さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

我が家のイベント

2007-11-28 | 日常生活

 一昨日の26日から、はるばる熊本より遊びに来ていた河村の母ですが、今日三日間の日程を終えて熊本へと帰って行き、我が家の一大イベントも無事終了となりました。

 今回のスケジュールは、一昨日にまず空港へ迎えに行ったあと、岐阜でお墓参り。そのまま高山へ向かい三人で高山泊。昨日は、半日高山の古い街並みを楽しみ、名古屋へ帰ってきた後、三人で一緒に夕食、そして今日は私の両親も交えて昼食を共にし、夕方また空港へ送りました。

 名古屋や岐阜近辺の方はよくご存じだと思いますが、岐阜県の中心にある高山は木曽の山に囲まれた小京都、川の流れる趣のある街で、古い街並みが続く路地があったり、美々しい屋台が引き回される春と秋の高山祭りは有名、歴史ある美しい街です。

 名古屋よりも数段冷える高山の街ですが、河村の母はもちろん初めて、私達もゆっくり街を歩くのは初めてです。「寒いね~。」と言いながらも、古い街並みが興味深く、ブラブラ歩くのにはうってつけで、朝市を冷やかしたり、本来は高山祭りでしか見ることが出来ない屋台を屋台会館へ見にいったり、のんびり過ごしました。

 毎度のことですが、こうして美味しいお料理を食べたり、温泉に行ったり出来るのも、河村の母が遠い熊本から来てくれるからこそ。河村と一緒に空港まで送り、ゲートへと消えていく義母の後ろ姿に「あと何回、お母さんと会えるかな。」と河村が呟いていたのが印象的でした。

 さぁ、明日は、明後日から始まる名古屋でのフェアの準備にとりかかります!

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伝統的建造物群保存地区の町並み。こんな格子が続く渋い街並みは、まさに「生きているアンティーク」という感じ。もちろん今も現役、どのおうちも実際に使われています。

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こちらは同じく古い街並みの中にある歯科医院。玄関の赤松の木が立派です。一体どんな機材で治療しているのでしょう?まさかアンティークの機材ではないですよね?

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地方の骨董屋さんを覗くのは私達の旅の楽しみのひとつ。高山の街の中には和物を扱う骨董屋さんがいくつかあり、今回もちょっぴり覗いてきました。このお人形屋さんはお休み中で見ることが出来ず残念、でも愛嬌のある大きな招き猫に思わず寄って行ってしまいました。

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干支を模した可愛い布小物。高山の古い街並みの中で見ると、また風情があります。来年はねずみ年ですね。あなたはなに年ですか?

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高山の街の中にはなぜかやたらと酒屋が多いと思うのは私だけ?酒屋の軒先には、必ず杉の葉を玉にした酒林(さかばやし)が吊るされています。なんでも、昔は新酒が出来ると新しい酒林を吊したのだとか。旅館でいただいた「鬼ごろし」の冷酒、美味しかったです。

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日本三大美祭のひとつに数えられている高山祭りの起源は16~17世紀。こうした屋台が出来たのは1718年頃にさかのぼります。屋台会館では、普段は街の至る所にある倉の中に収められている屋台を順番に展示、祭り以外の時期でも見ることが出来ます。日光の東照宮になぞられて「動く陽明門」と呼ばれるそれぞれの屋台は、まさに飛騨の匠の技そのものの非常に芸術性の高い手の込んだもの。実際に屋台を目の当たりにしてみると、高山祭りの時期に行きたくなりますよ。

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