こちらはヴィクトリアン時代の有名ジュエラー“Goldsmiths & Silversmiths Company”や“Mappin&Webb”など、ジュエラー数軒のカタログをまとめた書籍、ホームページのLibraryのページにも掲載している“Victorian Jewellery”です。今日、思い立って、「そういえば似たものが見つかるかも？」と思いながらページを繰ってみると…
19世紀後期のイギリスで流行した星や月などの自然界にあるモチーフのジュエリー。そのひとつが、こうした星の瞬きを表現した「スターバースト」と呼ばれるジュエリーです。こちらは珍しいイヤリング。15Kの地金に天然真珠のシードパールを散りばめたイヤリングです。（オリジナルと思われるイヤリング金具は9Kです。）“Goldsmiths & Silversmiths Company”の当時のカタログの中に「そっくりさん」を見つけました。6ポンド10シリングって、いったい現代の価値だといくらになるのでしょう？「シャーロック・ホームズ」によると1890年代、「住み込みの家庭教師の女性の月収が4ポンド」を意味する記述がありますので、きっとそうした女性達では手が届かない、「奥様」しか身に着けることの出来ない憧れの品だったことでしょう。
さらにページを繰っていくと…「そっくりさん」ではなく「同じさん」を発見！（サイズもほぼ一緒ですね。）こちらはロンドンのホルボーンサーカスに1869 年創業した“Saunders & Shepherd”のもの。このブローチの裏側には「18」の刻印があり、「18K」であると認識していましたが、これで18K製であることを改めて確認しました。弦の部分が本当の弦のように、極細のゴールドを撚り合わせて作ってある点もポイント。きっと音楽の好きな女性の持ち物だったのでしょうね。
【ゴールデンウィーク中の営業日】
4月29日（土・祝）
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5月1日（月）
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5月4日（木・祝）
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5月10日(水)～14日(日)
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