愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

児童ポルノ法、衆院法務委員会を見ての考察2

2009年06月28日 | 日々の生活
法務委員会の児童ポルノ法審議の中継を見て、Nパパの考察。


これは表現の自由どころか、すべての言論としての映像表現にまで検閲を加えると言っているのと同じなのであって、完全に児童ポルノを利用した言論統制の正当化でしかない。

アグネスの使い方はプロパガンダの最たるもので、涙ですべてをごまかすパターンは実に汚い。単純に実態を知らないものは簡単に騙されてしまう。いわゆる演出そのものだ。
 
泣き落としと言えば公明党の議員が後ろで笑いながら聞いていたくせに答弁の前に目薬さしていきなり、そのときだけ泣く演技をして見せたのにはあきれ果ててしまった。

これまでは、それでも何がしか、善意があるのだろう、子供を守ろうという気持ちを持ってのことだろう、と思っていたが、このシーンをみて私はもう絶対、この人たちは子供の不幸をダシにして利権を手に入れることしか考えてないと確信した。

このやり口は湾岸戦争の時に、クウエート大使の娘に嘘をつかせて議会証言させたのと一緒なのだ。 戦争をしたいがために仕掛けた嘘が何をもたらしたか、今のイラクを見ればわかる。昔からこうしたプロバガンダは政府にとって都合のいい状況を生むのに利用されてきたのだ。

アグネスは被害者を知っている、その子のためだと叫ぶが、現実に単純所持規制がある諸外国でそうした人が助かったことなど無く、逆に犯罪が増え、被害を受けた子の写真よりはるかに多い愛児を愛する気持ちで撮った写真を持つ親までが犯罪者とされるのだ。

現実に日本でも実の親が児ポ法の嫌疑で今、捕まっている。
現行法では売ろうとしたものだけが捕まるので、冤罪の危険はあるものの、まだ誰もが容疑者にされることはないが、法改正がなされると、所持だけで犯罪となるわけだから、もはや、ほとんどの親が容疑者となりかねない。
事件はそのことを示している。性的目的があると自白させて親でも捕まえるということだ。

そのようなやり方で、現実に足利事件では菅谷氏が犯人にされている。あり得ないことのように言っていた人が多かったが、法の専門家が実際に、危惧していたことで、その点を、枝野氏と保坂氏がこの国会中継で実際に告げたことでいかに現実的な危機だかわかったわけだ。

それに対して彼ら(与党議員)の答えはどんな条文の法だろうが警察を無限に信じたらよいとのこと。

足利事件とは違うとか言っていたが、実際に、捜査する側がこいつはロリコンだから犯人だ、と勝手に決め付けたことが菅谷氏がはじめに容疑者にされた理由であり、何でこの法律の施行後は大丈夫だなどと言えるのか。いつでもそのように決め付けられるのは明らかだ。何にも改めないで、さっさと幕引きしようとしている人たちをどうして信用できるのか?
実際に、足利冤罪事件を起こしているのに、それは違うなどと言っても信じられるわけが無い。
 
この法律改正に何も知らずに積極的に協力してきた人々までが運が悪ければ罪に落とされることになるのだ。
 
アグネスが叫ぶ、タイで児童が虐待されている事態が、日本で単純所持を規制することで助かることなど起こりえない。現実に単純所持規制したアメリカが最大の児童ポルノ発信国のままなのだから。それでいてしっかりした司法システムを持ってるアメリカでさえ、たっぷりと冤罪だけは出ている。犯罪者扱いされて自殺した者とその家族の不幸も筆舌に尽くしがたいものがあり、その子供たちの悲しみが決してアグネスの口から出ることは無い。日本でもすでに写メールなどで犯罪者扱いにされる子供たちが出ている。勝手に恋愛の相手を被害者に貶められたり、児ポルノ事件の犯罪者にされる子供まで作っておきながら、不幸を増やすことしかできていない法律が何で子供のためになると言えるのか!
これを偽善と呼ばずしてなんと呼ぶのか!

映画、出版物、大女優だろうと関係ない、今までの映画も本も写真も18歳以下のヌードなら全部捨てるように。これが自由民主党 葉梨康弘議員の発言だ。ジャニーズも児童ポルノだとするのかと聞かれても否定しない。水着グラビアでも定義内に入る。自分の子供時代のアルバムでも駄目。法改正後はアニメ、ゲーム規制 も検討される予定である。

この法律が通れば、我々はすべからく、犯罪容疑者とされ、その先には本当にどうしようもないことになるでしょう。


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