中山1,600mの傾向（朝日杯FSに向けて）

今年これまでに中山1,600mは46鞍行われました。

１）枠は内から0.52と思いのほか内外でそう差はないようです。
２）人気は平均3.50です。1番～4番人気で36勝と人気どおりです。
３）前半千ｍ平均は59.7秒で、それなりには流れています。
４）レースの上がり3F平均が35.4秒に対して勝馬の平均は34.9秒でした。
５）父はロージズインメイが5勝、キンカメ、ジャンポケ、ダイワメジャー
　　フジキセキが4勝です。
６）母父はサンデー7勝、トニービン3勝です。
７）騎手は横典・北村宏が5勝、蛯名・松岡が4勝です。

ここまでが今年の傾向になります。

中山1,600mはトリッキーなコース形態から内有利の印象がありましたが
平均すると有利不利は少ないようです。実際に勝利度数を見てみても
一番勝っているのは8番で後は満遍なく勝馬を出しています。
特に出走頭数が少ないレースもある中で外目の馬も勝っているので
枠順はそう気にする必要は無さそうです。その馬にあった枠というのを
重視したい感じでしょうか。

トリッキーゆえに荒れるのかと思いきや、完全に人気サイドが好走する
ようで、人気しすぎで嫌って妙味ありという邪念は控えたい感じです。

前半千ｍは59.7秒と、阪神より0.5速いです。適性が違うのでしょう。
血統面でも如実に出ているので後述します。

レースの上がりは東京・京都のような速い上がりにはなりにくいようで
勝馬の上がりもレースと0.5しか違いません。前目で流れに乗る器用さが
求められますね。

血統は非サンデー系の天下で、ロージズインメイとかスピードを持続し
ながら最後まで走りきる印象です。瞬発力はそう求められないようです。
が、母父はさすがにサンデーの天下でどこかにサンデーの血が欲しい
感じですね。まぁ今の日本競馬でサンデーの血を持たない方が珍しいですが。

騎手では巧いなぁと思う関東の巧者が揃った印象です。
関西と外国人に席巻されてる昨今ですが、横典や蛯名の意地を見たい
そんな気もします。

朝日杯ＦＳの考察は、重賞メモリアルでレースを見た後に
しっかりやりたいと思います。

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