東京競馬場の傾向（高速化後）

おそらく5月12日（土）から砂撒き高速馬場になったものと判断し、
5月12日～今日までの東京競馬場のレース傾向を把握してみようと思います。
ちなみに5月12日は京王杯ＳＣが開催された日で千四を1.20.1という好タイムでした。
（対象は5/12～今日までの芝全レース27鞍）

○種牡馬傾向
・シンボリクリスエス：４勝（1,400m～2,400m）
・フジキセキ：４勝（1,400m～1,800m）
・ディープインパクト：３勝（2,000～2,400m）

シンボリクリスエス産駒は合うと思ったとおり、高速化後で最多の４勝です。
距離も幅広く勝っており（18）アルフレードにはいいデータですね。
フジキセキは（15）ブライトラインがいますが短い距離でこそというデータです。
ディープ産駒は2,400mで最多の２勝です。まぁ３鞍しか行われていませんが・・・。
もうひとつ2,400mの勝ちは前述のシンボリクリスエス産駒です。
注目のステイゴールド産駒は０勝です。出走馬の数は調べていませんが、
ゴールドシップとフェノーメノにとってはいいデータとは言えませんね。


○母父傾向
・サンデーサイレンス：６勝
・トニービン：４勝

東京と言わず好成績のサンデーとトニービンのみ２勝以上を挙げています。
他の母父はのこり17鞍を１勝ずつなのでぶっちぎりの成績です。
ただし2,400mを勝った母父は、横文字（英語：外国産）かフジキセキでした。
出走馬に母父トニービンはいませんが、サンデーと横文字は多数います。


○騎手傾向
・ウィリアムズ：５勝
・横山典：４勝
・内田博：４勝
・戸崎圭：３勝

豪腕職人ウィリアムズ騎手凄いですね。ベテラン横典に、追える内田騎手。
そして地方のエース戸崎騎手。騎乗機会からすると戸崎騎手が一番凄い気がします。
ウィリアムズと横典に言えるのは思い切って出していき、好位で折り合わせる騎乗
スタイルでしょうか？ヴィクトリアマイルなんか典型的なレースでした。
内田騎手も腕っ節騎手で追えばどこまでも伸び続ける印象があります。
馬場高速化後に関東のエース蛯名騎手が１勝もしていないのは気になりますね。


○枠順
全27鞍だと内から0.54ということで内外の有利不利は無いように感じられます。
ただし今日の最初の芝以外はかなり内枠有利なレースが繰り広げられました。
前半千ｍが61秒を超えるレースが３鞍あり、葉山特別（マイル）で59.5秒と
スローのレース４鞍では全て内枠の馬が勝ち切りました。
馬番は１・３・３・５で、位置取りも３番手以内からの抜け出しでした。
ハイペースとなった３歳未勝利は後方から８枠の馬が差し切ったように
相当なハイペースにならないと後方待機の馬は厳しい馬場と言えそうです。
スローから平均ペースなら前（内）圧倒的に有利な土曜日でした。

一世一代の晴れ舞台・東京優駿の展開がどうなるか？一生懸命展開予想し、
ＮＨＫマイルカップのようなスローか、オークスのような激流か、流れを読み
その流れで好走しそうな馬を体調枠順を加味し選んでいきたいと思います。
今年は皐月賞までが道悪の厳しいレースが続き、見えない疲れも気になります。
応援したい馬、好きな騎手、色んな思いも混ぜ込んで予想していきます。

　
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体調良さそうな馬（目黒記念）

東京優駿があまりに大きな存在のため目黒記念はおろそかになりますが、
ダービー外れてこっちが当たる救いのレースになるかもしれないのでちゃんと
いつものルーティンは行おうと思います（笑）

◎とても良い
（18）トレイルブレイザー
（14）スマートロビン
（８）エアポートメサ

○良い
（５）タッチミーノット
（16）ユニバーサルバンク
（９）トウカイパラダイス
（６）マイネルアンサー

現在１番人気となっているトップハンデ馬のトレイルブレイザーですが、
ドバイ遠征取り消し後の初戦ということで仕上がりが気になりましたが
坂路とＣＷで熱心に乗られ、最終追い切りの動きも良く大丈夫と思われます。
池江厩舎としては本数が多く、急仕上げの感もありますが・・・。

スマートロビンも松国流坂路スパルタで乗り込み豊富です。１日３本なんて日も。
時計も速い時計が出始めており、スパルタに馬が応えて成長しているかもです。
最終追い切りは自己ベストも出ています。

条件馬ですが前走勝利しここに挑むエアポートメサも順調そうです。
間隔が詰まっていますが坂路でしっかりと動けているようです。軽ハンデでどこまで。

タッチミーノットは２本と本数が少ないですが、最終追い切りの動きは良く見えます。
ユニバーサルバンクはＣＷとポリトラックで乗り込まれ、最終はいい伸びでした。
トウカイパラダイスの最終追い切りの坂路はそれなりに動いています。
超久々のマイネルアンサーは休む前同様にプールと坂路でしっかり乗り込まれ
最終坂路は自己ベストの時計でした。終いのもたつきが休み明けっぽいですが
乗り込み豊富で最初から走れる気がします。

2,400mのダービーと2,500mの目黒記念はたった100mの距離の差ですが、
スタート地点が100m下がるだけで、スタート直後に上り勾配が現れるため
スタミナが問われるというのが定説です。馬場や過去から速めに馬券を決めて
東京優駿に集中しようと思います。

　
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体調良さそうな馬（東京優駿ダービー）

東京優駿も全馬チェックです。
皐月賞を目指して仕上げられた馬がダービーで更なる上昇があるかに注目したいと思います。
ここが初夏の最大目標でこの後のことは考えていないメイチ仕上げに期待ですね。
古馬の秋冬王道路線でいうとダービーは有馬記念のような位置づけでしょうか？
体調維持できている馬やさらに調教を強められる馬を探します。


◎かなり良さそう。　○普通。　△怪しい？

（１）スピルバーグ：○
プリンシパルＳから日が無いということで馬なり調教のみですが、最終追い切りの
坂路の動きはそれなりに見えました。

（２）ヒストリカル：◎
皐月賞をパスしここ１本に絞ったということで一週前と最終追い切りと一杯に追い
坂路で抜群の動きを見せました。特に最終追い切りは坂路50.7秒の好時計で
終いも12.3秒と脚力があるところを見せました。急仕上げなのかな？とも思いましたが
最終追い切りの時計と動きを見てこれならいきなりと思い始めました。

（３）ゼロス：△
悪くないとは思いますが、ポリトラックなのでもう少し時計を出して欲しかったです。

（４）ジャスタウェイ：△
ＮＨＫマイルカップからということで日程は詰まっていますが、やはりダービーです。
もう少し速い時計を出して欲しい気がします。特に今の栗東坂路は時計が出るだけに。

（５）ベールドインパクト：○
そこそこの坂路時計と最終追い切りのＣＷの動きは良いと感じます。
中２週と間隔が詰まった中ではいい調教だと感じます。

（６）ゴールドシップ：△に近い○
一週前までは◎でしたが、最終追い切りを馬なりで遅い時計で済ませたのが気になります。
皐月賞までの２連勝は最終追い切りは坂路で一杯にやられていた馬です。一週前の坂路で
一番時計を叩きだした反動や心配があるのではないかと疑いたくなります・・・。

（７）コスモオオゾラ：○
坂路でしかやれなかった？馬が南Ｗでもの凄い動きを見せたのが一週前でした。
最終追い切りも期待したのですが、一週前の凄みが感じられませんでした。よって○まで。

（８）ワールドエース：○
一週前の坂路の動きはそれなりで、最終も坂路かと思いきやＣＷを使ってきました。
手応えは完全にトーセンホマレボシに見劣るものでしたが負荷はかけられたようです。
なんとなく回復に時間がかかって急仕上げなのかなぁという気もします。

（９）エタンダール：◎
青葉賞後もすぐにプール調教を開始し、一週前は坂路で自己ベストのいい時計を。
そして最終は異例の火曜追いで左回りＣＷでためを効かせ最後の伸びは鋭いものでした。
府中の左回りにあわせた藤原厩舎の勝負仕上げ！馬もパワーアップしている気がします。

（10）ディープブリランテ：◎
岩田騎手が付きっ切りで乗り、一週前のＣＷが凄い動きで好時計を叩き出し
最終追い切りは坂路で自己ベストを更新する切れのある動きを見せました。
体調に関しては申し分無さそうです。調教ではためも効いているようで折り合いも大丈夫？

（11）フェノーメノ：○
順調に乗り込まれています。南Ｗでそれなりの動きと時計ですが、もう少し終いを
伸ばして欲しかったので◎まではしません。

（12）トリップ：◎
ＣＷで入念に乗り込まれて運動量は相当あります。一週前のＣＷも長めからしっかり負荷を
かけられ、最終も長めを乗られ最後までしっかり動けていました。
完全ノーマークでしたが、ちょっと気になり始めた感じです。

（13）クラレント：○
ＮＨＫマイルカップの激走？を信じきれないところですが、坂路の動きはそれなりでした。
デイリー杯もレベルは決して高くないと思っているので厳しいとは思うのですが、
この馬がどんな馬か掴みきれていないのも確かです。

（14）トーセンホマレボシ：◎
中２週で最終追い切りのＣＷ以外に速い時計はありません。が、最終追い切りは
僚馬ワールドエースと併せて、手応え楽に併入していました。
ＣＷ追いになって結果が出た馬で、最終の時計は自己ベストを更新するものでした。
高速馬場適性は既に証明済みなので、レコード反動が無ければ怖いです。

（15）ブライトライン：○
ＣＷで猛時計を叩き出しました。終いもう少し時計を詰めて欲しかったところですが
体調は凄くいいと感じます。

（16）モンストール：○
ポリトラックでしっかり動けています。間隔が詰まっているためこれだけ動ければ
十分だとも感じます。

（17）グランデッツァ：◎
皐月賞の１番人気馬が体調大幅上昇しているようです。
２週前は坂路で終いまで加速する理想的なラップで好時計を叩き出し、１週前は
ＣＷで自己ベストを更新する素晴らしい動きを見せました。
最終でも折り合い十分に終いまでしっかり脚を伸ばし体調は上昇していると感じます。

（18）アルフレード：◎
一週前はオークス出走のアイムユアーズとポリトラックで併せて気持ち良さそうに走って、
最終追い切りは坂路で先輩馬と併せ、軽く好時計を叩き出しており体調はアップでしょう。
　　
　
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