹介すると、次のようになっている。上図は全体の画面、下図はEURUSDのペインの拡大図

① 全体図

 自己のパソコン上では12個の通過ペア表示にしているが、VPSでのメモリーは1ギガに限定されているので、6ペインの表示にしている。また、インディケータの数も必要最低限に絞っている。右端の2ペインは情報表示やEA操作のために使っている。US30(ダウ)とJP225(日経225)の価格表示だけはされているが、ローソク足は消している。右上のペインはロンドン・ニューヨーク・東京の時間表示(夏冬時間の切り換え可)、右下のペインはEA操作のためであり、EAを日本時間午後3:36から翌日午前4:00まで稼働させ、その他の時間帯では停止させるようにしている。

② 拡大図

 3月23日午後11時過ぎのEURUSD1時間足の画像。前の記事で紹介した西山孝四郎講師の順張りEAがポジションを取った直後のものである。終値ベースでローソク足がBBσ+1を上回り(赤)、ADXと標準偏差(StdDev)がともに上昇中(濃い青)で正確にポジションを取ってくれている。トレイリングストップ(TS)をオンにしているので、ストップラインがエントリー価格を上回ってきており、含み益状態となっている。相場はその後下げに転じBBσ+1を下回ったため、本来ならば手仕舞いシグナルでトレード終了、若干の損失ということであるが、今回はトレイリングストップに助けられ、微益で終わることができた。TSは必ずしも利益の極大化には繋がらないが、この場合はプラスに働いたと云える。 

 せっかくMT4を始めたのであれば、自動取引も一度経験してみる価値がある。食わず嫌いが治まってくると、そのうちプログラムを自分で作りたくなってくるものだ。