さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

行ってきました!!

2009-09-03 | アンティーク

20090903

 今日は懸案のラリック展へ行ってきました!!このラリック展は6月から開催していて、度々東京に足を運ぶ私達は、前々から行こう行こうと思っていたのに、仲良しのラリックを専門に扱うディーラーさんからチケットもいただいていたというのに、来週月曜日の閉幕直前になってやっと行くことが出来ました。

 そういう今日も、昼過ぎまでいつもお世話になっている銀座アンティークギャラリーにお邪魔して楽しく世間話などして、その後、銀座でゆっくりお昼を食べ、午後3時過ぎにようやく銀座を出発。美術館は午後6時までやっているから大丈夫!なんてゆっくり構えて出掛けたのですが…。

 まずナビを頼りに、車で会場の国立新美術館まで行ったのですが、けっして銀座から遠い場所ではないにもかかわらず、慣れない東京の起伏に富んだ細い道にギブアップ。クネクネ、クネクネ走れども、なかなか着かず。やっとの思いで到着し、近くにパーキングを見つけ、ようやく美術館へ到着しました。(この時点で既に午後4時過ぎ。)

 会場に入ると、小さなジュエリーを見るのに沢山の人が行列を作っていて、今更ながらびっくり!東京って、本当に沢山人がいるのですね。実は、一昨年パリのリュクサンブール美術館でラリックのジュエリー展を見たのですが、その時はアール・ヌーボーの雰囲気溢れるラリックの素晴らしい装身具が沢山集められていたにもかかわらず、さほど込んでいた記憶がなかったため、今回もその時のような会場の雰囲気を想定していたのです。ですが、ラリック専門のディーラーさんが「こんな回顧展はもう日本で開催されることはないだろう。」とおっしゃっていたとおり、ジュエリーあり、ガラスあり、そのガラスもアール・ヌーボーからアール・デコへの変遷が分かるような展示、そして食器に建築、果ては一世を風靡した車のラジエーターキャップとその車まで幅の広いセレクション。ひとつひとつ丁寧に見た私達は、展示の終わり頃にはもうヘトヘト、ぐったり疲れて美術館をあとにしました。

 このオルセー美術館から来たプリカジュールのケシの花のハットピン、それは素敵でしたよ!もし見に行かれたら、是非後側に回って、光を透過させた表情も見てくださいね。

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