今日は予定していたお花のお手入れを終了。後は値札を付けるだけになりました。このお花、商品にするまでが本当に大変で、まず100年の埃を払い、潰れたお花はふっくらさせ、ワイヤーで出来た茎を動かして全体の形やお花の向きを整えます。他にも、ボロボロになった葉っぱが付いていたらバランスを見て切り取ったり。お得意のアイロンが掛けられない商品だけに、アンティークの雰囲気を大切にしながらも「ピシッ!」とさせるのが結構大変。
こうしたお花は、元々は皆お帽子のデコレーションですから、同じく帽子の飾りだった羽根から落ちた細かな羽毛だらけのことが多く、その細かな羽を取るのも一苦労。改めて「19世紀当時の淑女は本当にこんなお花や大きな羽根飾りの帽子を被っていたのね。」などと思ったりしています。
手を掛けてあげるとお花もぐっと魅力的に!そんな作業をしながら、「前世は帽子のデコレーションをする職人だったのかも?」などと想像するのも楽しいものです。